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ハワイの新聞記事から その72 1939 ハワイの衣料品産業(8) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、アロハシャツに関するハワイの新聞記事の中から、
面白そうなものをランダムに選び、翻訳してご紹介しています。

現在は、『ホノルル・アドヴァタイザー紙』に掲載された、
1939年の記事を翻訳しています。
内容は、ハワイの衣料品産業に関する文章です。




ハワイの衣料品産業(8)
文/ローナ・アーレン

 このメーカーだけの柄の中には、かわいらしいフラ柄がある。

そこにはウリウリと細い竹の棒が描かれており、
カラカウア王の宮廷で美しいダンサーたちがたてる
ウリウリと竹の棒の音が聞こえてくるようである。

 ほかにはクラウン・フラワー(訳注:星形の花)柄というのもあり、
自然は女王の小冠からこの花のデザインを取っている。

また王族柄は、羽根で作った昔の貴族のケープの模様が織り込まれている。

アロハ柄は、アロハタワーや深紅色のハイビスカスのレイといった
ハワイの主題が陽気に寄せ集められている。

 「この土地の人々が、正義に則り、末永く暮らせるように」
(訳注:ウィキペディアより引用)という意味のハワイ語の標語が添えられた、
カメハメハ王の有名な紋章は、ブランフリートが所有している
(訳者補足:衣料品での使用権を所有しているという意味か?)のであるが、
その紋章がデューク・カハナモク・ブランドのジャケットやシャツに使われており、
また、魅力的な「カ・モイ」柄の中に組み入れられてもいる。』



何点か補足しておきます。

まず、クラウン・フラワーというのは、
レイなどにも使われる花で、このような ↓ ものです。

1_DSC08690.jpg

4_DSC_0492.jpg

4c0b3ae5008530384191a5f733c5cb8f.jpg

http://hawaiilifestyle.jp/note/?p=26725
(Hawaii Lifestyle ClubさんのHPより引用)


また、「カメハメハ王の有名な紋章」というのは、このようなもの ↓ で、

586px-Ua_Mau_Ke_Ea_O_Ka_Aina_I_ka_Pono-Halepualani,_Hawaiian_quilt,_Honolulu_Museum_of_Art_5469.1.JPG

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Ua_Mau_Ke_Ea_O_Ka_Aina_I_ka_Pono-Halepualani,_Hawaiian_quilt,_Honolulu_Museum_of_Art_5469.1.JPG
(ウィキペディアより引用)

このキルトの下の方に
「Ua Mau ke Ea o ka ʻĀina i ka Pono.」というハワイ語の標語が書かれています。

ちなみにこの標語は「ハワイ王国のカメハメハ3世がホノルルのトマス広場で、
1843年7月31日に語った言葉」(ウィキペディアより引用)だそうです。



(次回に続く)

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