ハワイの新聞記事から その369 1960年 イオラニ～スリム・ルック

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

話題は引き続き、
イオラニ・スポーツウェアに
関するもので、
今回は、
1960年のホノルル・
アドヴァタイザー紙の記事を
翻訳します。

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『イオラニ・スポーツウェア～
スリム・ルック

　男性のシャツが
細身の外観を帯びている。

と言っても、
今シーズンの男性・女性
両方の服において、
細身の外観がもてはやされて
いるのであるが。

このような流行に続いて、
イオラニ・スポーツウェアは
最近、新しいシャツを
デザインした。

フィット感と外観が
より良くなるよう、
より細身でより着丈が長く
裁断されているのである。

シャツの裾をスラックスの
中に入れて着ても、
あるいは外に出して着ても、
裾がすぼまった裁断なので、
よりきちんとして見える。

この新しいシャツは、
上質なコーマ綿から
作られており、
落ち着いた色合いの抽象柄で
プリントされている。

およそ５ドルで、
リバティハウスで購入できる。』

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1960年のシャツの特徴が
いくつか記述されています。
記憶しておいてもよい
特徴ではないかと思います。

１）細身で着丈が長い
２）テーパードした
　　（裾がすぼまった）裁断
３）コーマ綿（コームド・
　　コットン）製
４）落ち着いた色合いの
　　抽象的なプリント

コーマ綿は1950年代末頃から
たびたび使われるように
なっている素材です。
また、落ち着いた
（やや地味な）色合いも
1950年代末頃から続いている
傾向です。



（次回に続く）

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