SSブログ

ハワイの新聞記事から その221 1966年 リチャード・グッドウィンがカメハメハ・ガーメント社に入社(2) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

引き続き、
カメハメハ・ガーメント社に
関する記事をお送りします。
現在は、1966年のホノルル・
アドヴァタイザー紙に
掲載された記事を
翻訳しています。

****************************

GOODWIN.jpg

(リチャード・グッドウィン氏)

****************************

『1966年 リチャード・
グッドウィンがカメハメハ・
ガーメント社に入社(2)

 彼ら(訳注:リチャード・
グッドウィンと
ジェームズ・ブライナー)の
就任は、カメハメハ社における
2つの変化である。

ブライナー夫人は、
1936年3月の会社創設以来
社長であった彼女の夫
(訳注:ハーブ・ブライナー)が
3月27日に死去してからずっと
同社を回してきたのである。

ブライナー夫人は
4月19日に社長となった。

 グッドウィンは英国で生まれ、
オックスフォード大学で
教育を受け、
パリの有名デザイナー、
ジャンヌ・パキャンのところで
オートクチュールの仕事をした。

その後、ロンドンにある
世界的に有名な麻織物会社、
モイガシェルで、
1952年にハワイに
やって来るまで働いた。

 ホノルルでは、
1959年8月の
アラモアナ・センターの
オープニングを飾った
野外劇のためにデザインした
本格的なハワイ衣装で
称賛された。』

****************************

まず最初に、
細かいことではありますが、
カメハメハ社の設立は
1936年の「3月」であったこと、
ハーブ・ブライナーの死後、
ミリー・ブライナーは
4月19日に社長となったこと、
を確認しておきましょう。

そのうえで、
グッドウィンの経歴に出てくる
ジャンヌ・パキャンと
モイガシェルについて
補足しておきます。

まずジャンヌ・パキャンは、
19世紀末から20世紀初頭に
活躍した、フランスの
デザイナーです。
詳しくはウィキペディアを
お読みください。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8C%E3%83%BB%E3%83%91%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3

220px-Paquin.jpg

(ジャンヌ・パキャンの服)

Paquin3.jpg

( ジャンヌ・パキャンの服)
(ウィキペディアより引用)


モイガシェルは
特にアイリッシュ・リネンが
有名な会社です。

IMG_9323.jpeg

IMG_9362-3.jpeg

http://batak.jp/2021/01/information/12108/
(batakさんのHPより引用)

こちら ↓ に
会社のHPもあります。

https://www-moygashel-com.translate.goog/?_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=sc&_x_tr_sl=en&_x_tr_tl=ja


1795年に設立され、
現在もまだ操業しています。


(次回に続く)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ファッション