ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ(193)「海の日」特集!最近終了した注目のアロハシャツ [ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ]
本日は祝日(海の日)なので、恒例の
「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」をお届けします。
今回は「最近終了した注目のアロハシャツ」の中から、
「海の日」にちなんで、「海に関係する」ヴィンテージ・アロハシャツを取り上げます。
まず最初は、こちら ↓ です。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/v1057522291
葛飾北斎の「富嶽三十六景」の中の1つ「神奈川沖浪裏」をアレンジした柄で、
荒れ狂う荒波と、それに翻弄される木舟、そして遠くに富士山が描かれています。
非常にダイナミックで、かっこいい柄ですね。
実際の浮世絵よりも富士山が大きく描かれ、
また、うまくリピートする(柄の上下がつながる)よう、
実際にはない波が描き足されています。
(ウィキペディアより引用)
なお、「神奈川沖浪裏」についての詳しい解説は、こちら ↓ をご覧ください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E5%A5%88%E5%B7%9D%E6%B2%96%E6%B5%AA%E8%A3%8F
この柄は、洋書「THE ALOHA SHIRT」のP10に色違い(青い海)が掲載されており、
以前から気になっていた柄(しかもまだ見たことがなかった柄)です。
同書では「ブランド不明」(織ネーム欠損)と記載されており、
どこの製品かはわかりません。
一方こちらのシャツには「ヤット・シング」の織ネームが付けられています。
実はこのブランドは非常に珍しい(
古着屋さんでもヤフオクでもほとんど見かけません)のですが、
つい先日当ブログで取り上げたところだったので、続けての出品に筆者も少し驚いています。
素材はレーヨン縮緬、ボタンはココナッツボタンです。
そしてまた、「ブラウン系」(ヤフオク)と「ブルー系」(洋書)の
色違いが存在することが確認されました。
やはりこの2色は、レーヨン縮緬の王道の配色パターンと言ってよさそうですね。
続いては、少し前の終了分ですが、こちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b1051529119
「パリハワイアンスタイルド」(「ド」付)の、
波と虹とダイヤモンドヘッドと藁ぶき屋根の家とハイビスカスの柄です。
パリハワイアンでよく使われるモチーフばかりですね。
素材はレーヨン、プリントはオーバープリント、
ボタンはシェルミーボタンです。
これの色違いがあります。
(筆者コレクションより)
ダイヤモンドヘッドや岩、藁ぶき屋根の家などが茶色になっています。
また「ブラウン系」と「ブルー系」の色違いの法則に則っていますね。
織ネームは上のと同じ「パリハワイアンスタイルド」(「ド」付)です。
そしてこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g1057342730
ハワイ島にかつてあった「オノメアアーチ」(洞門)の柄です。
出品者さんの説明にあるように、崩落してしまったそうです。
在りし日の姿はこんな感じです。
https://www.ebay.com/itm/254762362601
(eBayの出品物より引用)
全く同じではありませんが、日本人の絵師がこのような絵葉書を元に
柄を描き起こしたことが容易に推測されます。
ブランドは「カイマナハワイアンスタイル」でパリハワイアンの兄弟ブランドです。
素材はレーヨン、プリントはオーバープリント、
ボタンは竹ボタンです。
こちらも色違いがあります。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e226995626
赤い波はかなり強烈ですが、こちらの濃茶の波は対照的に重々しい感じです。
織ネームは「パリスタイルハワイアン」で、
ボタンは竹ボタンです。
さらにもう1つ色違いを。
(筆者コレクションより)
こちらは黄色の波で、一転して軽い感じ、
明るい日差しのハワイらしい感じに仕上がっています
(織ネームはパリハワイアンスタイル)。
色違いによって、これほど印象が変わる柄と言うのも珍しいです。
このほかにも、海の柄と言えば、
筆者が真っ先に思い浮かべるブランドとして「イオラニ」がありますが、
最近終了したこちら ↓
(織ネームは欠損していますがイオラニで間違いありません)は、先日紹介済みですね。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f1055270928
それでは今回はこの辺で。
(次回に続く)
「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」をお届けします。
今回は「最近終了した注目のアロハシャツ」の中から、
「海の日」にちなんで、「海に関係する」ヴィンテージ・アロハシャツを取り上げます。
まず最初は、こちら ↓ です。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/v1057522291
葛飾北斎の「富嶽三十六景」の中の1つ「神奈川沖浪裏」をアレンジした柄で、
荒れ狂う荒波と、それに翻弄される木舟、そして遠くに富士山が描かれています。
非常にダイナミックで、かっこいい柄ですね。
実際の浮世絵よりも富士山が大きく描かれ、
また、うまくリピートする(柄の上下がつながる)よう、
実際にはない波が描き足されています。
(ウィキペディアより引用)
なお、「神奈川沖浪裏」についての詳しい解説は、こちら ↓ をご覧ください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E5%A5%88%E5%B7%9D%E6%B2%96%E6%B5%AA%E8%A3%8F
この柄は、洋書「THE ALOHA SHIRT」のP10に色違い(青い海)が掲載されており、
以前から気になっていた柄(しかもまだ見たことがなかった柄)です。
同書では「ブランド不明」(織ネーム欠損)と記載されており、
どこの製品かはわかりません。
一方こちらのシャツには「ヤット・シング」の織ネームが付けられています。
実はこのブランドは非常に珍しい(
古着屋さんでもヤフオクでもほとんど見かけません)のですが、
つい先日当ブログで取り上げたところだったので、続けての出品に筆者も少し驚いています。
素材はレーヨン縮緬、ボタンはココナッツボタンです。
そしてまた、「ブラウン系」(ヤフオク)と「ブルー系」(洋書)の
色違いが存在することが確認されました。
やはりこの2色は、レーヨン縮緬の王道の配色パターンと言ってよさそうですね。
続いては、少し前の終了分ですが、こちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b1051529119
「パリハワイアンスタイルド」(「ド」付)の、
波と虹とダイヤモンドヘッドと藁ぶき屋根の家とハイビスカスの柄です。
パリハワイアンでよく使われるモチーフばかりですね。
素材はレーヨン、プリントはオーバープリント、
ボタンはシェルミーボタンです。
これの色違いがあります。
(筆者コレクションより)
ダイヤモンドヘッドや岩、藁ぶき屋根の家などが茶色になっています。
また「ブラウン系」と「ブルー系」の色違いの法則に則っていますね。
織ネームは上のと同じ「パリハワイアンスタイルド」(「ド」付)です。
そしてこちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g1057342730
ハワイ島にかつてあった「オノメアアーチ」(洞門)の柄です。
出品者さんの説明にあるように、崩落してしまったそうです。
在りし日の姿はこんな感じです。
https://www.ebay.com/itm/254762362601
(eBayの出品物より引用)
全く同じではありませんが、日本人の絵師がこのような絵葉書を元に
柄を描き起こしたことが容易に推測されます。
ブランドは「カイマナハワイアンスタイル」でパリハワイアンの兄弟ブランドです。
素材はレーヨン、プリントはオーバープリント、
ボタンは竹ボタンです。
こちらも色違いがあります。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e226995626
赤い波はかなり強烈ですが、こちらの濃茶の波は対照的に重々しい感じです。
織ネームは「パリスタイルハワイアン」で、
ボタンは竹ボタンです。
さらにもう1つ色違いを。
(筆者コレクションより)
こちらは黄色の波で、一転して軽い感じ、
明るい日差しのハワイらしい感じに仕上がっています
(織ネームはパリハワイアンスタイル)。
色違いによって、これほど印象が変わる柄と言うのも珍しいです。
このほかにも、海の柄と言えば、
筆者が真っ先に思い浮かべるブランドとして「イオラニ」がありますが、
最近終了したこちら ↓
(織ネームは欠損していますがイオラニで間違いありません)は、先日紹介済みですね。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f1055270928
それでは今回はこの辺で。
(次回に続く)
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