ハワイの新聞記事から その350 1964年 イオラニ～オーナーは100人の従業員と成功を分かち合うだろう(１)

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

今回から新たに、
イオラニ・スポーツウェアを
取り上げた1964年のホノルル・
スターブリトゥン紙の記事を
翻訳していきます。

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（社長のケイジ・カワカミ）

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『イオラニ・スポーツウェア～
オーナーは100人の
従業員と成功を
分かち合うだろう(１)

　イオラニ・スポーツウェアを、
10年ちょっとの間に
ゼロから成功企業へと
作り上げた、
あるビジネスマンは、
自分が信じてきたことを
近々試すことにしている。

自身の成功を従業員と
分かち合おうというのである。

　その男は
ケイジ・カワカミである。

彼の亡くなった父親は
カウアイ島のハナペペで
１軒の小さな店を
経営していた。

また彼の兄ノリトは
カウアイ島で
多くの人に尊敬されている
弁護士であり
ビジネスマンでもある。

　カワカミは、
コナ通りにある新工場を、
約100人の従業員のための
利益分配信託に
引き継ぐことにしている。

ちなみに100人のうち80人は
ホノルル本社の従業員で、
残りは同社のハナペペ支社の
従業員である。』

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ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ（247）最近終了した注目のアロハシャツ

週末恒例の「ヤフオクで見かけた
ヴィンテージアロハシャツ」を、
都合により1日遅れと
なってしまいましたが、
お届けします。

今回はスペシャルなシャツを
取り上げようと前々から
思っていたのですが、
昨日終了してしまいました。
記録の意味も込めて
「最近終了した注目の
アロハシャツ」として
ご紹介しておきます。

こちらです。













https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m1083198577

伝説のテキスタイル。デザイナー
ジョン・メイグスが
描いたとされる
「ゴーギャン・ウッドカット」
です。

この柄は、カメハメハの緑字の
織ネームが付いたものが
よく知られていますが、
こちらはシアーズの
「ピルグリム」の
織ネームが付いています。

特筆すべきは、
ピルグリムなのに
「スタイルド・アンド・
メイドイン・ハワイ」
となっている点です。

ピルグリムは普通
「カリフォルニア製」か
「日本製」（1950年代後半の、
やや新しいもの）なので、
「ハワイ製」は
非常に珍しいです。
というより、筆者は
この「ゴーギャン」以外に
ハワイ製のピルグリムを
見たことがありません。

生地の耳には
「Kamehameha Prints」の
文字があるので、
製造もカメハメハで
間違いないと思います。
シアーズの依頼で製造し、
ピルグリムの織ネームを付けて
卸したのでしょう。

素材はレーヨン、
プリントは抜染、
ボタンは竹ボタンです。

この配色は、
いくつかある中でも
最も良いものではないかと
個人的には思います。

かなりの高額で終了しましたが
希少性が高いことは確かです。



（次回に続く）

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