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ハワイの新聞記事から その203 1951年 ある衣料品メーカーはホノルルとヒロで170人を雇っている(2) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から、
面白そうなものをランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

引き続き、1951年の
ホノルル・スターブリトゥン紙に
掲載された、
カメハメハ・ガーメント社に
関する記事をお送りします。




『ある衣料品メーカーは
ホノルルとヒロで
170人を雇っている(2)

 シェリダン通りの工場は、
同社のビジネス・オフィスと
ショールームを収容しており、
同社の全てのデザインは
ここで生まれている。

 同社は、
(訳者補足:創業時の)15名から、
170名を雇う現在の段階にまで
成長してきた。

 カメハメハ社には
傑出したたくさんの
「業界初の製品」があるが、
その中の一つがホロムーである。


プリント生地が賞を受賞

 ブライナー氏によれば、
カメハメハ製品の成功の大部分は、
ニューヨークのマリンソン社が
同社のために生産した
プリント生地のおかげだそうである。

 業界が不可能な仕事だと
見なしたことを、
同社は成し遂げた。

すなわち、
ユージン・サヴェージの
マトソン・メニューの絵を
7つの色で生地に
プリントしたのであり、
それが現在ホノルルで
世界初公開されているのである。』


*************************


「サベージのメニュー柄」は、
1951年の柄だったことが
この記事の記述により
判明したのであります。


1_000000015214.jpg

(フェイクαの
 過去の販売物より引用。
 織ネームは
 「ルースブロス」ですが
 製造はカメハメハです。)


ヤフオクでは、
スカートの出品が
ありました。

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https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/q451222595

(織ネームは
 「ミスハワイ」、
 素材はナイロンです)


ニューヨークのマリンソン社が
この柄をプリントしたのであり、
「そのおかげで
カメハメハも成功した」と
ブライナーは言ったそうです。


ちなみにこのメニュー柄は、
リバティハウスと
マキナニーでしか
販売されなかった、
非常に限定的で、
非常に高級な商品でした。


この新聞記事は、
今回で終わりです。
次回からはまた別の記事を
ご紹介します。



(次回に続く)

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