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ハワイの新聞記事から その233 1956年 シャヒーンズ~シャヒーンのプリント生地には異国風の名前がついている(6) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

現在は、
1956年のホノルル・
アドヴァタイザー紙に
掲載された、
ハワイの衣料品産業に関する
シリーズ記事の第5回で、
シャヒーンズに関する
記事になります。

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shaheen's.jpg

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『1956年 シリーズ
ハワイのファッション産業
第5回シャヒーンズ
シャヒーンのプリント生地には
異国風の名前がついている(6)
文/セシル・ネイション

 キョウト(京都)と
名付けられた
浴衣地風のプリント生地、
そこには、さまざまな色調の
深青色、灰色、茶色の
明るい紙吹雪の真ん中に
白い菊の花が
描かれているのだが、
その生地は、
ボックスプリーツのスカートや、
花柄の水着の上に羽織る
ケンドウ・ジャケット
(訳注:剣道の胴着の
デザインの上着か)や、
カントン・ドレス
(訳注:広東=中国風デザインの
ドレスか)に利用可能である。

またこのプリント生地は、
男性用のスポーツウェアや、
幼男児用のシャツや、
それとお揃いの幼女児用の
ドレスなどにも使われている。』

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「ケンドウ・ジャケット」や
「カントン・ドレス」など
ユニークな名称を付けた
多彩なデザインの服を
作っていたことがわかります。

男性用はシャツとショーツだけの
ようですが。


また、ここに出てくる
「浴衣地風のプリント生地」
というのは、
目の粗いコットン地だと
思われます。
シャヒーンズが、
同じコットン地でも
いろいろなタイプの生地を
使い分けていたことも
わかりますね。


(次回に続く)

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