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「こどもの日」特別企画~端午の節句にふさわしいアロハシャツ [コレクション紹介]

本日は「こどもの日」なので、
特別企画をご用意しました。

端午の節句にふさわしい
ヴィンテージ・アロハシャツを
ご紹介します。

ヤフオクで探してみたのですが
見つからなかったので、
筆者コレクションから
お見せします。

こちらです。

koinobori.jpg

koinobori2.jpg

koinobori3.jpg

(筆者コレクションより)

こいのぼりの柄です。
素材はレーヨン、
ボタンは尿素ボタンです。

織ネームが欠損していますが、
「マクレガー」の製品で
間違いありません。

こちら ↓ は
原宿のフェイクαさんが
過去に販売した同柄シャツに
付けられていた
織ネームの画像です。

koinobori5.jpg

(フェイクαさんのHPより)

そしてこの柄には
色違いがあります。

koinobori4.jpg

(フェイクαさんのHPより)

こいのぼりの柄は
このマクレガー以外に
見たことがありません。
鯉の柄はいろいろありますが・・・。


ほかには兜の柄も多いです。
たとえばこちら。

kabuto.jpg

s-DSCN9866.jpg

(筆者コレクションより)

ブランドは
「トロピカーナ」です。
素材はレーヨン、
プリントは抜染、
ボタンはベークライトの
ドームボタンです。

1949年の製品です
(広告があるためわかります)。


そしてこちら。

kabuto2.jpg

スクリーンショット 2023-05-05 224009.jpg

(過去のヤフオク出品物より)

織ネームは、高級ショップ
「ロス・サザランド」のもので、
素材はシルク、
ボタンは竹ボタンです。

こちらは広告がないため
確定はできませんが、
似た柄が1950年にあるので
その前後の製品だと
推測されます。


もともと和柄の
アロハシャツには、
着物に由来する吉祥文や
男児向けのモチーフが
使われることが多いので
端午の節句に男児に
着せたくなるような柄が
いろいろあります。

和柄で人気の虎や鷲の柄も
もともとは、
男児が勇ましく育つようにという
思いが込められた
着物の柄だったものから
拝借してきたとも
考えられるわけですし。


今回はこの辺で。
次回をお楽しみに。



(次回に続く)

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指宿市の「アロハ宣言」と「指宿いわさきホテルのアロハシャツ」 [コレクション紹介]

本日はゴールデンウィークの
祝日(憲法記念日)なので、
いつもの翻訳はお休みして、
別の企画をお届けします。

久しぶりの「コレクション紹介」
です。

実は、4月29日に指宿市が
「初夏の訪れを告げる恒例の
『アロハ宣言』を行った」そうです。

https://www.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/news/20230429-OYTNT50096/

(読売新聞の記事)

そのようなイベントがあったせいか
検索で当ブログを訪れた方が
結構いらっしゃいました。

そのような方によく読まれたのが
2020-01-18の
「1970年代の
指宿いわさき観光ホテルの
アロハシャツ」
m_ibusukiiwasaki20kankohotel1-A.jpg

https://vintage-aloha-shirt.blog.ss-blog.jp/2020-01-18
と、

2020-01-19の
「指宿いわさきホテルの
アロハシャツ(1970年代)
~その2」
iwasaki20kanko20hotel201-A.jpg

https://vintage-aloha-shirt.blog.ss-blog.jp/2020-01-19
の記事でした。


その時ご紹介したのとは違う
また別の「指宿アロハ」を
筆者は所有していますので
そちらをご紹介しつつ、
各モチーフを研究してみます。

ibusuki aloha.jpg

label.jpg

(筆者コレクションより)

まずは「ハイビスカス」
hibiscus.jpg
です。

アロハシャツではお約束の
モチーフですが、
指宿ではそれ以上の意味を
持つようです。
なんと、「指宿市の花」!
なんだそうです。

https://www.city.ibusuki.lg.jp/reiki_int/reiki_honbun/q711RG00000631.html

知りませんでした。

そして「ソテツ」
sotetsu.jpg
です。

これにも意味があって、
なんと指宿は
「ソテツ自生地の北限」であり、
「国の天然記念物に指定」
されているそうなのです。

https://www.city.ibusuki.lg.jp/marugoto/spot/%E3%82%BD%E3%83%86%E3%83%84%E8%87%AA%E7%94%9F%E5%9C%B0/

これもびっくりですね。
ヤシの木ではなく
ソテツだったのには
理由があったのです。

さらに「サボテン」
saboten.jpg
です。

これは、はっきりした理由は
わかりませんでしたが、
指宿は「観葉のまち」
https://ibusuki-kanyo.com/
だそうで、
ウチワサボテンも生産している
uchiwa.jpg
ようです。

そのほかには
指宿温泉の名物
「砂むし温泉(砂蒸し風呂)」
sand bath.jpg
も出てきます。

また、「ゴルフ」
golf.jpg
というのは、
指宿に泊まる際の、
昔からの娯楽だったようで
「いぶすきゴルフクラブ」
https://ibusuki.iwasakihotels.com/golf/
というグループ施設が
1968年からあるのです。


もう1つ「開聞岳」
kaimonndake.jpg
も指宿の名所ですね

https://www.ibusuki.or.jp/tourism/view/kaimondake/

その下に描かれているのは
「植樹する男女」です。
これは、「新婚旅行で、
開聞山麓自然公園で記念植樹」
するというイベントが
かつて存在した
(現在も存在する)ようで

https://www.ibusuki.or.jp/tourism/play/post-39/
https://dailyportalz.jp/b/cs/mitekite/detail/100904133729/1.htm

その様子なのです。

というわけで、指宿の魅力が
この1着で見事に紹介されていて
見事だなと改めて思いました。

それなのにみなさん、
普通のアロハシャツで
出席しているようです。
スクリーンショット 2023-05-03 232043.jpg

上のシャツを参考にして
「公式アロハシャツ」を作り、
みんなで着ればいいのに、と
思った次第です。
市長さん、ぜひ!


それではこの辺で。



(次回に続く)

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指宿いわさきホテルのアロハシャツ(1970年代)~その2 [コレクション紹介]

前回は、1970年代の「指宿いわさき観光ホテルのアロハシャツ」を紹介しました。
その中で
「指宿いわさき観光ホテルには、似ているけれどよく見ると少しモチーフが異なる、
別の柄のアロハシャツも存在しています(かつて見たことがあります)。」と
書きました。
探してみたら、別の柄も所有しておりました。
(同じ話題を引っ張るようで、しつこいですが、今回はそのシャツを紹介します。
 もう少しお付き合いください)
それが、 ↓こちら。

iwasaki kanko hotel 1-A.jpg
iwasaki kanko hotel 1-B.jpg
(筆者コレクションより)

厚手のコットン生地に、濃紺単色でハイビスカスが描かれ、
その間に、「IBUSUKI KANKO HOTEL」の文字が配されたアロハシャツです。
(現在の名称は「指宿いわさきホテル」なので、その前身だと思われます)

前回紹介した「指宿いわさき観光ホテル」のアロハシャツほど凝っていないので、
少し新しい時代のものだと思います。

また織りネームは、↓こちら。
iwasaki kanko hotel 1-C.jpg

そこから
・「台湾製」であること、
・「コットン65%・ポリエステル35%」であること
がわかります。
そして、
・このような混紡素材は1970年代に多いこと、
・日本での人件費が上がって、台湾での生産が1970年代に増えたこと、
を考え合わせると、このシャツは「1970年代製」だろうというのが筆者の考えです。
(1980年代製の可能性もあります)

色違いがあったのか、(女性用の)ムームーもあったのか、など
想像が膨らみますね。
「指宿いわさきホテル」には、観光客を写した写真を保管する
アーカイブはないのでしょうかね?
(ハワイだと、ロイヤルハワイアンホテルやモアナホテルには
 しっかりしたアーカイブがあって、アロハの年代特定に役立つのです)
ご存知の方がいましたらぜひお知らせください。
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1970年代の指宿いわさき観光ホテルのアロハシャツ [コレクション紹介]

前回は、常磐ハワイアンセンターのビンテージアロハをご紹介しましたが、
日本のホテルつながりで、もう1枚紹介したいと思います。
それが、↓こちら。
ibusukiiwasaki kankohotel1-A.jpg
(筆者コレクションより)

「指宿いわさき観光ホテル」のアロハシャツです。
やや厚手のコットン素材で、白地にブルーの柄がさわやかです。
このシャツの製造年代は、筆者の推測では「1970年代」といったところでしょうか。
これも、もし当時のことをご存知の方がいらっしゃいましたら、
ぜひお知らせください。

常磐ハワイアンセンターのアロハのように、
織りネームだけ付け替える(生地は市販のものを使用する)というのは
よくありそうですが、
こちらのアロハは、プリント自体がオリジナルなのが貴重です。
指宿名物の「蒸し風呂」などの風物がしっかり描かれており、
本場ハワイの「チャップスイ柄」(観光客のお土産品を想定して作られた、
観光地や地元文化満載の柄)のアロハシャツのようで、高得点です。

ちなみに、↓こちらが、ハワイのチャップスイ柄の例です。
アロハタワーやカメハメハ大王像、レイ売りおばちゃんなどが描かれています。
アンドレード マトソンライン.jpg
(ザ・ハナシャツコーさんのHPより引用)

日本のチャップスイ柄は、ありそうで、なかなかありません。
筆者はほかの観光地のアロハで見たことがありません。
(伊東の「ハトヤ」あたりが作っていてもよさそうなものですが、
 見たことがありませんね。最近のものなら「ホテル聚楽」のアロハというのがあり、
 筆者も所有していますが、ビンテージアロハはなさそうです)

そして、注目すべき点がもう1つ。
このシャツの織りネームが↓こちら。
ibusukiiwasaki kankohotel1-B.jpg

「ブドウ・ムームー」ブランドです。

そうです。VANのアロハのところで紹介しましたが、
そのプリント生地と同じものを使ったアロハに付けられていたのが、
この「ブドウ」ブランドの織りネームでした。
i-img1200x900-1558503715esswdw1792798.jpg

そしてそれは、「ダイワボウ」が作った生地ではないかという推測を述べました。
ダイワボウは当時の日本国内で、(リゾートやタウン用の)コットンアロハを
かなり手広く手掛けていたのではないでしょうか。

また、手元に写真がありませんが、
指宿いわさき観光ホテルには、似ているけれどよく見ると少しモチーフが異なる、
別の柄のアロハシャツも存在しています(かつて見たことがあります)。
おそるべし、指宿いわさき観光ホテル。

ところで指宿市は「指宿市役所をはじめ、観光施設やホテル、銀行などで
アロハシャツを制服として着用」したり、
『いぶすきフラフェスティバル』を開催したりと、
かなりハワイを意識して観光アピールしている街のようなので、
オリジナルの、かっこいいアロハシャツをぜひ作って広めていただきたいですね。
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1960~70年代の常磐ハワイアンセンターのアロハシャツ [コレクション紹介]

福島県いわき市にある「スパリゾートハワイアンズ」。
映画「フラガール」で有名になったので、皆さんご存知だと思いますが、
昔は「常磐ハワイアンセンター」という名前で営業していたことはご存知ですか?
その常磐ハワイアンセンターのビンテージアロハを、今日は紹介します。
それが ↓こちらです。
ハワイアンセンター1-A.jpg
ハワイアンセンター1-B.jpg
ハワイアンセンター2-A.jpg
ハワイアンセンター3-A.jpg
(筆者コレクションより)

この3色を持っているのですが、ビンテージアロハを色々見てきた経験から、
おそらくこの3色がすべてではないかと思います。
この3色は、色違いとしてよく選ばれる色だからです。
もし別の色があったとしたら、「黄色」「茶色」あたりかなと思います。
昔、着たことがある、買ったことがあるという方がいましたら
ぜひお知らせください。

さてこのアロハ、いつ頃の物かを特定するのは結構難しいです。
常磐ハワイアンセンター自体は、こちらの公式HPによりますと
https://www.hawaiians.co.jp/show/history.html
「昭和41年1月の開業」ということなので、
早ければ「1966年製」ということもありえますが、
まあ「1960年代後半」から「1970年代」あたりの物かと思います。

また織りネーム(襟の内側に縫い付けられたブランドタグのこと)は ↓こちら。
ハワイアンセンター1-C.jpg
ハワイアンセンター1-D.jpg
ハワイアンセンター2-B.jpg
ハワイアンセンター3-B.jpg


一番下のは、1980年代かな(1990年にスパリゾートハワイアンズに改名したので)と
思いますが、上の3つは、古そうなんですよね。
ハワイ製のビンテージアロハによく付けられている
1950年代の「MADE IN HAWAII」の織りネームに色や質感が似ている
(同じ日本製の織りネームだと思われます)
メイドインハワイ 織りネーム.jpg
というのが根拠です。

また、プリント生地を見る限りでは、「染料が裏まで染みている」ところが、
古そう(1950~60年代)に見えます。
ただ、縫製のステッチが粗いところが少々安っぽく、1970年代製かなとも思います。

結論としては、
「1960年代後半の可能性もあるが、おそらくは1970年代製」ということになるでしょうか。
先日ご紹介した、VANのアロハと同じくらいの時代ということになりますね。

それにしても、(拙著「ヴィンテージ・アロハシャツ」の中でも触れましたが)
「織りネーム」に異常に惹かれる身としては、
シンプルだけどなかなか味のある、良い織りネームだと思いますよ。
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1960年代末~70年代初め頃のVANのアロハシャツ [コレクション紹介]

先日、VANのビンテージアロハ(コットンサテンのパレオ柄)を紹介しましたが、
筆者のコレクションには、もう1枚、VANのビンテージアロハがあります。
(現行のVANのアロハなら、いくらでもあるでしょうが、
 「FOR THE ACTIVE MAN・・・」の織りネームが付いたアロハシャツは、
 「ビンテージ」と言っても構わないでしょう)
それが ↓こちらです。
VAN JAC ALOHA 2-A.jpg
VAN JAC ALOHA 2-B.jpg
VAN JAC ALOHA 2-C.jpg
(筆者コレクションより)

この織りネームの年代を知りたいと思い、いろいろ検索してみたところ、
「ハリマオ先生の資料室」というブログでは、「1972~78年」のものとされていました。
筆者は、VANの織りネームの歴史については詳しくないため、
織りネームから年代を特定するのは差し控えますが、
この「プリント生地」から推測するに、
「1960年代末~70年代初め頃」のものと考えています。

その根拠としては
・やや厚手のコットン生地で、リバースプリント(裏使いした生地)であること
・そのような生地を使ったレインスプーナーのアロハが、
 「1960年代末~70年代初め頃」製であること
を挙げたいと思います。
もちろん、ハワイ製のレインスプーナーと日本製のVANの製造年代が
必ずしもリンクしているわけではありませんが、
レインスプーナーが日本製のプリント生地を使っていた可能性が高い
(確実とまでは言えませんが)ことを考えると、
少なくとも「1970年代初め頃」のものだとは言えると思います。

ちなみに、第1所有者の「中村タカオさん」、いまどうしているでしょうね?
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VANのアロハと同柄のアロハシャツ(ハワイと日本)~パレオ柄 その2 [コレクション紹介]

(その1から続く)
前回、1960年代中頃のVANのアロハシャツを紹介しました。
↓こちらですね。
VAN JAC ALOHA 1.jpg
(筆者コレクションより)

実は、これと同じ柄、同じ生地(コットンサテン)のアロハシャツが
ハワイと日本に複数存在します。

まず、↓こちら。
i-img1187x1200-1558503707j3juyk1693112.jpg
i-img1200x900-1558503715esswdw1792798.jpg
(筆者コレクションより)

このブランドは、市田という着物商社が持っていた商標のようで、
着物の反物などに使われているのを見かけたことがあります。

(話が少々脱線してしまいますが、市田は、コンバーターとして、
 アロハシャツの生地をハワイにもたらしていた重要なプレーヤーです。
 ハタショウテンの親族の、サミー・ナカムラ氏(チェリー・ブロッサムの息子)は、
 市田から生地を入れていたと語っています)

また、ダイワボウの元社長に取材した際、ブドウ・ムームーがかつてすごく売れた、
と語っており、生地を作っていたのはダイワボウだと思われます。

日本に広く出回っていたこの柄の生地を、VANもシャツにしたのでしょう。
当時の人(若者)が、このシャツをどんなふうに着こなしていたのか、気になります。
あるいは、指宿のような和製リゾートでのみ着られていたのでしょうか?
当時のことをご存知の方がこの記事を読んでいらしたら、
ぜひ教えていただきたいと思います。

さて、この同じ柄の、同じ生地が、海を越えてハワイでも
アロハシャツになっています。
それが、↓こちら です。
i-img550x550-1556172064luywcq1055879.jpg
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i-img550x550-15561720649ly1el145342.jpg
(筆者コレクションより)

簡単に紹介すると、ロイヤルハワイアンというのは、
ハワイの3大アロハシャツメーカーの一角で、
1937年創業の老舗メーカーです。
(時々間違える人がいるのですが、ハワイのあの有名なホテルとは関係がなく、
 そのホテルの売店で売られていたというわけでもありません)
のちにワットムルスというインド系企業に買収されたのですが、
そこが経営するお店が、前回、「1964年に売られていた記録がある」と触れた
「レイラニギフトショップ」になります。
A64.10.5 LEILANI GIFT SHOP_page-0001.jpg
(筆者コレクションより)

ですから、ダイワボウがプリント生地を作り、市田が日本から輸出し、
S.ハタがハワイで輸入し、
ロイヤルハワイアンがその生地からアロハシャツを作り、
レイラニギフトショップが売った、という一連の流れが想像されます。
ここまで流れがはっきりしているアロハシャツは、ほとんどありません。
その意味で非常に貴重なアロハシャツだと言えるでしょう。
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1960年代中頃のVANのアロハシャツ~パレオ柄 その1 [コレクション紹介]

原稿の再録がひと段落したので、
今日はコレクションの中から、興味深いシャツを紹介します。

皆さんは、VAN(ヴァンヂャケット)というブランドをご存知でしょうか?
詳しくは ウィキペディアの、こちら↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%82%E3%83%A3%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88
をご覧いただくとして、
そのVANからも、アロハシャツが発売されていました。
アイビーなのに、アロハシャツ?
ちょっと不思議な取り合わせですよね?

VAN JAC ALOHA 1.jpg
VAN JAC ALOHA 2.jpg
VAN JAC ALOHA 3.jpg
(筆者コレクションより)

このシャツが、実際にいつ頃発売されていたかは、資料がないため不明ですが、
この同じ柄のアロハシャツが、1964年10月に、
ハワイの「レイラニギフトショップ」というお店で、
$6.98で売られていたことが分かっています。
A64.10.5 LEILANI GIFT SHOP_page-0001.jpg
(筆者コレクションより)

コットンサテンという素材は、1960年代に日本で生産されていたものなので、
おそらく同じころに、VANのシャツも作られたと思われます。
(画像3のVANのタグも、古いものだと思われます)

このような柄(花や葉、茎などが連なる柄)は、日本ではパレオ柄と呼ばれ、
ハワイでは、タヒチ柄とか、ポリネシア柄などと呼ばれるカテゴリーに属する柄で、
古くは1930年代末ごろにすでに存在した、伝統的なカテゴリーに属する柄です。

その中でもこの柄は、ハワイや日本の、いろいろなブランドから発売されているので、
当時の人気柄だったのでしょう。

次回は、ほかのブランドから発売された、同じ柄のシャツを紹介したいと思います。
こうご期待。
(次回に続く)
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