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ハワイの新聞記事から その170 1968 ムサシヤ・ザ・シャツメーカーが閉店(6) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、アロハシャツに関するハワイの新聞記事の中から、
面白そうなものをランダムに選び、翻訳してご紹介しています。

現在は、ムサシヤ・ザ・シャツメーカーについての
1968年の新聞記事をお届けしています。



A68 musashiya.jpg

『「ナンバーワンのシャツメーカー」が華やかなキャリアを終える(6)
文/メアリー・クック(ホノルル・アドヴァタイザー紙スタッフ・ライター)

 確かに、英国のシャツ地を好む男性たちはホノルルにもいるが、
そのようなシャツ地が魚市場の近くで彼らを待っていることを
彼らはどのように知ると言うのか?(いや、知らないだろう。)

 「一方通行だな。新聞で宣伝するというのは。」宮本はそう考えた。

 直ちに彼は、総合広告代理店のチャールズ・R・フレイザー社のオフィスで
自らの窮状を知らせ、
同社のメレン氏が解決策を提案するために反物店を訪れるようにさせた。

 宮本が、誰にもまねできない彼の和製英語をペラペラしゃべった際の災難の話を
長々とする間、メレン氏は耳を傾けた。

 そうだ、誰にもまねできないんだとメレンは思った。

しかし、そのカラフルな言葉のほとばしりをなぜ言葉通りに再現しない?
すればいいではないか。

彼は、一連の小広告で物語を語るために宮本自身の言葉を使おうとした。

 しかしより多くのものが必要だった。

その広告マンは、着物を着て下駄を履いた姿でお辞儀をし笑顔を浮かべる姿を
急いでスケッチした。

その後、ムサシヤという店の名前に注目し、
それをムサシヤ・ザ・シャツメーカーに改めたのである。』




(次回に続く)

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