SSブログ

ハワイの新聞記事から その196 1956年 カメハメハ~ポンジエットが布地の最新キーワード(3) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、アロハシャツに関するハワイの新聞記事の中から、
面白そうなものをランダムに選び、翻訳してご紹介しています。

現在は、カメハメハ・ガーメント株式会社に関する記事を翻訳しています。
これは1956年のホノルル・アドヴァタイザー紙に掲載された、
「ハワイのファッション産業」を紹介したシリーズ記事の第3回です。


『シリーズ ハワイのファッション産業 第3回 カメハメハ
ポンジエットが布地の最新キーワード(3)
文/ベツィ・ホブス

 この会社にとってもう1つ別の初めてのものは、
ヨーロッパで最大のデパートの1つであるギャラリー・ラファイエットが後援する、
パリでのアメリカ合衆国フェアで自社のデザインを展示することである。

 「当社は派手なハワイアン・デザインだけを送りました。
なぜならそれが、彼らが求めるものだからです。」とミリーは言った。

4月のフェアにちょうど間に合うように、荷物は航空便で送られた。

その中には、鳥かごに似ている、日本の竹の鞄がいくつか含まれている。

 ミルドレッドは、ルーズベルト高校の生徒の時にキャリアをスタートさせ、
その時(訳者補足:1947年)から9年間カメハメハ社と共にあるのだが、
彼女は秋に発売される予定の新作水着に興奮している。

 その水着は、ショーツの上の、前と後ろに帯紐が付いたデザインで、
滑らかな、実物より良く見せるラインを与えてくれるものである。

これは、ポンジエットに、翡翠のような緑色と金色で、
王家の紋章がプリントされている。

不織布の裏地が付いており、
スージー・スミス(不明。スージー・キーフ・スミスであれば、米国の女性写真家)から
エスター・ウィリアムズ(訳者補足:1940~50年代に活躍した米国の映画女優)を作る
ような魔法の構造を備えている。』



エスター・ウィリアムズは、元水泳選手の女優で、
特に水着姿が人気だったそうです。

スクリーンショット 2022-08-03 225347.jpg

https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2013/06/07/kiji/K20130607005962500.html

(スポニチの記事より引用)

「平凡な女性でも、この水着を着ればエスター・ウィリアムズになれる、
魔法の構造を持っている」という、素晴らしい水着のようです。



(次回に続く)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ファッション