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ハワイの新聞記事から その321 1956年 ハワイアントグス~手捺染の生地がファッションを刺激する(4) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

現在は、
1956年のホノルル・
アドヴァタイザー紙掲載の、
ハワイの衣料品産業に関する
シリーズ記事の第12回、
ハワイアントグスを
翻訳中です。

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『シリーズ ハワイの
ファッション産業(12)
~ハワイアントグス
手捺染の生地が
ファッションを刺激する(4)

 この会社は、
生地を注文する際、
花柄は大衆に人気があると
いうことに気が付いた。

タパ柄もまた売れ行きが良いし、
さらには、最近の流行が
東洋的な柄に向かっている結果、
そのような流行を
反映したような面白い柄も
多くなっている。

現在最も人気のある柄の1つは
将棋の駒を使ったもので、
それは、訴えかけるような
金色を仕上げに使った
ミニチュアの駒の柄である。

 ニューヨークの
トラファーゲン・デザイン学校で
学んだジェーン・サガワ女史が
同社のデザイナーである。』

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この記事が書かれた1956年には
「東洋的な柄が流行」している
ようです。

実際、ハワイアントグスには
和柄と言うよりも
中国柄に近い柄が
見受けられます。
例えば、こちら ↓ です。

スクリーンショット 2023-01-26 220330.jpg

スクリーンショット 2023-01-26 220231.jpg

(筆者コレクションより)

素材はレーヨンで、
プリントはオーバー
プリントです。

上の記事を参考にするなら
これなどは、
1956年前後に作られたと
言ってもよさそうです
(もう少し時代が下ると、
レーヨンではなくコットンに
移行したと推測されます)。



(次回に続く)

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