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ハワイの新聞記事から その65 1939 ハワイの衣料品産業(1) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、アロハシャツに関するハワイの新聞記事の中から、
面白そうなものをランダムに選び、翻訳してご紹介しています。

今回から新しく、『ホノルル・アドヴァタイザー紙』に掲載された、
1939年の記事を翻訳していきます。
内容は、女性服を中心としたハワイの衣料品産業に関する文章です。




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ハワイの衣料品産業(1)
文/ローナ・アーレン

---女性服の製造という、ホノルルの新しい産業は
この2年で100万ドルの分け前に成長した。---

 アロハシャツ、すなわち、ハワイでデザインされ製造されている、
着心地がよく、陽気で、画趣に富む、このスポーツウェアの象徴は、
いまや一大ビジネスとなった。

 スラックス、ショートパンツ、水着とブッシュ・ジャケットのセット、
ハウスコート、そしてプレイスーツなど、
楽しい生活設計のために作られる全ての服は、
多くの会社によって生産されている。

そしてある調査が示すように、需要も増大している。

 ハワイの衣料品製造は、
数年前の、あたりはずれの大きい、ばくちのようなビジネスから、
ハワイ準州における非常に重要な産業へと成長してきた。

ハワイが、米国でのスポーツウェア製造の
主導的中心地の1つになるかもしれないというのは、
可能なことという以上のことであり、
人によっては必然的なことと考えるかもしれない。』




今回から、戦前のハワイの衣料品産業を描いた新聞記事をご紹介します。
戦前のことがわかる資料は実はあまり多くないのですが、
その中では、専門書にもよく引用される基本文献であり、
女性服が中心とはいえ、当時の衣料品産業のことがよくわかる重要な文章です。

少し長いですが、興味深い内容も多いので、
しばらくお付き合いください。



(次回に続く)

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