ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ(198)新出品のアロハシャツ [ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ]
本日は週末なので、恒例の
「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」をお届けします。
今回は「新出品のアロハシャツ」をご紹介します。
かなりスペシャルなシャツが出品されていますよ。
最初は、こちら ↓ から。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/1059638768
ホラ貝を吹く男が大きく描かれた、有名なバックパネル・パターンのシャツです。
男の周りをハイビスカスの花が、額縁のように取り囲んでいます。
バック「パネル(=額縁)」と呼ばれる所以です。
この、ノスタルジックな雰囲気が、バックパネルの魅力ですよね。
両胸のポケットも、左右で同じ葉っぱの柄部分が使われていて、
丁寧に作られている感じが伝わってきます。
ブランドは「クレイマーズ」で、素材はレーヨン。
プリントは、抜染のようにも見えますがオーバープリントになります。
ボタンは貝ボタンでしょうか?
ちなみにこの柄は、サンサーフから、
「パシフィック・スポーツウェア」の実名ラベルを付けて発売されています。
けた外れの出品価格ではありますが、貴重な品であることは間違いありません。
続いてはこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g1059755821
ヤシの木とダイヤモンドヘッドがホリゾンタルパターンで描かれた、
デューク・カハナモク・ブランドを代表する超超有名柄です。
しかも濃紺地のものは特に人気が高い配色です。
織ネームは、カハナモクの初期とされる「正方形」タイプです。
1950年代初頭の製品でしょう。
素材はレーヨン、プリントは抜染、ボタンは貝ボタンになります。
ちなみにこの柄は、サンサーフがカハナモクの実名ラベルを付けて発売しているため、
この出品物が果たしてオリジナルかどうか、
(手に取ればわかるのですが)画像だけでは非常に判断しにくいのですが、
筆者の見たところでは、オリジナルのように見えます(確信は持てません)。
さて、いくらまで行きますかね? 見ものです。
そして、こちら ↓ もホリゾンタルパターンになります。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/j1059729438
縦に伸びるラウハラの木々と、横に流れる川という、
縦と横が巧みに描かれたホリゾンタルパターンです。
洋書『THE ALOHA SHIRT』のP174に色違い(黄色地)が掲載されています
(黄色地より、こちらの紺地の方がきれいです)。
メーカーはカハラで、発売はマキナニー、
素材はレーヨンで、プリントはオーバープリント、
ボタンは貝ボタンです。
横方向に、川が流れたり海が広がったりするという構図は、
1枚目のシャツにも2枚目のシャツにも共通していますね。
この時代の流行だったのでしょうか?
ただしこの柄に関して言えば、木々だけが描かれ、
人物や家や山などが遠近感をもって描かれていない分、
やや単調な印象を受けます。
ちなみにこの柄は、1950年の柄であることが、
筆者が調べた新聞広告で判明しています。
もしかしたらこのようなホリゾンタルパターンの初期の作品なのかもしれません。
そう考えれば、やや単調な構図で失敗してしまったことを反省し、
2枚目のカハナモクのように遠近感のある柄や、
1枚目のクレイマーズのように人物を大きくフィーチャーして風景を背景に据える柄へと
進化したのかもしれません。
1枚目や2枚目の方が、断然迫力があり、かっこいいですから。
筆者はそんなふうに想像します。
最後はこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k1054810462
以前にもご紹介したことがある、
サーファーと、投網漁をする男と、果物の柄です。
サンサーフからも発売されていますが、
確かこの配色はなかったように思います。
ブランドは「パリハワイアンスタイルド」(「ド」付き)、
素材はレーヨン(この柄にはレーヨン縮緬のものもあります)、
プリントはオーバープリントで、ボタンはシェルミーボタンになります。
今回は素晴らしいヴィンテージ・アロハシャツがたくさん出品されており、
見ていてとてもワクワクしました。
次回をお楽しみに。
(次回に続く)
「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」をお届けします。
今回は「新出品のアロハシャツ」をご紹介します。
かなりスペシャルなシャツが出品されていますよ。
最初は、こちら ↓ から。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/1059638768
ホラ貝を吹く男が大きく描かれた、有名なバックパネル・パターンのシャツです。
男の周りをハイビスカスの花が、額縁のように取り囲んでいます。
バック「パネル(=額縁)」と呼ばれる所以です。
この、ノスタルジックな雰囲気が、バックパネルの魅力ですよね。
両胸のポケットも、左右で同じ葉っぱの柄部分が使われていて、
丁寧に作られている感じが伝わってきます。
ブランドは「クレイマーズ」で、素材はレーヨン。
プリントは、抜染のようにも見えますがオーバープリントになります。
ボタンは貝ボタンでしょうか?
ちなみにこの柄は、サンサーフから、
「パシフィック・スポーツウェア」の実名ラベルを付けて発売されています。
けた外れの出品価格ではありますが、貴重な品であることは間違いありません。
続いてはこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g1059755821
ヤシの木とダイヤモンドヘッドがホリゾンタルパターンで描かれた、
デューク・カハナモク・ブランドを代表する超超有名柄です。
しかも濃紺地のものは特に人気が高い配色です。
織ネームは、カハナモクの初期とされる「正方形」タイプです。
1950年代初頭の製品でしょう。
素材はレーヨン、プリントは抜染、ボタンは貝ボタンになります。
ちなみにこの柄は、サンサーフがカハナモクの実名ラベルを付けて発売しているため、
この出品物が果たしてオリジナルかどうか、
(手に取ればわかるのですが)画像だけでは非常に判断しにくいのですが、
筆者の見たところでは、オリジナルのように見えます(確信は持てません)。
さて、いくらまで行きますかね? 見ものです。
そして、こちら ↓ もホリゾンタルパターンになります。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/j1059729438
縦に伸びるラウハラの木々と、横に流れる川という、
縦と横が巧みに描かれたホリゾンタルパターンです。
洋書『THE ALOHA SHIRT』のP174に色違い(黄色地)が掲載されています
(黄色地より、こちらの紺地の方がきれいです)。
メーカーはカハラで、発売はマキナニー、
素材はレーヨンで、プリントはオーバープリント、
ボタンは貝ボタンです。
横方向に、川が流れたり海が広がったりするという構図は、
1枚目のシャツにも2枚目のシャツにも共通していますね。
この時代の流行だったのでしょうか?
ただしこの柄に関して言えば、木々だけが描かれ、
人物や家や山などが遠近感をもって描かれていない分、
やや単調な印象を受けます。
ちなみにこの柄は、1950年の柄であることが、
筆者が調べた新聞広告で判明しています。
もしかしたらこのようなホリゾンタルパターンの初期の作品なのかもしれません。
そう考えれば、やや単調な構図で失敗してしまったことを反省し、
2枚目のカハナモクのように遠近感のある柄や、
1枚目のクレイマーズのように人物を大きくフィーチャーして風景を背景に据える柄へと
進化したのかもしれません。
1枚目や2枚目の方が、断然迫力があり、かっこいいですから。
筆者はそんなふうに想像します。
最後はこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k1054810462
以前にもご紹介したことがある、
サーファーと、投網漁をする男と、果物の柄です。
サンサーフからも発売されていますが、
確かこの配色はなかったように思います。
ブランドは「パリハワイアンスタイルド」(「ド」付き)、
素材はレーヨン(この柄にはレーヨン縮緬のものもあります)、
プリントはオーバープリントで、ボタンはシェルミーボタンになります。
今回は素晴らしいヴィンテージ・アロハシャツがたくさん出品されており、
見ていてとてもワクワクしました。
次回をお楽しみに。
(次回に続く)