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ハワイの新聞記事から その316 1956年 ラウハラ~ラウハラは本土風にデザインする(5) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

現在は、
1956年のホノルル・
アドヴァタイザー紙掲載の、
ハワイの衣料品産業に関する
シリーズ記事の第11回、
ラウハラ・スポーツウェアを
翻訳中です。

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Lauhala 5.jpg

(1950年代前半頃の織ネーム
~筆者コレクションより)

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『シリーズ ハワイの
ファッション産業(11)
~ラウハラ・スポーツウェア
ラウハラは本土風に
デザインする(5)

 同社の、厳密な意味での
ハワイアン・プリントや
ハワイアン・スタイルの
ラインには、
優美な長い袖が付いた、
明るい色の花柄のシルクの、
本物の日本のキモノや、
ずっとハワイの人々の
お気に入りの1つであった
ようなものも含まれている。

 こうしたデザインの服を、
同社は主にワイキキの
複数の店に卸している。』

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少々わかりにくい文章ですが、
ラウハラでは、
キモノ風のガウンなどではなく、
「本物の日本のキモノ」
そのものも卸していた、
ということのようです。

しかも「明るい色の花柄」
ということで、
厳密にはキモノの柄であっても
「ハワイ柄」として
売っていたようです。

また上の記事の最後の部分には
「主にワイキキの
複数の店に卸している」と
書かれていますね。
観光客向けの土産物店などで
売られていたのでしょう。
ワイキキには、
中国系の経営者の店は
多かったでしょうから。



(次回に続く)

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