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ハワイの新聞記事から その340 1957年 サーフライダーズ~通信販売のカタログが買物サービスを容易にする(5) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

現在は、
サーフライダーズ・
スポーツウェアを取り上げた、
1957年のホノルル・
アドヴァタイザー紙の記事を
翻訳しています。

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『サーフライダーズ~
友人をつなぎとめておく方法
通信販売のカタログが
買物サービスを容易にする(5)

 1年に1度、
彼はアジア旅行の時間を作る。

彼の鞄の中には
約20の新柄が入っており、
そうしたスケッチから
新しいプリント生地が、
サーフライダーズのためだけに
生み出されるのである。

通信販売と自身の店舗を
別にすれば、
陸軍と海軍の物品販売店だけが
サーフライダーズの服を
売っている。』

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「陸軍と海軍の物品販売店」
というのは、
いわゆる「PX」のことです。

サーフライダーズの服は、
カタログ通販と、
カラカウア通りにあった
自社店舗以外に、
PXでも販売されていたと
いうのです。
これは初めて聞きました。
なかなか興味深い情報ですね。

また彼が訪れる
「アジア」というのは、
すなわち日本のことですね。

古着のサーフライダーズでは
コットンのアロハシャツを
よく見かけますが、
それはほとんど日本製の
プリント生地を使って
作られていたと
いうことになります。


サーフライダーズのシャツは
ヤフオクでは
見つからなかったので、
eBayで見つけた、こちら ↓ を
ご紹介しておきます。

s-l1600 -1 .jpg

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s-l1600 -3 .jpg

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https://www.ebay.com/itm/234371657308

タパの模様と、パイナップルや
ジンジャーの花などを
組み合わせた柄です。
派手さはありませんが、
普通に着られそうなので、
当時も意外に
人気があったのではと
想像してしまいます。

素材はコットン、
ボタンはココナッツボタンです。
1950年代前半~半ば頃の
製品だと推測します。



(次回に続く)

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