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ハワイの新聞記事から その255 1958年 ハワイアン・カジュアルズ~クーリー・スタイルに触発されて(2) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

現在は、
1958年のホノルル・
アドヴァタイザー紙に
掲載された、
ハワイアン・カジュアルズに
関する記事です。

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『1958年 ハワイアン・
カジュアルズ~
クーリー・スタイルに
触発されて(2)

 異国的なプリント生地は、
赤系、ターコイズ・ブルー系、
または茶系の配色の上に
金色が載せられたものである。

 中国襟と前身と袖には、
色無地のパイピングが施され、
パンツと調和させている。

 カプリ・パンツは
赤色、ターコイズ・ブルー色、
または茶色の
コットン・ポプリン製で、
2つのポケットが付き、
背中中央には
ジッパーが付いている。

 上着とパンツは
どちらも洗濯可能で、
サイズは8号から18号まで
揃っている。

この上下セットは
約14ドルで
小売りされている。

 1948年に創業した
ハワイアン・カジュアルズ
株式会社は、
ベセル通り1024番地に
工場があり、
1年に約35万ドルの
純利益を上げている。』

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Hawaiian Casuals 2.jpg

Hawaiian Casuals 1.jpg

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前回の、1956年の記事
(「デザインは2ウェイ・
ストレッチをしのぐ」)に、
「衣料品製造のビジネスに
9年間携わっている」と
書かれていたため、
筆者は「1947年の創業」と
書いたのですが、
今回の記事に
「1948年に創業した」と
明確に記載されているので、
そのように訂正しておきます。

また筆者は、
これまでいろいろ
見てきた経験から、
この時代
(1950年代後半)には、
赤系、青系、茶系という
配色が多いのではないかと
なんとなく思っていましたが、
今回の記事で、
その思いが裏付けられたように
感じました。

さらには、
1950年代半ばに出てきた
金色のプリントが
1958年になっても
まだ健在だということも
今回の記事で確認できました。



今回の記事はこれで終わります。
次回からはまた別の記事を
ご紹介します。
お楽しみに。



(次回に続く)

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