VANのアロハと同柄のアロハシャツ(ハワイと日本)~パレオ柄 その2 [コレクション紹介]
(その1から続く)
前回、1960年代中頃のVANのアロハシャツを紹介しました。
↓こちらですね。
(筆者コレクションより)
実は、これと同じ柄、同じ生地(コットンサテン)のアロハシャツが
ハワイと日本に複数存在します。
まず、↓こちら。
(筆者コレクションより)
このブランドは、市田という着物商社が持っていた商標のようで、
着物の反物などに使われているのを見かけたことがあります。
(話が少々脱線してしまいますが、市田は、コンバーターとして、
アロハシャツの生地をハワイにもたらしていた重要なプレーヤーです。
ハタショウテンの親族の、サミー・ナカムラ氏(チェリー・ブロッサムの息子)は、
市田から生地を入れていたと語っています)
また、ダイワボウの元社長に取材した際、ブドウ・ムームーがかつてすごく売れた、
と語っており、生地を作っていたのはダイワボウだと思われます。
日本に広く出回っていたこの柄の生地を、VANもシャツにしたのでしょう。
当時の人(若者)が、このシャツをどんなふうに着こなしていたのか、気になります。
あるいは、指宿のような和製リゾートでのみ着られていたのでしょうか?
当時のことをご存知の方がこの記事を読んでいらしたら、
ぜひ教えていただきたいと思います。
さて、この同じ柄の、同じ生地が、海を越えてハワイでも
アロハシャツになっています。
それが、↓こちら です。
(筆者コレクションより)
簡単に紹介すると、ロイヤルハワイアンというのは、
ハワイの3大アロハシャツメーカーの一角で、
1937年創業の老舗メーカーです。
(時々間違える人がいるのですが、ハワイのあの有名なホテルとは関係がなく、
そのホテルの売店で売られていたというわけでもありません)
のちにワットムルスというインド系企業に買収されたのですが、
そこが経営するお店が、前回、「1964年に売られていた記録がある」と触れた
「レイラニギフトショップ」になります。
(筆者コレクションより)
ですから、ダイワボウがプリント生地を作り、市田が日本から輸出し、
S.ハタがハワイで輸入し、
ロイヤルハワイアンがその生地からアロハシャツを作り、
レイラニギフトショップが売った、という一連の流れが想像されます。
ここまで流れがはっきりしているアロハシャツは、ほとんどありません。
その意味で非常に貴重なアロハシャツだと言えるでしょう。
前回、1960年代中頃のVANのアロハシャツを紹介しました。
↓こちらですね。
(筆者コレクションより)
実は、これと同じ柄、同じ生地(コットンサテン)のアロハシャツが
ハワイと日本に複数存在します。
まず、↓こちら。
(筆者コレクションより)
このブランドは、市田という着物商社が持っていた商標のようで、
着物の反物などに使われているのを見かけたことがあります。
(話が少々脱線してしまいますが、市田は、コンバーターとして、
アロハシャツの生地をハワイにもたらしていた重要なプレーヤーです。
ハタショウテンの親族の、サミー・ナカムラ氏(チェリー・ブロッサムの息子)は、
市田から生地を入れていたと語っています)
また、ダイワボウの元社長に取材した際、ブドウ・ムームーがかつてすごく売れた、
と語っており、生地を作っていたのはダイワボウだと思われます。
日本に広く出回っていたこの柄の生地を、VANもシャツにしたのでしょう。
当時の人(若者)が、このシャツをどんなふうに着こなしていたのか、気になります。
あるいは、指宿のような和製リゾートでのみ着られていたのでしょうか?
当時のことをご存知の方がこの記事を読んでいらしたら、
ぜひ教えていただきたいと思います。
さて、この同じ柄の、同じ生地が、海を越えてハワイでも
アロハシャツになっています。
それが、↓こちら です。
(筆者コレクションより)
簡単に紹介すると、ロイヤルハワイアンというのは、
ハワイの3大アロハシャツメーカーの一角で、
1937年創業の老舗メーカーです。
(時々間違える人がいるのですが、ハワイのあの有名なホテルとは関係がなく、
そのホテルの売店で売られていたというわけでもありません)
のちにワットムルスというインド系企業に買収されたのですが、
そこが経営するお店が、前回、「1964年に売られていた記録がある」と触れた
「レイラニギフトショップ」になります。
(筆者コレクションより)
ですから、ダイワボウがプリント生地を作り、市田が日本から輸出し、
S.ハタがハワイで輸入し、
ロイヤルハワイアンがその生地からアロハシャツを作り、
レイラニギフトショップが売った、という一連の流れが想像されます。
ここまで流れがはっきりしているアロハシャツは、ほとんどありません。
その意味で非常に貴重なアロハシャツだと言えるでしょう。
コメント 0