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ハワイの新聞記事から その253 1956年 ハワイアン・カジュアルズ~デザインは2ウェイ・ストレッチをしのぐ(5) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

現在は、
1956年のホノルル・
アドヴァタイザー紙に
掲載された、
ハワイの衣料品産業に関する
シリーズ記事の第6回で、
ハワイアン・カジュアルズに
関する記事になります。

****************************

『シリーズ ハワイの
ファッション産業(6)
ハワイアン・カジュアルズ~
デザインは2ウェイ・
ストレッチをしのぐ(5)
文/バーバラ・プロック

 ハワイアン・カジュアルズには
5年もの長きにわたって
よく売れており、
現在もまだ勢いがあるドレスが
いくつかある。

同社で、まさに今
最も需要がある色は
明るい青であり、
ピンクもまだ人気がある。

同社は、
手捺染された生地だけを
使っており、
常に調和が取れていることを
知っている。

 ペダル・プッシャーと、
珍しいネックラインの
トップスとを組み合わせた
ルアウ・セットは、
同社の最良の服の1つである。

金色の上塗りのあるプリントは
人気があり、
抑制され弱められた色合いの
シルク地は
同社のハイファッションの
製品の中でよく売れている。

 多くのハワイ再訪者たちは
スポーツウェアのデザインに
影響を与えてきた。

なぜなら観光客は、
2度目ないし3度目の買物では
新しいデザインのものが欲しいと
言い張るからである。

ヒックス夫妻は10月には
同社のラインに
新製品を追加する。』

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スクリーンショット 2022-10-17 215111.jpg

スクリーンショット 2022-10-17 215032.jpg

水着もまた12通りに
着ることができる。
ブラと、
パンツの下のブルマーが
調和している。

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1956年時点の
ハワイアン・カジュアルズは
「手捺染された生地だけを
使って」いるようです。
日本でもハワイでも、
まだ手捺染が主流だったと
いうことなのでしょう
(米国本土では機械による
プリントが多かったと
思います)。


また、
「金色の上塗りのある
プリント柄は人気があ」った、
ということにも
注目しておきたいと思います。



この新聞記事は
今回で終わりです。
次回はまた別の記事を
ご紹介します。


(次回に続く)

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ハワイの新聞記事から その252 1956年 ハワイアン・カジュアルズ~デザインは2ウェイ・ストレッチをしのぐ(4) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

現在は、
1956年のホノルル・
アドヴァタイザー紙に
掲載された、
ハワイの衣料品産業に関する
シリーズ記事の第6回で、
ハワイアン・カジュアルズに
関する記事になります。

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『シリーズ ハワイの
ファッション産業(6)
ハワイアン・カジュアルズ~
デザインは2ウェイ・
ストレッチをしのぐ(4)
文/バーバラ・プロック

 柄は、慣例上3つないし
4つの色違いで注文され、
そのうちの1つは通常、
男性客を満足させる茶色である。

人気のあるプリント柄は
1カ月から3カ月以内に
売り切れるのであるが、
大衆が好まないような
プリント柄だと
1年売れない場合もある。

 ある特定の柄を
独占する権利を
保証するため、
ヒックス氏は膨大な分量、
通常は1万ヤード
(訳注:9144メートル)の
プリント生地を
一度に買わなければ
ならないのである。

 しかしながら彼は
実際の服で過剰在庫のリスクを
負うことはない。

なぜなら、
たいていのメーカーは
バイヤーに見せる
サンプル製品だけを
作るからである。

ハワイで人気があるデザインは
通常、本土でも
同じくらい売れるということに、
ヒックス夫妻は気付いた。』

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「柄は、慣例上3つないし
4つの色違いで注文され」る
という話が出てきました。

これと同じことを、
かつて取材したアルフレッド・
シャヒーンも言っていました
(シャヒーンの場合は「3つの
色違い」と言っていました)。

また、「そのうちの1つは
通常、男性客を満足させる
茶色である」という話も
興味深いです。

アロハシャツと言えば
派手な色が人気だと
思われがちですが、
実際には落ち着いた茶系の配色が
(1956年の)男性に
好まれているわけです。

確かに、1950年代後半頃には
ほとんどのブランドで、
茶色や黄土色や濃緑色といった
地味な色が多く作られたように、
古着を見てきた筆者には
感じられます。

1958年頃のこのシャツ ↓ なども
まさに茶系ですよね。

s-092.jpg

(筆者コレクションより)



(次回に続く)

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ハワイの新聞記事から その251 1956年 ハワイアン・カジュアルズ~デザインは2ウェイ・ストレッチをしのぐ(3) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

現在は、
1956年のホノルル・
アドヴァタイザー紙に
掲載された、
ハワイの衣料品産業に関する
シリーズ記事の第6回で、
ハワイアン・カジュアルズに
関する記事になります。

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『シリーズ ハワイの
ファッション産業(6)
ハワイアン・カジュアルズ~
デザインは2ウェイ・
ストレッチをしのぐ(3)
文/バーバラ・プロック

 主要なショーは、
ハワイでは7月に、
米国本土では
8月と9月に行われ、
その時バイヤーたちは
クリスマスの商品用に
注文を入れるのである。

ハワイのたいていの
メーカーと同様、
ハワイアン・カジュアルズも、
フリーランスの絵描きから買った
自社だけのテキスタイル・
デザインを使っている。

 その生地は
ハワイまたは東洋
(訳者補足:日本)で
プリントされている。

というのも、
東洋風の柄は東洋
(訳者補足:日本)で
プリントされると
最もうまくいくし、
ハワイ風の柄は
ハワイでプリントされると
最もうまくいくからである。』

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1950年代半ばから60年代の、
コットン製のアロハシャツは、
そのほとんどが
日本でプリントされたと
筆者は考えています。

その意味では、
ハワイアン・カジュアルズも
当然日本でプリントした生地を
使っていたであろうと
考えていました。

ところが今回の記述には、
「ハワイでも
プリントしていたこと」
が書かれています。

また、
「フリーランスの絵描きから買った
自社だけのテキスタイル・
デザインを使っている」ことも
書かれています。

どちらも初めて知りました。

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s-092.jpg

1950年代末~60年代初頭頃の
ハワイアン・カジュアルズの
製品(織ネームはリバティハウス)
~筆者コレクションより

****************************


(次回に続く)

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ハワイの新聞記事から その250 1956年 ハワイアン・カジュアルズ~デザインは2ウェイ・ストレッチをしのぐ(2) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

現在は、
1956年のホノルル・
アドヴァタイザー紙に
掲載された、
ハワイの衣料品産業に関する
シリーズ記事の第6回で、
ハワイアン・カジュアルズに
関する記事になります。

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s-DSCN0053.JPG

(1950年代後半頃の
ハワイアン・カジュアルズの
織ネーム
~筆者コレクションより)

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『シリーズ ハワイの
ファッション産業(6)
ハワイアン・カジュアルズ~
デザインは2ウェイ・
ストレッチをしのぐ(2)
文/バーバラ・プロック

 その(訳者補足:
12通りに着ることができる)
ドレスは、人気のある、
別の第一級のもののあとに
続くのであるが、それは、
長いホールター・タイと
内蔵された輪っかのおかげで
異なる8通りに着られる
ドレスである。

そのドレスは、
ハワイアン・カジュアルズの
レーベルでデザインされ
販売されており、
スタンリー・ヒックス夫妻に
よって製造されている。

ちなみに夫妻は
衣料品製造のビジネスに
9年間(訳者補足:1947年から)
携わっている。

 ハワイだけでなく
カリフォルニアが、
人気のあるカジュアルな
ハワイアン・スポーツウェアと
ハイ・ファッションとを
結びつけている。

そのハイ・ファッションの
部類には、
羽二重のブラウスに合わせた
黒の(くるぶし丈の)カプリ・
パンツや、
お揃いのストールを合わせた
最先端の
カクテル・ドレスのような服が
含まれるが、それらは、
フランスやヨーロッパの
コレクションに幾分
触発されたものとなっている。』

****************************

今回の記事を読んで、

●ハワイアン・
スポーツウェア以外に、
ハイ・ファッションの
ラインも作っていたこと
(女性物の話ではあるが)

●1947年に創業したこと

ということがわかりました。
1947年というのは
比較的早い方ですね。



(次回に続く)

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ハワイの新聞記事から その249 1956年 ハワイアン・カジュアルズ~デザインは2ウェイ・ストレッチをしのぐ(1) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

今回から再び、
ハワイの衣料品産業に関する
1956年のホノルル・
アドヴァタイザー紙掲載の
シリーズ記事の続きを
お送りします。
第5回はシャヒーンズに関する
記事でしたが、
今回からは、第6回の、
ハワイアン・カジュアルズです。

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s-DSCN0053.JPG

(1950年代後半頃の
ハワイアン・カジュアルズの
織ネーム
~筆者コレクションより)

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『シリーズ ハワイの
ファッション産業(6)
ハワイアン・カジュアルズ~
デザインは2ウェイ・
ストレッチをしのぐ(1)
文/バーバラ・プロック

編集者注:これは、
ハワイ衣料品メーカー組合に
属する会社に関する
シリーズ記事の第6回である。

ハワイアン・カジュアルズが
今回の特集の題材である。

 2ウェイ・ストレッチは、
初めて導入されたときには
驚くべき服であったが、
上流婦人のワードローブで
ありふれたものになって久しい。

そして現代のファッション・
デザイナーたちが
関係する限りでは、
その発明者は
けちな賭博師であった。

 税金と国債に
条件づけられている
今日のデザイナーは、
もしかしたら、
たくさん考え、
働くのかもしれない。

 デザイナーたちの
スキルを証明した
最新のものは、
12通りに着られる
ドレスであり、
ファッションや気分に
合うよう
ドレスの胴部を
着る人が変えられるような
カッティングとデザインの
素直な例なのである。

そのデザインは、
先週ホノルルの
複数の店舗で披露された。』


****************************

スクリーンショット 2022-10-17 214903.jpg

素直なカッティングによって、
ハワイアン・カジュアルズは、
12通りに着ることができる
ドレスを最近考案した。
さまざまなネックラインは
上の通りである。
この新しいデザインは
最近披露された。

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写真には
「さまざまなネックライン」が
写っているようなのですが、
印刷がつぶれてしまっていて
よく見えません。

ともかく、今回の記事は
「12通りに着られる」
というドレスの、
デザインの話が中心で、
アロハシャツにも関係する
プリント柄の話ではありません。
そこがちょっと残念です。

スカートの下側部分を
拡大して見てみる ↓ と、

スクリーンショット 2022-10-17 215000.jpg

魚がたくさん描かれている
プリント生地のように
見えますね。



(次回に続く)

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ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ(215)新出品のアロハシャツ [ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ]

本日は週末なので、
恒例の「ヤフオクで見かけた
ヴィンテージアロハシャツ」
をお届けします。

今回は
「新出品のアロハシャツ」を
ご紹介します。
まず最初はこちら ↓ です。

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https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/t1067198837

黒とグレーの木々や山を背景に
黄色の藁ぶき屋根の家と、
茶色の木橋、水色の池や滝が
描かれた、あまり特徴のない
日本の田舎の風景柄です。

ブランドはシアーズの
「ピルグリム」で、
メイドインジャパンの
タイプです。
ちょうど「ペニーズ・
メイドインジャパン」と
同時期の、1950年代後半頃の
製品だと推測します。

素材はレーヨン、
ボタンは透明な
プラスチックボタンです。


その「ペニーズ・
メイドインジャパン」が
同じ出品者さんから
出品されています。こちらです。

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https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/o1067219751

青い海と空、濃緑のヤシの木、
薄いグレーの山や島、
そして赤い小さな花が描かれた
南国の風景柄です。
イオラニやロイヤルハワイアンに
ありそうな柄ですね。

それほど人気が高くもなさそうな
これといって特徴もない柄ですが
いかにもなアロハシャツで
個人的には好きです。

素材はレーヨン、
ボタンは透明な
プラスチックボタンです。



次はやや珍しい、こちらです。

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https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/j1066997252

上のピルグリムの柄のような
日本の田舎の風景
(木々や山や家や木橋)が、
プリントではなく織りで
描かれているシャツです。
アロハシャツと呼ぶには
少し語弊があるような
気もしますが、
和柄というところが
アロハシャツっぽいので、
アロハシャツの一種と言っても
許されるでしょう。

柄の感じが
ペニーズメイドインジャパンに
近いところから、
筆者は1950年代後半頃の
製品だと推測しますが、
もっと新しく、1960年代
あるいは1970年代前半頃の
製品かもしれません。

なぜなら
西陣織っぽい外見ですが、
お土産品(例えば財布など ↓
i-img1200x706-1655811218fsy8ur673241.jpg
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m1055288765
に使うために機械で大量に
織られた安い生地のようにも
見えるからです。

素材は表記がなく不明ですが
レーヨンでしょうか?
ボタンは尿素ボタンの
ように見えます。
ブランドは「ピース」という
昔の日本にありがちな、
あまり意味はなさそうな、
簡素な名前ですが、
詳細はわかりません。


今回はこの辺で。
次回をお楽しみに。


(次回に続く)

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ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ(214)シャヒーンズのアロハシャツ [ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ]

本日は週末なので、
恒例の「ヤフオクで見かけた
ヴィンテージアロハシャツ」
をお届けします。

今回は、前回までの翻訳部分が
「シャヒーンズ」に関する
話だったので、それにちなんで
「シャヒーンズのアロハシャツ」を
探してみました
(一部、以前にご紹介したものと
重なりますが、ご了承ください)。

まず最初は、
かなり前に終了したものですが、
珍しいものなので取り上げます。
こちら ↓ です。

Shaheens.jpg

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label.jpg

button.jpg

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/r1058588314

ハワイアン・キルトのような
四角い模様が、
縦横に繰り返し描かれています。

金色のプリントは、
1950年代半ば頃に
シャヒーンズが得意としていた
ものです。

素材はコットン、
ボタンはラウハラ模様の
メタルボタンです
(このボタンはシャヒーンズの
特注だったのか、
ほかのブランドで
使われているのを、
筆者は見たことがありません)。


続いては、
以前取り上げたことがある
こちらです。

i-img1200x1194-1654663069zgaw6m12113.jpg

i-img1060x1200-1654663115fddby312154.jpg

button こけし柄.jpg

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https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b1053942182

織ネームが欠損していますが、
確かにシャヒーンズの製品です。

裾回りにボーダーパターンで
こけしが描かれています。
また、胸回りには、
丸や四角の提灯が飛び飛びに
描かれています。
ちょうど前回の翻訳で
取り上げた記事に
「提灯柄」の話が出てきたので
タイムリーですね。

素材はコットン、
ボタンは古銭ボタンです。



そして、すでに終了していますが
こちらです。

i-img540x720-1657983371ptodke253071.jpg

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https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/v1057752154

「アル・マライカー・
シュライナー」という教団の
シャツです。
この教団に関してはこちら ↓
https://amshriners.com/
にHPがありましたので、
興味のある方はお読みください。

ちなみにこの「フェズ帽」は
たびたびシャツに
描かれています。
こちら ↓

20150617_6df213.JPG

https://rock-a-hula.ocnk.net/product/2737
(ROCK-A-HULA さんの
HPより引用)

は「アッシュフィールド」の
有名なフェズ帽柄シャツです。


シャヒーンズのシャツの
話に戻ります。

素材はコットン、
ボタンは古銭ボタンになります。
1950年代半ばから末頃の
製品だと推測します。

そしてこのシャツは、
教団の大会記念かなにかで
作られたシャツなのかも
しれません。

実はシャヒーンズには
こんな ↓ フェズ帽柄の
アロハシャツもあります。

s-DSCN8234.jpg

(筆者コレクションより)

これはハワイで
シュライナーの大会が
開催された記念に
作られたシャツであることが
分かっています。

それと同じような
シャツなのかもしれません。



今回はこの辺で。


(次回に続く)

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ハワイの新聞記事から その248 1959年 アルフレッド・シャヒーンの新作紹介(2) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

現在は、1959年の
ホノルル・アドヴァタイザー紙に
掲載された、
シャヒーンズに関する
記事になります。

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A1959.10.18  Shaheen 2.jpg

A1959.10.18  Shaheen 1.jpg

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 より多く暗示するのは
極東(訳注:日本)である。

すなわち、
お祭りの提灯を描いた
ボーダー・プリントである。

オパールのような乳白色の、
巧みなプリントのおかげで、
その提灯が
本当に灯されているように
見える。

より小さな提灯は、
それ以外の、
色の薄いプリントを
補完しているのである。

 東洋の夜とうまいこと
名付けられているその柄は、
上級グレードのコーマ綿に
ハンドスクリーン・
プリントされている。

異国的な色合いは、
荘厳な紫色、深紅色、
または墨黒色から選べる。

 このドレスは、
マキナニーズの
アラモアナ店とワイキキ店で、
8号から18号までのサイズ展開で
販売されている。

価格は20ドル以下である。』

****************************

シャヒーンズ社の柄は
もともと東洋的なものが
多いのですが、
この記事が書かれた1959年頃は
他のブランド
(例えばカメハメハなど)でも
東洋的な柄が多く作られました。
周期的な流行として
人気が高かったのでしょう。


(次回に続く)

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ハワイの新聞記事から その247 1959年 アルフレッド・シャヒーンの新作紹介(1) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

今回から新たに、1959年の
ホノルル・アドヴァタイザー紙に
掲載された、
シャヒーンズに関する
記事になります。

****************************

A1959.10.18  Shaheen 2.jpg

A1959.10.18  Shaheen 1.jpg

****************************

『1959年 アルフレッド・
シャヒーンの新作紹介(1)

 ちょっぴり東洋風・・・
ハワイ独自のティータイマー
(中国風細身ドレス)の、
異国的で優美な変化版。

アルフレッド・シャヒーンによる
ティータイマーのこの変化版は、
細身のドレスの代わりに、
丈の長いスカートを使っている。

スカート中央のスリットから、
スリムなテーパード・
トラウザーが垣間見える。

 この衣装は、
「正装しないで」と
言われるような
夜の場面に理想的で、
新しい特徴を
たくさん備えている。

中国風の立ち襟から
変わった点は
切り抜かれた
ボートネックである。

異国的な
金のジュエリーなら、
エレガンスの香りがして、
首元に収まりが
よいかもしれない。』

****************************

また今回も女性物の話で
恐縮です。
ハワイの新聞の
ファッション欄は、
女性向けに作られているため、
どうしても女性物の紹介が
多くなってしまうようです。


(次回に続く)

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ハワイの新聞記事から その246 1958年 シャヒーンズの新作紹介(2) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

現在は、1958年の
ホノルル・アドヴァタイザー紙に
掲載された、
シャヒーンズに関する
記事になります。

****************************

s-DSCN1729.JPG

(1950年代後半頃の織ネーム。
/筆者コレクションより
~本文とは関係ありません)

****************************

『1958年 シャヒーンズの
新作紹介(2)

 (訳注:ドレスの前身の
裾近く)の花束
(訳注:を散らしたような
仕上げの蝶形リボン)の
中では、ターコイズ色が
主となっている。

その柄は、
シャヒーンズ社の
スタッフによって
デザインされ、
ハンドスクリーン・
プリントされたものである。

 アルフレッド・シャヒーン
株式会社は、
ハワイ諸島で最大の
衣料品メーカーの1つであるが、
そのオーナー兼社長にちなんで
名付けられている。

シャヒーン氏は1947年に
衣料品ビジネスを始め、
今では税引き前年間売上高
300万ドルにまで育て上げた。

 そのドレスは、
サイズ8号から18号までで、
30ドル前後で
小売りされている。』

****************************

今回の記述の中では
「シャヒーン氏は1947年に
衣料品ビジネスを始め」たこと
(1948年に始めたという
資料もあります)、
1958年時点では
「税引き前年間売上高
300万ドルにまで育て上げた」
こと、などに
注目しておきたいと思います。


この記事は今回で終わりです。
次回は別の記事をご紹介します。


(次回に続く)

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