SSブログ

ハワイの新聞記事から その215 1961年 カメハメハ~ハワイ製のナイロンニットのスイムスーツがデビュー(6) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

引き続き、
カメハメハ・ガーメント社に
関する記事をお送りします。
現在は、1961年のホノルル・
アドヴァタイザー紙に
掲載された記事を翻訳中です。

****************************

スクリーンショット 2022-08-31 224244.jpg

A61.kamehameha 5.jpg

葉っぱ柄---ナイロン・ニットの
プリント柄の1つは、
明るい色のバナナの葉である。
この水着は、
背面の襟ぐりを深くした、
袖なしのデザインになっている。

****************************

『1961年 カメハメハ~
 ハワイ製のナイロン・ニットの
 スイム・スーツがデビュー(6)
 文/クレオ・エヴァンズ

 コットンの水着、
そして今では
ナイロン・ニットの
水着もあるが、
そのような水着だけではなく、
同社は幅広いラインの
ハワイアン・スポーツウェアを
製造している。

 彼らはナイロン・ニットの
スイム・スーツを
1型だけ作っている。

それは、
裾がスカート風になった
細身のスイム・スーツである。

「みんながワンピース型の
女性用水着を見せるけれど、
必ずしも全ての人が
それを着られるわけではないと
いうことが、
これまでの経験から
分かっています。

裾がスカート風になった
スイム・スーツなら、
そういう人も着られます。」と
ブライナー氏は説明した。

 このスイム・スーツに
関する内幕話には、
実際より良く見せてくれる胴部と
完全に裏地が付いた前部のための
フレンチ・ブラ・カップも
含まれる。

誰にとっても
最良のニュースなのは、
この水着が
16ドル以下であることと、
8号から16号までのサイズ幅が
用意されていることである。

 この水着は、黒地に、
バナナの葉、ジンジャーの花、
タパのボーダー・パターンの
3つのいずれかの
プリント柄入りで作られている。』


(次回に続く)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ファッション

ハワイの新聞記事から その214 1961年 カメハメハ~ハワイ製のナイロンニットのスイムスーツがデビュー(5) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

引き続き、
カメハメハ・ガーメント社に
関する記事をお送りします。
現在は、1961年のホノルル・
アドヴァタイザー紙に
掲載された記事を翻訳中です。

****************************

『1961年 カメハメハ~
 ハワイ製のナイロン・ニットの
 スイム・スーツがデビュー(5)
 文/クレオ・エヴァンズ

 日本からの輸入品が
入手できなくなった戦争中に、
ハワイアン・プリントは
「一本立ちした」。

 これもまた
成功物語である。

ファブリック・デザイナーたちは
初期の、けばけばしい花柄や、
標語がちりばめられた柄から、
趣味の良い、
注意深くデザインされた
ハワイアン・モチーフへと
進歩を遂げたのである。

 ブライナー夫妻は、
これまでに60万ヤード
(訳注:54万8640メートル)
以上を生産したプルメリア柄を
誇りとしている。

「7年間売れるものを作るなんて
めったにないことですよ。」と、
6人の絵描きを雇っている
ブライナー氏は言った。』

****************************

今回は水着の話ではなく
プリントの話なので、
意味のある内容だったと
思います。

・日本からの輸入品が途絶えて
 自分たちでハワイ柄を
 デザインするようになったこと

・けばけばしい花柄や、
 標語がちりばめられた柄から
 趣味の良い、
 注意深くデザインされた
 ハワイアン・モチーフへと
 進歩したこと

・プルメリア柄は
 (1954年から61年までの)
 7年間で60万ヤードの
 大ヒットを飛ばしたこと

・1961年時点で
 6人の絵描きを雇っていること

ちなみに、ここに出てきた
プルメリア柄というのは、
おそらく、
ヤフオクでもよく見かける、
こちら ↓ でしょう。

s-DSCN1943.jpg

(筆者コレクションより)


古着市場で、色違いが
たくさん見つかることからも
ヒットした柄だと
推測できます。

i-img900x1200-1632233078imu0w9806103.jpg

i-img1200x1200-15893749383krggr2380.jpg

il_1140xN.3288269520_1wmm.jpg

(過去のヤフオク出品物より)


それにしても、
6人の絵描きというのは
誰なのでしょうね?
名前を知りたいものです。


(次回に続く)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ファッション

ハワイの新聞記事から その213 1961年 カメハメハ~ハワイ製のナイロンニットのスイムスーツがデビュー(4) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

引き続き、
カメハメハ・ガーメント社に
関する記事をお送りします。
現在は、1961年のホノルル・
アドヴァタイザー紙に
掲載された記事を翻訳中です。

****************************

『1961年 カメハメハ~
 ハワイ製のナイロン・ニットの
 スイム・スーツがデビュー(4)
 文/クレオ・エヴァンズ

 プリント生地の迅速な成功が
あったおかげで、彼らが
「プレイスイム」と呼んだ、
ハワイで最初のスイムスーツは
生まれたのである。

 前面に二列のボタンが付いた
水兵のトラウザーと同じように
仕立てられた
ショートパンツ付きの
ツーピース・スーツのことを、
ハワイの人々は
覚えているだろう。

 同じ頃、大成功を享受した、
体にフィットした
ハウスコートのこともまた、
ハワイの人々は
覚えているだろう。

彼らはスイムスーツの他に、
このハウスコートも
作ったのである。

 「我々はこのコートひと型を
2年間作りました。

それは、我々が日本から輸入し、
ほかの誰も手に入れられなかった
42インチ幅の布地から
作られたので、
当社だけのものです。

我々は実にたくさんの
コートを作りました。」と
ブライナー氏は回想した。

「そのため、タロン社
(訳注:ジッパーのメーカー)は
我々のことを、
1937年に、長いジッパーを
最も使う会社と
命名したほどです」』

****************************

スクリーンショット 2022-08-31 224858.jpg

paradise of the pacific.jpg

(1930年代末頃に撮影された
 女性が着ているショート
 パンツは、水兵のトラウザー
 =セイラーパンツのように
 ボタン留めになっている。
 ~筆者コレクションより)

****************************

上の記事に出てくる
ハウスコートというのは、
おそらく室内用の
ガウンのようなものだと
思われます。

また「日本から輸入した
42インチ幅の布地」が
どのようなものかは
この記述からはわかりませんが、
おそらく、シルクか縮緬の
プリントの生地で、花柄などの
キモノ柄だったのではないかと
筆者は推測します。


(次回に続く)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ファッション

ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ(204)新出品&終了間近のアロハシャツ [ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ]

本日は週末なので、恒例の
「ヤフオクで見かけた
ヴィンテージアロハシャツ」
をお届けします。

今回は「新出品&終了間近の
アロハシャツ」をご紹介します。

最初は、新出品ですが、
ちょうど終了してしまった
こちら ↓ から。

i-img900x1200-1661259753r84mvg21976.jpg

i-img900x1200-16612597531b17g721976.jpg

i-img900x1200-1661259753fcaqwo21976.jpg

i-img900x1200-1661259753vnz7vf21976.jpg

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e1061495427

サーフボードとレイ、
ハイビスカスと魚と波の柄です。

サーフボードに
「keoni」と書かれていて、
ジョン・メイグスが描いたと
言われている柄になります。

織ネームは
「メイドインカリフォルニア」で
メーカーは不明です。

素材はレーヨン、
プリントは抜染、
ボタンは尿素ボタンです。

だいぶ色落ちしていますが、
有名柄なので
落札価格もそれなりですね。


続いてはこちらです。

i-img720x720-1661139323plquur271986.jpg

i-img720x720-1661139323lexm1m271979.jpg

i-img720x720-1661139323biyi8y278133.jpg

i-img720x720-1661139323wuzcdq263287.jpg

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b1061341138

サーファーと網で漁をする男と
ウクレレと果実などが
描かれた有名柄で、
時々ヤフオクでも出品があり
たびたび当ブログでも
取り上げているシャツです。

ただし朱色の海は
やや珍しいですかね。

ブランドは
(パリハワイアンスタイル
ではなく)
「パリスタイルハワイアン」で
この織ネームもやや珍しいです。

素材はレーヨン、
プリントはオーバープリント、
ボタンは竹ボタンです。



少し前からの出品になりますが、
次はこちら ↓ です。

i-img1024x1024-1660478951thr01463354.jpg

i-img1024x1024-1660478951hvclsu63354.jpg

i-img1200x1200-1660478951bv3x9u63354.jpg

i-img1024x1024-1660478952hxvx8h63354.jpg

i-img1200x1200-1660478952nr0wvb63354.jpg

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h1060575895

大きな岩の断崖と
そこから突き出た枝と葉、
そして峡谷を下る筏が
描かれています。

峡谷と筏は
時々使われるモチーフですが
この柄は珍しいと思います。
筆者は初めて見ました
(もちろん専門書未掲載です)。

織ネームの表記は
消えてしまっていて
ブランド名は不明ですが、
おそらく「メイドインハワイ」
とプリントされていたと
推測します。

素材はレーヨン縮緬で、
ボタンは竹ボタンになります。

色合いもいいですし、
シンプルだけれど
なかなか良い柄だと思いますよ。


もう1つ、こちらも、
少し前からの出品です。

i-img1200x1200-1661357786weyhgx74831.jpg

i-img1200x1200-1661357786viwisq74831.jpg

i-img1200x1200-1661357786kprmyw74831.jpg

i-img1200x1200-166135778634g4qp74831.jpg

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d1061619835

はだしで歩く男と、
藁の家とヤシと舟、
そして連なった足跡、
背中には大きな足跡という、
なんともユーモラスな柄です。

メーカーは
「イオラニスポーツウェア」です。
レーヨン縮緬の風景柄を
得意とするイオラニですが、
風景柄のあとの時代、
おそらく1950年代末から
1960年代初頭頃の製品です。

素材は表記がありませんが、
おそらくざっくりしたレーヨン、
ボタンは古銭ボタンになります。
イオラニの古銭ボタンというのも
珍しいですね。


今回はこの辺で。
次回をお楽しみに。


(次回に続く)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ファッション

ハワイの新聞記事から その212 1961年 カメハメハ~ハワイ製のナイロンニットのスイムスーツがデビュー(3) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

引き続き、
カメハメハ・ガーメント社に
関する記事をお送りします。
現在は、1961年のホノルル・
アドヴァタイザー紙に
掲載された記事を翻訳中です。

****************************

Milie.jpg

****************************

『1961年 カメハメハ~
 ハワイ製のナイロン・ニットの
 スイム・スーツがデビュー(3)
 文/クレオ・エヴァンズ

 ブライナー夫妻との昼食の間、
ちなみに魅力的な夫人のミリーは
同社のデザイナーなのであるが、
彼らは、この革新的な会社の
華やかな歴史を
丁寧になぞってくれた。

 カメハメハ・ガーメント社は、
男性物のロウシルクの
シャツだけを作っていた
25年前(訳者補足:1936年)に
その起源をもつ。

 ブライナー氏は
次のように回想した。

「それはカメハメハの、
始まりであり、
ほとんど終わりでもありました。

というのも、
輸入した布地の品質が
不安定だったからです。」

 格言が言うように、
必要は発明の父となった。

彼らはすぐに、
より信頼できる反物に
乗り換えた。

このことが、
ハワイのスポーツウェアに
必要なプリント生地を
成功裏に生み出すことに
つながった。』


****************************

カメハメハ・ガーメント社は
最初は、
「男性物のロウシルクの
シャツだけを作っていた」
そうです。
ところが、
「輸入した布地の品質が
不安定だった」ため
「より信頼できる反物に
乗り換え」、
その結果、「プリント生地を
導入して成功した」
というのです。

この辺の流れは
覚えておくべき
重要な情報だと思います。


(次回に続く)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ファッション

ハワイの新聞記事から その211 1961年 カメハメハ~ハワイ製のナイロンニットのスイムスーツがデビュー(2) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

引き続き、
カメハメハ・ガーメント社に
関する記事をお送りします。
現在は、1961年のホノルル・
アドヴァタイザー紙に
掲載された記事を翻訳中です。

****************************

『1961年 カメハメハ~
 ハワイ製のナイロン・ニットの
 スイム・スーツがデビュー(2)
 文/クレオ・エヴァンズ

 彼はこのニット素材のことを
述べながら、
ウールのニットのような
見かけのヘレンカとは違って
これは全てナイロンなのです、
と言う。

 その生地は、
強烈でくっきりした、
「濁りのない」プリントを
生み出すべく
鮮やかに染まっている。

またその生地の最大の強みは、
全ての方向に全く同じ張力を
持っていることである。

「それは、完璧な布地において、
求めて努力するような
特質なのです。」と
ブライナー氏は説明した。

 カメハメハが
ハワイ最大の水着メーカーに
ランクされて以来、
ナイロンニットを
生産に導入することは、
年間200万ドルの経営に
持っていく上で
重要な節目となる。』

****************************

A61.kamehameha 6.jpg

ジェット・ビューティ~
カメハメハ・ガーメント社は、
細身でスカート風になった、
ナイロン製の新しい水着を
発売する。
写真のものは
無地の黒である。
全ての水着に、
ブラが内蔵された
フレンチ・カップが
付いている。

****************************

「ヘレンカ」というのが
どのような素材なのかは
調べてみても
よくわかりませんでした。
おそらく商標なのでしょう。


(次回に続く)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ファッション

ハワイの新聞記事から その210 1961年 カメハメハ~ハワイ製のナイロンニットのスイムスーツがデビュー(1) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

引き続き、
カメハメハ・ガーメント社に
関する記事をお送りします。
今回は、1961年のホノルル・
アドヴァタイザー紙に
掲載された記事です。

****************************

Herb.jpg


『1961年 カメハメハ~
 ハワイ製のナイロン・ニットの
 スイム・スーツがデビュー(1)
 文/クレオ・エヴァンズ

 「簡単なことなら、
みんなやっている。」と、
カメハメハ・ガーメント社の
ハーブ・ブライナーは
理論化している。

 彼は同社のラインの最新作、
すなわち、成功裏に完成された、
ほかでは入手できない
ナイロン・ニットに言及した。

同社は
そのナイロン・ニットを使って、
滑らかな肌触りの、
体にぴったりフィットする
スイム・スーツを
作っているところである。

これらは、ハワイでは来週
リバティ・ハウスで、
また本土では来春、
デビューする予定である。

 「我々は、2年間かけて
このナイロン素材を
完璧なものにして、
ようやくスイム・スーツを
作れるまでになりました。」と、
この新しい布地を
リスクを負って開発した
ブライナー氏は言った。』

****************************

今回の記事もまた、
女性物の水着の話ですが、
それ以外の話も
きっと出てくるはずなので
しばらくお付き合いください。


(次回に続く)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ファッション

ハワイの新聞記事から その209 1958年 ハワイのデザイナーたちが多彩な服を提供する~カメハメハ(2) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

引き続き、
カメハメハ・ガーメント社に
関する記事をお送りします。
今回は、1958年のホノルル・
アドヴァタイザー紙に
掲載された記事で、
いくつかのブランドを
取り上げた記事の中の
1つです。

****************************

『1958年
ハワイのデザイナーたちが
多彩な服を提供する
~カメハメハ(2)

 最新の布地と配色は
カメハメハのトロピグロの
コーマ綿
(訳者補足:長繊維だけを
揃えた、滑らかな綿糸)
である。

緑、青、オレンジ、茶の濃淡、
あるいは赤とピンクが、
水で薄めた効果を出すため
溶け合っている。

 柄はプルメリア、カトレヤ、
またはタロの葉である。

サイズはS、M、Lである。

このモデルは約11ドルで
販売されている。

 カメハメハ・ガーメント社は
1936年にハーバート・V・
ブライナーによって創業され、
かなりの分量が
本土でのビジネスである。

同社は総計180台の機械を備えた
2つの工場を、
ヒロとホノルルで稼働し、
年間122万5000ドルの事業を
行っている。』

****************************

「トロピグロ」というのは
生地の商標ですね。

同じ1958年の新聞広告に
「オーキッド」柄
(上の記事の「カトレヤ」柄)
が掲載されていて、
その中に「トロピグロ」も
出ていました。

まずアロハシャツはこちら。

kamehameha 3.jpg

5.98ドルです。

女性用水着はこちらです。

swim suit.jpg

10.98ドルです。

「トロピグロ」はこちら。

tropic-glo.jpg

(筆者コレクションより)

説明文には「シルキー」な
コーマ綿と書かれていて、
より光沢があることが
強調されています。

色は、赤、青、緑、茶の
4種類がありました。


今度、この柄の実物が
ヤフオクに出ていたら
ご紹介しますね。


この記事は今回で終わりです。
次回をお楽しみに。


(次回に続く)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ファッション

ハワイの新聞記事から その208 1958年 ハワイのデザイナーたちが多彩な服を提供する~カメハメハ(1) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

引き続き、
カメハメハ・ガーメント社に
関する記事をお送りします。
今回は、1958年のホノルル・
アドヴァタイザー紙に
掲載された記事で、
いくつかのブランドを
取り上げた記事の中の
1つです。

*****************************

miss hawaii 2.jpg

miss hawaii.jpg

(記事とは直接関係ありません)

******************************

『1958年
ハワイのデザイナーたちが
多彩な服を提供する
~カメハメハ(1)

 ナポレオン時代風の
バスト・ラインと
ぴったりフィットした
胴部とが、
ミス・ハワイの水着の
最新スタイルの、
1つの特色である。

カメハメハ・ガーメント社は
この魅力的な水着において、
その両方を試みた。

 水着の胴部は、
簡単に伸縮し
着心地もいいように、
完璧なゴム絞めとなっている。

バスト・ラインは、
装飾がないが、
お洒落なナポレオン時代風に
裁断されている。

 ミス・ハワイの水着は全て、
裏地と張り骨が内蔵され、
芯地が挟み込まれるように
作られている。』

************************

女性物の水着の話が
中心ですが、
このあと、素材や柄の話も
出てくるので、
多少は参考になる情報が
含まれていると思います。


(次回に続く)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ファッション

ハワイの新聞記事から その207 1960年 衣料品の過去最大の荷物が火曜日に積み込まれる予定 [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

引き続き、
カメハメハ・ガーメント社に
関する記事をお送りします。
今回は、1960年のホノルル・
アドヴァタイザー紙に
掲載された記事です。


kamehameha .jpg

たくさんの箱が、
カメハメハ社の重役
ハーブとミルドレッド、
そして出荷責任者の
エビスヤを取り囲む。

**********************

『衣料品の過去最大の荷物が
 火曜日に積み込まれる予定

 ハワイから本土に
これまで送られた中で
最大の衣料品の積み荷が昨日
7つのコンテナに収められて
カメハメハ・ガーメント社の
収納庫を出発し、
ロサンゼルスへ向けて
火曜日に
ハワイアン・ビルダーに
積み込まれる予定である。

 35トンの積み荷は
小売価格にして
50万ドル以上の価値があり、
ハワイアン貨物運送によって
西海岸から東海岸までの
300店に配送されるであろう。

 カメハメハ社の
デザイナーであり、同社社長
ハーブ・ブライナーの
妻でもあるミルドレッド・
ブライナーによれば、
2000箱分の服は
従業員200人による
6週間の生産を
意味するという。

 各箱は、
出荷責任者のウェズリー・
エビスヤによって
直接検査された。

 その積み荷には、
水着とその付属品、
メンズのシャツと
ショートパンツ、
サンドレス、ムームー、
そして家族全体向けの
スポーツウェアなどが
含まれている。

 「当社のビジネスの
ほとんどは
季節に左右される
ものなので、
できるだけたくさん作って
出荷まで保管して
おかなくてはなりません。」
とブライナー夫人は説明した。

「全ての店は、
天気が崩れるのと
同じくらいすぐに、
大きな宣伝を
したがっています。」』


*******************


先日ご紹介した、
1951年の記事では
従業員数は170人だと
書かれていましたが、
9年後の1960年には
200人になっています。

また出荷量も
過去最大の35万トンであり、
卸先の店舗数は
全米300店であると
触れられています。

順調に成長していると
いうことなのでしょう。

ところで、
デザイナーのミルドレッドは
1956年の記事では
苗字が「パーク」でしたが
今回の1960年には
「ブライナー」と
なっています。

つまりその間に
ハーブと結婚したと
いうことになります。


この記事は今回だけで
終わりです。
次回をお楽しみに。


(次回に続く)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ファッション