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ハワイの新聞記事から その347 1958年 イオラニは、手捺染されたハワイ柄を専門に扱っている(3) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

現在は、
イオラニ・スポーツウェアを
取り上げた1958年のホノルル・
アドヴァタイザー紙の記事を
翻訳しています。

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(1950年代後半~60年代前半の
イオラニ・スポーツウェアの
織ネーム~
ヤフオク出品物より引用)

https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/j672183422

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『イオラニ・スポーツウェア~
染料は外国から---
イオラニは、手捺染された
ハワイ柄を専門に扱っている(3)

 イオラニは、(訳者補足:
色の種類だけでなく)
スタイルの種類も幅が広く、
これまでにトラピーズ・カットの
ドレス(訳注:肩から裾にかけて
広がりを持つドレス)や
ムームーをデザインしてきた。

手直しされたムームーは、
繭のような後ろ身と
真っすぐな前身とを使うことで、
スリムに作られているのに
ルーズなラインを
持っているのである。

 イオラニは、
ヨーロッパや米国や日本で
買われた染料を混ぜ合わせる
独自のやり方を持っている。

 「ハワイの気候でも
長持ちするであろう染料を
持っていなくてはなりません。」
とカワカミ氏は言った。

「当社の服は完全に洗濯可能だと
保証できます。

スクリーン・プリントの柄に
使われている染料の中には、
布地自体の色より
長持ちするものが
あるくらいです。」』

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イオラニ・スポーツウェアには
上で紹介した織ネームの他に
こういうデザイン ↓ のものも
存在します。

iolani SW.jpg

(筆者コレクションより)

どちらがより古いのか、
あるいは単なる販路による
使い分けだったのかなど、
2つ存在する理由は
よくわかりません。

ただどちらも、似たような
レーヨン縮緬のシャツに
付けられていたので、
もし時代が違っていたとしても
それほど離れては
いなかったでしょう。



(次回に続く)

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