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ハワイの新聞記事から その325 1956年 アパレル・センター・ビルには7つの衣料品会社が入居している(2) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

現在は「アパレル・
センター・ビル」を紹介する、
1956年のホノルル・
スターブリトゥン紙の記事を
翻訳しています。

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『アパレル・センター・ビルには
7つの衣料品会社が
入居している(2)

 これらの会社のうちの1社は、
手捺染するために
長さ160フィート
(訳注:約48.8メートル)の、
途切れることのない
フロアスペースが必要であった。

また別の2社は、
このプリント生地を
消費する側であり、
その供給会社の隣であることが
必要であった。

 漆喰天井を備えた
中空鋼構造は、
7つのユニットのそれぞれが
各テナントの独立した要望に
適合しうるように、
デザインされている。

 天窓に至るまでの広い床は
最大限の照度と換気性を
提供しており、それが
涼しさと快適な労働条件を
保証してくれるのである。』

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手捺染するために
長さ160フィートの床が
必要だったのは
「ノエル・オブ・ハワイ」
でしょう。

また、そのプリント生地を
消費する側であり、
隣であることが必要だったのは
女児服のメーカー「ナリイ・
ファッションズ」と、
ドレスのメーカー「ペギー・
ウッド・デザインズ」だと
思われます。


ところで、
記事に添えられた見取り図と
グーグルマップの俯瞰写真を
並べて見てみましょう。

アパレル・センター.jpg

(アパレル・センター・
ビルの見取り図)

makaloa st.jpg

(グーグルマップの
 俯瞰写真から引用)


俯瞰写真で見ると、
この建物の屋根が、
両端は水平で、
中央部分が逆V字型に
高くなっているのが
わかります。

つまり中央は
天井が高くなっており、
その段差面が
垂直な「天窓」になっていて、
それが「最大限の照度と換気性を
提供」しているのでしょう。

快適な空間だったことが
想像できますね。



(次回に続く)

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