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ハワイの新聞記事から その71 1939 ハワイの衣料品産業(7) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、アロハシャツに関するハワイの新聞記事の中から、
面白そうなものをランダムに選び、翻訳してご紹介しています。

現在は、『ホノルル・アドヴァタイザー紙』に掲載された、
1939年の記事を翻訳しています。
内容は、ハワイの衣料品産業に関する文章です。




ハワイの衣料品産業(7)
文/ローナ・アーレン

 品質の良さを強調し、非常に特色のあるハワイのファッションを生産している、
また別のメーカーは、ブランフリート
(訳者補足:のちのカハラ・スポーツウェア)である。

ちなみに同社の工場はノース・キング通りの、ファーリントン高校の近くにある。

 このメーカーの中で最も人気のある製品は
デューク・カハナモク・ジャケットであり、それには男性用と女性用がある。

この有名なデューク・ジャケットの新型はまもなく店頭に並ぶところだが、
それまでは正確なディテールはブランフリートとの秘密事項である。

 米国本土から輸入したコットン生地とカラ・クロスが、
このメーカーが最も頻繁に使う布地である。

カラ・クロスというのは新しい生地であるが、
ブランフリートのために、さまざまな実験を経て、
コットンとウールとレーヨンを混紡して作られたものである。

この素材は洗濯が可能で、
ハワイでの生活、あるいはハワイに限らずどこでも遊び時間に最適である。』



pins p2.jpg

pins p3.jpg

これらの写真には説明がないため、ブランフリートの製品かどうか、
また、どんな柄なのかがよくわかりませんが、
おそらくブランフリートの製品でしょう。


また、文中に出てくる「デューク・カハナモク・ジャケット」というのは
(これも写真がないため正確にはわかりませんが)、
おそらく、胸にハワイ王家の紋章が刺しゅうされているシャツ・ジャケット
(いわゆるテーラード・ジャケットではなく)ではないかと筆者は推測します。




(次回に続く)

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