ハワイの新聞記事から その373 1997年 キングスミス～エセル・チャン・ラム（82歳）は早い時代にアロハシャツをデザインした（４） [ハワイの新聞記事から]
筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。
現在は、キングスミス・
スポーツウェアの
デザイナーだった
エセル・チャン・ラムに関する、
1997年のホノルル・
アドヴァタイザー紙の記事を
翻訳しています。
****************************
『キングスミス・スポーツウェア～
エセル・チャン・ラム（82歳）は
早い時代にアロハシャツを
デザインした（４）
エラリー・チャンは、
アメリカン・セキュリティ銀行に
取締役として入社し
衣料品ビジネスから
そっと退いた1950年に、
キングスミスの店舗を
エセルに売却した。
エセルは店舗を
カラカウア通りに移転し、
店名に「スポーツウェア」を
加えた。
彼女は1963年に引退するまで
積極的に事業に関わった。
遺族は、息子のアーノルド、
兄のエラリー・チャン、
妹のワイ・チー・イーである。
葬儀は、
ボースウィック遺体安置所による
手配で、家族だけで行われた。』
****************************
エセル・チャンのことを
調べていて
今回面白いものを
見つけたので
ご紹介しておきます。
こちら ↓ です。
https://www.raremaps.com/gallery/detail/74794/chinatown-san-francisco-chun
（BLRという
地図屋さんのHPより）
サンフランシスコにある
中華街のイラスト地図を
エセル・チャンが
1939年に描いていました。
こんな仕事もやっていたとは
意外でした。
この記事は今回で終わりです。
次回はまた別の記事を
ご紹介します。
（次回に続く）
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。
現在は、キングスミス・
スポーツウェアの
デザイナーだった
エセル・チャン・ラムに関する、
1997年のホノルル・
アドヴァタイザー紙の記事を
翻訳しています。
****************************
『キングスミス・スポーツウェア～
エセル・チャン・ラム（82歳）は
早い時代にアロハシャツを
デザインした（４）
エラリー・チャンは、
アメリカン・セキュリティ銀行に
取締役として入社し
衣料品ビジネスから
そっと退いた1950年に、
キングスミスの店舗を
エセルに売却した。
エセルは店舗を
カラカウア通りに移転し、
店名に「スポーツウェア」を
加えた。
彼女は1963年に引退するまで
積極的に事業に関わった。
遺族は、息子のアーノルド、
兄のエラリー・チャン、
妹のワイ・チー・イーである。
葬儀は、
ボースウィック遺体安置所による
手配で、家族だけで行われた。』
****************************
エセル・チャンのことを
調べていて
今回面白いものを
見つけたので
ご紹介しておきます。
こちら ↓ です。
https://www.raremaps.com/gallery/detail/74794/chinatown-san-francisco-chun
（BLRという
地図屋さんのHPより）
サンフランシスコにある
中華街のイラスト地図を
エセル・チャンが
1939年に描いていました。
こんな仕事もやっていたとは
意外でした。
この記事は今回で終わりです。
次回はまた別の記事を
ご紹介します。
（次回に続く）
ハワイの新聞記事から その372 1997年 キングスミス～エセル・チャン・ラム（82歳）は早い時代にアロハシャツをデザインした（３） [ハワイの新聞記事]
筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。
現在は、キングスミス・
スポーツウェアの
デザイナーだった
エセル・チャン・ラムに関する、
1997年のホノルル・
アドヴァタイザー紙の記事を
翻訳しています。
****************************
『キングスミス・スポーツウェア～
エセル・チャン・ラム（82歳）は
早い時代にアロハシャツを
デザインした（３）
カリフォルニアの画家
ミラード・シーツに励まされて、
エセルはカリフォルニアの
シュイナード美術学校への
２年間の奨学金を獲得した。
マトソンラインの
マロロ号に乗船しての
カリフォルニア往復の旅が、
彼女に作品を
ひらめかせたのであるが、
その作品が彼女の最初の
アロハシャツの１つに
描かれたトビウオ柄と
なったのである。
また、
エセルのペインティングは
ホノルル美術館や
地元の複数の画廊で
展示された。』
****************************
この絵を元に復刻されたのが
サンサーフのこちら ↓
になります。
この「マロロ」柄は
上の文章にあるように、
カリフォルニア往復の船から見た
マロロ（＝トビウオ）に
着想を得て生まれた柄だと
言われています。
（次回に続く）
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。
現在は、キングスミス・
スポーツウェアの
デザイナーだった
エセル・チャン・ラムに関する、
1997年のホノルル・
アドヴァタイザー紙の記事を
翻訳しています。
****************************
『キングスミス・スポーツウェア～
エセル・チャン・ラム（82歳）は
早い時代にアロハシャツを
デザインした（３）
カリフォルニアの画家
ミラード・シーツに励まされて、
エセルはカリフォルニアの
シュイナード美術学校への
２年間の奨学金を獲得した。
マトソンラインの
マロロ号に乗船しての
カリフォルニア往復の旅が、
彼女に作品を
ひらめかせたのであるが、
その作品が彼女の最初の
アロハシャツの１つに
描かれたトビウオ柄と
なったのである。
また、
エセルのペインティングは
ホノルル美術館や
地元の複数の画廊で
展示された。』
****************************
この絵を元に復刻されたのが
サンサーフのこちら ↓
になります。
この「マロロ」柄は
上の文章にあるように、
カリフォルニア往復の船から見た
マロロ（＝トビウオ）に
着想を得て生まれた柄だと
言われています。
（次回に続く）
ハワイの新聞記事から その371 1997年 キングスミス～エセル・チャン・ラム（82歳）は早い時代にアロハシャツをデザインした（２） [ハワイの新聞記事から]
筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。
現在は、
キングスミス・スポーツウェアと
同社のデザイナーだった
エセル・チャン・ラムに関する、
1997年のホノルル・
アドヴァタイザー紙の記事を
翻訳しています。
****************************
****************************
『キングスミス・スポーツウェア～
エセル・チャン・ラム（82歳）は
早い時代にアロハシャツを
デザインした（２）
アロハシャツは、
キングスミス・
スポーツウェアによって
製造されたものである。
ちなみに同社はもとは、
創業者であり
エセルとエラリーの父でもある
チャン・カム・チャウにちなんで
Ｃ・Ｋ・チャウ商会と
名付けられていた。
そして同社の近くで交差する
キング通りとスミス通りに
ちなんで改名されたのである。
エセルはプナホウ高校に通い、
1936年にハワイ大学マノア校を
家政学の学位を取って卒業した。
大学ではまた、
ドローイングとペインティングと
彫刻の授業も受けた。
アロハシャツが
最初に登場した時までに、
エセル・ラムは、
より実用的な服を
装飾するということ、
すなわち、
父親の服飾ビジネスで、
スウェットシャツの背中に
ハワイの風景を
ペイントするということを
すでにやっていたのである。』
****************************
エセルは、アロハシャツの
テキスタイル・デザインを
行う以前に、
「スウェットシャツの背中に
ハワイの風景をペイントする」
ということをやっていた、
という話は初めて知りました。
ハワイ土産として
観光客に売るのに
ちょうどよかったのでしょう。
大量にプリントするのではなく
１着１着ペイントするので、
リスクもロスも少なくて
済むというわけです。
なかなか良いアイデアですね。
古着で存在するかどうかは
わかりませんが、
ぜひ見てみたいものです。
（次回に続く）
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。
現在は、
キングスミス・スポーツウェアと
同社のデザイナーだった
エセル・チャン・ラムに関する、
1997年のホノルル・
アドヴァタイザー紙の記事を
翻訳しています。
****************************
****************************
『キングスミス・スポーツウェア～
エセル・チャン・ラム（82歳）は
早い時代にアロハシャツを
デザインした（２）
アロハシャツは、
キングスミス・
スポーツウェアによって
製造されたものである。
ちなみに同社はもとは、
創業者であり
エセルとエラリーの父でもある
チャン・カム・チャウにちなんで
Ｃ・Ｋ・チャウ商会と
名付けられていた。
そして同社の近くで交差する
キング通りとスミス通りに
ちなんで改名されたのである。
エセルはプナホウ高校に通い、
1936年にハワイ大学マノア校を
家政学の学位を取って卒業した。
大学ではまた、
ドローイングとペインティングと
彫刻の授業も受けた。
アロハシャツが
最初に登場した時までに、
エセル・ラムは、
より実用的な服を
装飾するということ、
すなわち、
父親の服飾ビジネスで、
スウェットシャツの背中に
ハワイの風景を
ペイントするということを
すでにやっていたのである。』
****************************
エセルは、アロハシャツの
テキスタイル・デザインを
行う以前に、
「スウェットシャツの背中に
ハワイの風景をペイントする」
ということをやっていた、
という話は初めて知りました。
ハワイ土産として
観光客に売るのに
ちょうどよかったのでしょう。
大量にプリントするのではなく
１着１着ペイントするので、
リスクもロスも少なくて
済むというわけです。
なかなか良いアイデアですね。
古着で存在するかどうかは
わかりませんが、
ぜひ見てみたいものです。
（次回に続く）
ハワイの新聞記事から その370 1997年 キングスミス～エセル・チャン・ラム（82歳）は早い時代にアロハシャツをデザインした（１） [ハワイの新聞記事から]
新聞記事の翻訳を
10日以上お休みしてしまい、
ご心配とご迷惑を
おかけいたしました。
お詫び申し上げます。
本日より再開いたします。
またお読みいただければ
幸いです。
****************************
筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。
今回からは、
キングスミス・スポーツウェアと
同社のデザイナーだった
エセル・チャン・ラムに関する、
1997年のホノルル・
アドヴァタイザー紙の記事を
翻訳していきます。
****************************
『キングスミス・スポーツウェア～
エセル・チャン・ラム（82歳）は
早い時代にアロハシャツを
デザインした（１）
彼女はアロハシャツの
母であった。
エセル・チャン・ラムは、
画家であり、
キングスミス・スポーツウェアの
オーナーであったが、
２月22日にホノルルの自宅で
死去した。
82歳であった。
彼女の兄、エラリー・
Ｊ・チャンは、多くの人によって、
「アロハシャツ」の発明者だと
見なされている。
彼は1936年に
「アロハシャツ」という名称を
登録したのであり、
また、明るい色の
ハワイアン・プリントのシャツを
大量に広告し販売した
最初の主要な小売業者でもあった。
しかしエラリー・チャンは
妹無くしては
それをなすことはできなかった。
アロハシャツの布地のための
プリントをデザインしたのは
エセル・ラムであった。
そのクラシックなデザインは、
今日のアンティーク・
ファッションの世界において
貴重なコレクターズ・アイテム
たりうるのである。』
****************************
主なアロハシャツ・メーカーを
取り上げた新聞記事は
ほぼ翻訳し終えましたので、
再びショップなどに関する
記事の翻訳に移ることに
いたします。
今回からしばらくは
エセル・チャン・ラムに関する
記事をご紹介していきます。
ちなみにこれは、
エセル・チャン・ラムの
死亡記事なのですが、
貴重な情報が多く含まれており
参考になります。
（次回に続く）
10日以上お休みしてしまい、
ご心配とご迷惑を
おかけいたしました。
お詫び申し上げます。
本日より再開いたします。
またお読みいただければ
幸いです。
****************************
筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。
今回からは、
キングスミス・スポーツウェアと
同社のデザイナーだった
エセル・チャン・ラムに関する、
1997年のホノルル・
アドヴァタイザー紙の記事を
翻訳していきます。
****************************
『キングスミス・スポーツウェア～
エセル・チャン・ラム（82歳）は
早い時代にアロハシャツを
デザインした（１）
彼女はアロハシャツの
母であった。
エセル・チャン・ラムは、
画家であり、
キングスミス・スポーツウェアの
オーナーであったが、
２月22日にホノルルの自宅で
死去した。
82歳であった。
彼女の兄、エラリー・
Ｊ・チャンは、多くの人によって、
「アロハシャツ」の発明者だと
見なされている。
彼は1936年に
「アロハシャツ」という名称を
登録したのであり、
また、明るい色の
ハワイアン・プリントのシャツを
大量に広告し販売した
最初の主要な小売業者でもあった。
しかしエラリー・チャンは
妹無くしては
それをなすことはできなかった。
アロハシャツの布地のための
プリントをデザインしたのは
エセル・ラムであった。
そのクラシックなデザインは、
今日のアンティーク・
ファッションの世界において
貴重なコレクターズ・アイテム
たりうるのである。』
****************************
主なアロハシャツ・メーカーを
取り上げた新聞記事は
ほぼ翻訳し終えましたので、
再びショップなどに関する
記事の翻訳に移ることに
いたします。
今回からしばらくは
エセル・チャン・ラムに関する
記事をご紹介していきます。
ちなみにこれは、
エセル・チャン・ラムの
死亡記事なのですが、
貴重な情報が多く含まれており
参考になります。
（次回に続く）
ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ（258）新出品のアロハシャツ [ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ]
本日は週末なので、
恒例の「ヤフオクで見かけた
ヴィンテージアロハシャツ」を、
お届けします。
今回も
「新出品のアロハシャツ」、
をご紹介します。
数があるので簡単に。
まず最初はこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/v1088712941
緑の地に、ヒトデ、ホタテ貝、
海藻、サンゴなどが描かれている
アンダー・シー柄です。
素材はレーヨン、
プリントは抜染、
ボタンは尿素ボタンで、
ブランドは「ガイモント」です。
続いてはこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u1088681288
魚（キヒキヒ）と、
投網漁や竿での釣り、
地引網漁などさまざまな方法で
漁をする人々の様子を描いた
なかなか珍しい柄になります。
素材は記載がありませんが
画像を見た感じでは
シルクだと思われます。
ボタンはココナッツ製で、
ブランドは「カハラ」です。
1940年代末頃の製品だと
筆者は推測します。
そしてこちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/j1088660345
パイナップルとヤシの木の、
シンプルな組み合わせです。
「コーラル・サンズ」という
フロリダのブランドですが、
聞きなれない名前です。
素材はレーヨン、
プリントはオーバープリント、
ボタンは貝ボタンでしょうか。
最後はカハナモクを２つ。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e1088625855
富士山と茄子の柄で、
ブランドは
「メイド・バイ・シスコ」の
文字が入った
「デューク・カハナモク」です。
サンサーフからも
復刻されている有名柄ですが
この配色はなかったと思います。
素材はレーヨン、
プリントは抜染、
ボタンは貝ボタンです。
そしてもう１つのカハナモクは
同じ出品者さんの、こちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/r1088602834
銛や投網で漁をする男たちと
踊るフラガール、
アウトリガーカヌーや
ヤシの島などが描かれています。
織ネームは正方形のタイプで
上のものよりやや古く、
1950年代初頭の製品です。
こちらも
素材はレーヨン、
プリントは抜染、
ボタンは貝ボタンです。
今回はこの辺で。
次回をお楽しみに。
（次回に続く）
恒例の「ヤフオクで見かけた
ヴィンテージアロハシャツ」を、
お届けします。
今回も
「新出品のアロハシャツ」、
をご紹介します。
数があるので簡単に。
まず最初はこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/v1088712941
緑の地に、ヒトデ、ホタテ貝、
海藻、サンゴなどが描かれている
アンダー・シー柄です。
素材はレーヨン、
プリントは抜染、
ボタンは尿素ボタンで、
ブランドは「ガイモント」です。
続いてはこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u1088681288
魚（キヒキヒ）と、
投網漁や竿での釣り、
地引網漁などさまざまな方法で
漁をする人々の様子を描いた
なかなか珍しい柄になります。
素材は記載がありませんが
画像を見た感じでは
シルクだと思われます。
ボタンはココナッツ製で、
ブランドは「カハラ」です。
1940年代末頃の製品だと
筆者は推測します。
そしてこちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/j1088660345
パイナップルとヤシの木の、
シンプルな組み合わせです。
「コーラル・サンズ」という
フロリダのブランドですが、
聞きなれない名前です。
素材はレーヨン、
プリントはオーバープリント、
ボタンは貝ボタンでしょうか。
最後はカハナモクを２つ。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e1088625855
富士山と茄子の柄で、
ブランドは
「メイド・バイ・シスコ」の
文字が入った
「デューク・カハナモク」です。
サンサーフからも
復刻されている有名柄ですが
この配色はなかったと思います。
素材はレーヨン、
プリントは抜染、
ボタンは貝ボタンです。
そしてもう１つのカハナモクは
同じ出品者さんの、こちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/r1088602834
銛や投網で漁をする男たちと
踊るフラガール、
アウトリガーカヌーや
ヤシの島などが描かれています。
織ネームは正方形のタイプで
上のものよりやや古く、
1950年代初頭の製品です。
こちらも
素材はレーヨン、
プリントは抜染、
ボタンは貝ボタンです。
今回はこの辺で。
次回をお楽しみに。
（次回に続く）
ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ（257）新出品のアロハシャツ [ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ]
本日は週末なので、
恒例の「ヤフオクで見かけた
ヴィンテージアロハシャツ」を、
お届けします。
今回は
「新出品のアロハシャツ」、
をご紹介します。
まず最初はこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/q1088138354
フラミンゴ柄の
マイアミシャツです
（フラミンゴはハワイではなく
マイアミのモチーフなので
アロハシャツではなく、
マイアミシャツと呼ぶことに
しています）。
ブランドは
「パリ・スタイル・ハワイアン」
です。
パリハワイアンは
ハワイのモチーフが多いですが
ハワイだけでなく
全米で売っていたため
マイアミっぽい
フラミンゴを入れて、
マイアミでも売れるように
したのかもしれません。
素材はレーヨン、
ボタンは竹ボタンです。
ちなみにパリハワイアンには
こんな ↓ 柄も存在します。
（筆者コレクションより）
グランドキャニオンの柄です。
織ネームは欠損していますが
同柄のパリハワイアンを
過去に見たことがあるので
間違いありません。
各地の風景（日本を含む）を
シャツにしているわけです。
続いてはこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n1088131721
鶴や打ち出の小槌、
矢車などが描かれた
伝統的な吉祥模様です。
織ネームが欠損していますが
オーダーメイドなどで
最初から付いていなかった
可能性もあります。
1940年代末頃の製品だと
推測します。
素材はレーヨン
（もしくはシルク）、
ボタンは貝ボタンです。
最後は、シャツではなく
Ｔシャツですが、
こちらをご紹介します。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f1088005559
アロハタワーやフラガール、
ウクレレ、ヨットなどが
描かれています。
面白いのは、
パイナップルを鉈で刈る
男性が描かれているところです。
あまり見かけない
モチーフだからです。
「バークレー・プレイシャツ」
という聞きなれないブランドです。
素材はレーヨンで、
首回りと裾にリブが
付いています。
チャップスイ柄なので
1940年代前半から半ばの
製品だと推測します。
もしかしたら1930年代末の
可能性もありますね。
古いものだと思います。
今回はこの辺で。
次回をお楽しみに。
（次回に続く）
恒例の「ヤフオクで見かけた
ヴィンテージアロハシャツ」を、
お届けします。
今回は
「新出品のアロハシャツ」、
をご紹介します。
まず最初はこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/q1088138354
フラミンゴ柄の
マイアミシャツです
（フラミンゴはハワイではなく
マイアミのモチーフなので
アロハシャツではなく、
マイアミシャツと呼ぶことに
しています）。
ブランドは
「パリ・スタイル・ハワイアン」
です。
パリハワイアンは
ハワイのモチーフが多いですが
ハワイだけでなく
全米で売っていたため
マイアミっぽい
フラミンゴを入れて、
マイアミでも売れるように
したのかもしれません。
素材はレーヨン、
ボタンは竹ボタンです。
ちなみにパリハワイアンには
こんな ↓ 柄も存在します。
（筆者コレクションより）
グランドキャニオンの柄です。
織ネームは欠損していますが
同柄のパリハワイアンを
過去に見たことがあるので
間違いありません。
各地の風景（日本を含む）を
シャツにしているわけです。
続いてはこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n1088131721
鶴や打ち出の小槌、
矢車などが描かれた
伝統的な吉祥模様です。
織ネームが欠損していますが
オーダーメイドなどで
最初から付いていなかった
可能性もあります。
1940年代末頃の製品だと
推測します。
素材はレーヨン
（もしくはシルク）、
ボタンは貝ボタンです。
最後は、シャツではなく
Ｔシャツですが、
こちらをご紹介します。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f1088005559
アロハタワーやフラガール、
ウクレレ、ヨットなどが
描かれています。
面白いのは、
パイナップルを鉈で刈る
男性が描かれているところです。
あまり見かけない
モチーフだからです。
「バークレー・プレイシャツ」
という聞きなれないブランドです。
素材はレーヨンで、
首回りと裾にリブが
付いています。
チャップスイ柄なので
1940年代前半から半ばの
製品だと推測します。
もしかしたら1930年代末の
可能性もありますね。
古いものだと思います。
今回はこの辺で。
次回をお楽しみに。
（次回に続く）
ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ（256）色違いのアロハシャツ [ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ]
本日は週末なので、
恒例の「ヤフオクで見かけた
ヴィンテージアロハシャツ」を、
お届けします。
今回は
「色違いのアロハシャツ」、
をご紹介します。
「ヤフオクで見かけた
ヴィンテージアロハシャツ
（253）」で
「ロス・サザランド」のシャツを
ご紹介しました。
https://vintage-aloha-shirt.blog.ss-blog.jp/2023-04-01
その際
「1950年代末～60年代初頭の
もの」という筆者の推測を
述べました。
今回取り上げるシャツも、
色合いや素材などから見て、
それに近い時期のものだと
思われます。
こちら ↓ です。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/l1086777048
日本刀の鍔（つば＝刀剣の柄と
刀身との間に挟んで、
柄を握る手を防護する部位）
と、家紋を散らした
柄になります。
背景のギザギザの太帯を
見ると、
ボーダーパターンであることが
わかります。
素材はコットンサテン、
プリントはオーバープリント、
ボタンはプラスチック製で、
ブランドは
「トロピカーナ」になります。
ボタンがプラスチック製なので
1960年代初頭の製品かも
しれませんが、
落ち着いた色合いや
コットンサテンという素材から
「1950年代末のプリント生地を
1960年代初頭に製品化した」
という可能性が高いと
筆者は考えます。
さて、このシャツの色違いが
こちらになります。
（筆者コレクションより）
上のシャツが色落ちしただけ
かもしれませんが、
異なる配色のようにも見えます。
面白いのは、同柄なのに
織ネームが違うことです。
上の方が古く、
下の方が新しいことは
製品の比較からわかっています。
同柄なのに織ネームが違う理由は
推測するしかありませんが、
１）織ネームを切り替える時期
（1960年代初頭？）に
作られた製品だった
あるいは
２）この柄がロングセラーで
数年にわたって生産され
販売されていた
のどちらかではないでしょうか？
そしてこの柄には
ショップの織ネームが
付けられたものも存在します。
（過去のヤフオク出品物）
グリーン系の配色なので
イエロー系の上のシャツとは
明らかに異なる配色
（色落ちや汚れではない）です。
この「ロイヤル・メンズ・
ショップ」については
詳しいことはわかりませんが、
筆者が調べた限りでは
1942年（第二次世界大戦中）に
「ハワイアン・スポーツ・
シャツ」（柄は不明）を
販売していたことが
わかっています。
織ネームは古そう
（1950年代風）なのですが、
ボタンがプラスチック製なので
やはり1960年代初頭頃の
製品だと思います。
今回はこの辺で。
次回をお楽しみに。
（次回に続く）
恒例の「ヤフオクで見かけた
ヴィンテージアロハシャツ」を、
お届けします。
今回は
「色違いのアロハシャツ」、
をご紹介します。
「ヤフオクで見かけた
ヴィンテージアロハシャツ
（253）」で
「ロス・サザランド」のシャツを
ご紹介しました。
https://vintage-aloha-shirt.blog.ss-blog.jp/2023-04-01
その際
「1950年代末～60年代初頭の
もの」という筆者の推測を
述べました。
今回取り上げるシャツも、
色合いや素材などから見て、
それに近い時期のものだと
思われます。
こちら ↓ です。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/l1086777048
日本刀の鍔（つば＝刀剣の柄と
刀身との間に挟んで、
柄を握る手を防護する部位）
と、家紋を散らした
柄になります。
背景のギザギザの太帯を
見ると、
ボーダーパターンであることが
わかります。
素材はコットンサテン、
プリントはオーバープリント、
ボタンはプラスチック製で、
ブランドは
「トロピカーナ」になります。
ボタンがプラスチック製なので
1960年代初頭の製品かも
しれませんが、
落ち着いた色合いや
コットンサテンという素材から
「1950年代末のプリント生地を
1960年代初頭に製品化した」
という可能性が高いと
筆者は考えます。
さて、このシャツの色違いが
こちらになります。
（筆者コレクションより）
上のシャツが色落ちしただけ
かもしれませんが、
異なる配色のようにも見えます。
面白いのは、同柄なのに
織ネームが違うことです。
上の方が古く、
下の方が新しいことは
製品の比較からわかっています。
同柄なのに織ネームが違う理由は
推測するしかありませんが、
１）織ネームを切り替える時期
（1960年代初頭？）に
作られた製品だった
あるいは
２）この柄がロングセラーで
数年にわたって生産され
販売されていた
のどちらかではないでしょうか？
そしてこの柄には
ショップの織ネームが
付けられたものも存在します。
（過去のヤフオク出品物）
グリーン系の配色なので
イエロー系の上のシャツとは
明らかに異なる配色
（色落ちや汚れではない）です。
この「ロイヤル・メンズ・
ショップ」については
詳しいことはわかりませんが、
筆者が調べた限りでは
1942年（第二次世界大戦中）に
「ハワイアン・スポーツ・
シャツ」（柄は不明）を
販売していたことが
わかっています。
織ネームは古そう
（1950年代風）なのですが、
ボタンがプラスチック製なので
やはり1960年代初頭頃の
製品だと思います。
今回はこの辺で。
次回をお楽しみに。
（次回に続く）
ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ（255）新出品のアロハシャツ [ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ]
本日は週末なので、
恒例の「ヤフオクで見かけた
ヴィンテージアロハシャツ」を、
お届けします。
今回は
「新出品のアロハシャツ」、
しかもスペシャルなシャツを
ご紹介します。
こちら ↓ です。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k1087142018
有名な「パームクライマー」
です。
サンサーフからも
復刻されていますね。
素材はレーヨン、
プリントは抜染で、
ボタンは白の尿素ボタンです。
この柄は
いろいろなブランドから
出ていますが、
この社の織ネームは単に
「スポーツウェア」と
記されているだけで、
ブランド名やメーカー名は
わかりません。
普及品（観光地の
お土産ショップでの販売など）
あるいはセール品
（ブランド名を
出したくない場合）
といった可能性が
考えられます。
両胸にポケットが
付いているので、
本土系のメーカーだと
思われます。
カリフォルニア製
（メイドインカリフォルニア）
あたりではないかと
筆者は推測します。
かなり高額に
なるでしょうね。
ウォッチしておきます。
次回をお楽しみに。
（次回に続く）
恒例の「ヤフオクで見かけた
ヴィンテージアロハシャツ」を、
お届けします。
今回は
「新出品のアロハシャツ」、
しかもスペシャルなシャツを
ご紹介します。
こちら ↓ です。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k1087142018
有名な「パームクライマー」
です。
サンサーフからも
復刻されていますね。
素材はレーヨン、
プリントは抜染で、
ボタンは白の尿素ボタンです。
この柄は
いろいろなブランドから
出ていますが、
この社の織ネームは単に
「スポーツウェア」と
記されているだけで、
ブランド名やメーカー名は
わかりません。
普及品（観光地の
お土産ショップでの販売など）
あるいはセール品
（ブランド名を
出したくない場合）
といった可能性が
考えられます。
両胸にポケットが
付いているので、
本土系のメーカーだと
思われます。
カリフォルニア製
（メイドインカリフォルニア）
あたりではないかと
筆者は推測します。
かなり高額に
なるでしょうね。
ウォッチしておきます。
次回をお楽しみに。
（次回に続く）
お知らせ [お知らせ]
いつも当ブログを
お読みくださり
ありがとうございます。
都合により、1週間程度、
平日のブログ
（新聞記事の翻訳）を
お休みさせていただきます。
再開は4月中旬を
予定しています。
なお、今週末の
土曜日と日曜日には、
「ヤフオクで見かけた
ヴィンテージアロハシャツ」
をアップしますので、
そちらをお待ちください。
（筆者コレクションより）
ありがとうございました。
お読みくださり
ありがとうございます。
都合により、1週間程度、
平日のブログ
（新聞記事の翻訳）を
お休みさせていただきます。
再開は4月中旬を
予定しています。
なお、今週末の
土曜日と日曜日には、
「ヤフオクで見かけた
ヴィンテージアロハシャツ」
をアップしますので、
そちらをお待ちください。
（筆者コレクションより）
ありがとうございました。
ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ（254）新出品のアロハシャツ [ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ]
本日は週末なので、
恒例の「ヤフオクで見かけた
ヴィンテージアロハシャツ」を、
お届けします。
今回は
「新出品のアロハシャツ」を
ご紹介します。
最初はこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/j1086875394
赤地に白い蘭の花が
描かれています。
上の方はランダムに
並んでいますが、
裾回りは、波状（「～」）に
レイのように
連なっているところが
特徴的ですね。
この明るい赤色は
1950年代のコットン製
アロハシャツによく見られる
色味です。
素材はコットン、
ボタンはココナッツ製で
織ネームは「ワイキキ・
スポーツ」になります。
なかなか良い柄だと思います。
続いてはこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h1087070762
植物の葉を
センス良くデザイン化した
柄になります。
特にハワイらしいモチーフとも
言えないため、
アロハシャツとは
言えないでしょうが、
それでも魅力的な柄です。
素材はレーヨンのようですが、
プリントは抜染ではなく
オーバープリントで、
ボタンは貝ボタンのように
見えます。
ブランドは「マンハッタン」で
1950年代製だと思われます。
最後はこちらになります。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/q1087079411
アトミックなタッチの
魚柄です。
モチーフが魚なので
ハワイっぽいと
言えなくもありませんが、
「ミッドセンチュリー」的な
デザインと色使い（特に水色）が
アロハシャツと呼ぶのを
躊躇させます。
そうは言っても
なかなか良い柄です。
ブランドは「ピルグリム」、
素材はコットンで、
ボタンは透明な
プラスチック製です。
1950年代末～60年代初頭の
製品だと推測します。
今回はこの辺で。
次回をお楽しみに。
（次回に続く）
恒例の「ヤフオクで見かけた
ヴィンテージアロハシャツ」を、
お届けします。
今回は
「新出品のアロハシャツ」を
ご紹介します。
最初はこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/j1086875394
赤地に白い蘭の花が
描かれています。
上の方はランダムに
並んでいますが、
裾回りは、波状（「～」）に
レイのように
連なっているところが
特徴的ですね。
この明るい赤色は
1950年代のコットン製
アロハシャツによく見られる
色味です。
素材はコットン、
ボタンはココナッツ製で
織ネームは「ワイキキ・
スポーツ」になります。
なかなか良い柄だと思います。
続いてはこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h1087070762
植物の葉を
センス良くデザイン化した
柄になります。
特にハワイらしいモチーフとも
言えないため、
アロハシャツとは
言えないでしょうが、
それでも魅力的な柄です。
素材はレーヨンのようですが、
プリントは抜染ではなく
オーバープリントで、
ボタンは貝ボタンのように
見えます。
ブランドは「マンハッタン」で
1950年代製だと思われます。
最後はこちらになります。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/q1087079411
アトミックなタッチの
魚柄です。
モチーフが魚なので
ハワイっぽいと
言えなくもありませんが、
「ミッドセンチュリー」的な
デザインと色使い（特に水色）が
アロハシャツと呼ぶのを
躊躇させます。
そうは言っても
なかなか良い柄です。
ブランドは「ピルグリム」、
素材はコットンで、
ボタンは透明な
プラスチック製です。
1950年代末～60年代初頭の
製品だと推測します。
今回はこの辺で。
次回をお楽しみに。
（次回に続く）
