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ハワイの新聞記事から その251 1956年 ハワイアン・カジュアルズ~デザインは2ウェイ・ストレッチをしのぐ(3) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

現在は、
1956年のホノルル・
アドヴァタイザー紙に
掲載された、
ハワイの衣料品産業に関する
シリーズ記事の第6回で、
ハワイアン・カジュアルズに
関する記事になります。

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『シリーズ ハワイの
ファッション産業(6)
ハワイアン・カジュアルズ~
デザインは2ウェイ・
ストレッチをしのぐ(3)
文/バーバラ・プロック

 主要なショーは、
ハワイでは7月に、
米国本土では
8月と9月に行われ、
その時バイヤーたちは
クリスマスの商品用に
注文を入れるのである。

ハワイのたいていの
メーカーと同様、
ハワイアン・カジュアルズも、
フリーランスの絵描きから買った
自社だけのテキスタイル・
デザインを使っている。

 その生地は
ハワイまたは東洋
(訳者補足:日本)で
プリントされている。

というのも、
東洋風の柄は東洋
(訳者補足:日本)で
プリントされると
最もうまくいくし、
ハワイ風の柄は
ハワイでプリントされると
最もうまくいくからである。』

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1950年代半ばから60年代の、
コットン製のアロハシャツは、
そのほとんどが
日本でプリントされたと
筆者は考えています。

その意味では、
ハワイアン・カジュアルズも
当然日本でプリントした生地を
使っていたであろうと
考えていました。

ところが今回の記述には、
「ハワイでも
プリントしていたこと」
が書かれています。

また、
「フリーランスの絵描きから買った
自社だけのテキスタイル・
デザインを使っている」ことも
書かれています。

どちらも初めて知りました。

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s-092.jpg

1950年代末~60年代初頭頃の
ハワイアン・カジュアルズの
製品(織ネームはリバティハウス)
~筆者コレクションより

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(次回に続く)

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