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ハワイの新聞記事から その213 1961年 カメハメハ~ハワイ製のナイロンニットのスイムスーツがデビュー(4) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

引き続き、
カメハメハ・ガーメント社に
関する記事をお送りします。
現在は、1961年のホノルル・
アドヴァタイザー紙に
掲載された記事を翻訳中です。

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『1961年 カメハメハ~
 ハワイ製のナイロン・ニットの
 スイム・スーツがデビュー(4)
 文/クレオ・エヴァンズ

 プリント生地の迅速な成功が
あったおかげで、彼らが
「プレイスイム」と呼んだ、
ハワイで最初のスイムスーツは
生まれたのである。

 前面に二列のボタンが付いた
水兵のトラウザーと同じように
仕立てられた
ショートパンツ付きの
ツーピース・スーツのことを、
ハワイの人々は
覚えているだろう。

 同じ頃、大成功を享受した、
体にフィットした
ハウスコートのこともまた、
ハワイの人々は
覚えているだろう。

彼らはスイムスーツの他に、
このハウスコートも
作ったのである。

 「我々はこのコートひと型を
2年間作りました。

それは、我々が日本から輸入し、
ほかの誰も手に入れられなかった
42インチ幅の布地から
作られたので、
当社だけのものです。

我々は実にたくさんの
コートを作りました。」と
ブライナー氏は回想した。

「そのため、タロン社
(訳注:ジッパーのメーカー)は
我々のことを、
1937年に、長いジッパーを
最も使う会社と
命名したほどです」』

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スクリーンショット 2022-08-31 224858.jpg

paradise of the pacific.jpg

(1930年代末頃に撮影された
 女性が着ているショート
 パンツは、水兵のトラウザー
 =セイラーパンツのように
 ボタン留めになっている。
 ~筆者コレクションより)

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上の記事に出てくる
ハウスコートというのは、
おそらく室内用の
ガウンのようなものだと
思われます。

また「日本から輸入した
42インチ幅の布地」が
どのようなものかは
この記述からはわかりませんが、
おそらく、シルクか縮緬の
プリントの生地で、花柄などの
キモノ柄だったのではないかと
筆者は推測します。


(次回に続く)

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