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ハワイの新聞記事から その338 1957年 サーフライダーズ~通信販売のカタログが買物サービスを容易にする(3) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

現在は、
サーフライダーズ・
スポーツウェアを取り上げた、
1957年のホノルル・
アドヴァタイザー紙の記事を
翻訳しています。

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T.H.HO.jpg

サーフライダーズの代表、
T・H・ホー

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『サーフライダーズ~
友人をつなぎとめておく方法
通信販売のカタログが
買物サービスを容易にする(3)

 初期の衣料品メーカーの
中にあって、
ホー氏は1932年に
アロハシャツを作り始めた。

彼の工場には
3台のミシンがあり、
それが小さな衣料品卸ビジネスの
始まりであった。

 「戦後、我々は
人がとても好きだったので
工場にこもってはいられないと
思いました。」と
ホー氏は早口に話す。

「そこで、ワイキキに
小売店を開いたのです。

自分たちで作ったものを
売るためにね。」

 ホー氏が人を好きという事実は
誰もが請け合うであろう。

ちょっと立ち寄る
友人の友人のような客が
5人から15人いないで
1日でもすぎることはない。

ひとりひとりの客は
個人的に歓待され、
昼食や夕食で
もてなされるのであり、
あるいは場合によっては、
ハワイ滞在中に使う車が
与えられることもある。』

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アロハシャツを
最初に作ったのは誰か?
という話になると、
いろいろな説が
出てくるのですが、
その中の1つに
「サーフライダーズが1932年に
作った」という説があります。

その説の出所は、おそらく
この新聞記事ではないかと
筆者は推測しています。
なぜなら、T・H・ホーに
直接インタビューした記事は
この記事以外に
ほとんどないからです。

しかし、本人が「1932年に
作った」と語った、その言葉を
そのまま文章にしているだけで、
どんな柄だったのか、
どんな素材だったのかといった
具体的な話は聞いていない
ようなのです。つまり、
それが本当に「アロハシャツ」と
言えるようなものだったかのか
わからないのです。もしかしたら
単なる、無地かストライプの
開襟シャツだった可能性も
否定できません。



(次回に続く)

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