ヴィンテージ・アロハシャツ徹底解剖(2)シャヒーンズ・オブ・ホノルル(1) [ヴィンテージ・アロハシャツ徹底解剖]
本日は週末なので
翻訳の方はお休みして、
「ヴィンテージ・
アロハシャツ徹底解剖」
をお送りします。
気になるヴィンテージを
詳細に、比較・観察・
検証しよう、という
不定期の企画です。
第2回目の今回は、
前回のブログで取り上げた、
映画「Naked Paradise」に
登場する「PAREU」柄を
見ていくことにします。
まず最初に、
筆者が確認している、
この柄の変遷について
整理しておきます。
最初は、1953年の新聞広告で
サーフンサンド社
(注:シャヒーンの
プリント生地工場)の
「プリント生地」として
紹介されていました。
1ヤード1.35ドルでした。
その後、1955年の
ワットムルスの広告で
「当店独自の新柄」として
紹介されていました。
スターリング・
モスマンというミュージシャンが
衣装として着ているもので、
価格表記もなく、
発売前のものという感じでした。
そして翌1956年に、
高級品店マキナニーで、
1着5.95ドルで
販売されるという
新聞広告が掲載されました。
それが、このシャツ ↓
です。
実は同じ柄のシャツを
筆者も所有しています。
こちらです。
織ネームは
「ダイヤモンドヘッド・
スポーツウェア」のもので
古銭ボタンが付いています。
1950年代後半頃の製品で、
上のマキナニーのものより
少しだけ新しい時代の
ものだと推測されます。
この2着を見比べて
気が付いたことがあります。
全く同じ柄ではあるのですが
わずかに違いがあったのです。
こちら ↓ をご覧ください。
三つ葉の間を拡大します。
わかるでしょうか?
紺色の方は2つの三つ葉が
離れていますが、
赤い方はつながっています。
これは、
プリントに使っている版が
摩耗によって、
柄のエッジが甘くなっている
ということを
意味するのではないかと
筆者は考えました。
ロングセラーのため
大量にプリントしたための
現象のように思えるのです。
そしてこの柄は
ロングセラーゆえに、
さらにいろいろなバージョンが
作られていくことになります。
この続きは次回に。
(次回に続く)
翻訳の方はお休みして、
「ヴィンテージ・
アロハシャツ徹底解剖」
をお送りします。
気になるヴィンテージを
詳細に、比較・観察・
検証しよう、という
不定期の企画です。
第2回目の今回は、
前回のブログで取り上げた、
映画「Naked Paradise」に
登場する「PAREU」柄を
見ていくことにします。
まず最初に、
筆者が確認している、
この柄の変遷について
整理しておきます。
最初は、1953年の新聞広告で
サーフンサンド社
(注:シャヒーンの
プリント生地工場)の
「プリント生地」として
紹介されていました。
1ヤード1.35ドルでした。
その後、1955年の
ワットムルスの広告で
「当店独自の新柄」として
紹介されていました。
スターリング・
モスマンというミュージシャンが
衣装として着ているもので、
価格表記もなく、
発売前のものという感じでした。
そして翌1956年に、
高級品店マキナニーで、
1着5.95ドルで
販売されるという
新聞広告が掲載されました。
それが、このシャツ ↓
です。
実は同じ柄のシャツを
筆者も所有しています。
こちらです。
織ネームは
「ダイヤモンドヘッド・
スポーツウェア」のもので
古銭ボタンが付いています。
1950年代後半頃の製品で、
上のマキナニーのものより
少しだけ新しい時代の
ものだと推測されます。
この2着を見比べて
気が付いたことがあります。
全く同じ柄ではあるのですが
わずかに違いがあったのです。
こちら ↓ をご覧ください。
三つ葉の間を拡大します。
わかるでしょうか?
紺色の方は2つの三つ葉が
離れていますが、
赤い方はつながっています。
これは、
プリントに使っている版が
摩耗によって、
柄のエッジが甘くなっている
ということを
意味するのではないかと
筆者は考えました。
ロングセラーのため
大量にプリントしたための
現象のように思えるのです。
そしてこの柄は
ロングセラーゆえに、
さらにいろいろなバージョンが
作られていくことになります。
この続きは次回に。
(次回に続く)