ハワイの新聞記事から その59 1960 エルシー・ダースの芸術的才能(23) [ハワイの新聞記事から]
筆者が収集した、アロハシャツに関するハワイの新聞記事の中から、
面白そうなものをランダムに選び、翻訳してご紹介しています。
現在は、ホノルル・アドヴァタイザー紙の1960年の記事を翻訳しています。
話題は、戦前はテキスタイル・デザイナーとして活躍し、
戦後はドレスのデザイナーとなったエルシー・ダースについてです。
『エルシー・ダースの芸術的才能(23)
文/ペギー・マッケンジー
その女性(訳者補足:義理の娘と来店した女性)は、
金襴のスーツ、コットンのドレス、スカート付きのプレースーツを注文した。
彼女はすでに、緑の濃淡のシルクを使った既製のムームーを選んでいる
(訳者補足:それなのに、さらに注文したのである)。
ちなみにそのムームーは、ニューヨークに戻ったらリビングルームにいる彼女を
絶世の美人にしてくれるであろう(訳者補足:それくらい素晴らしいムームーである)。
そろそろ5時になろうとしている。
エルシーの助手と2人の縫子はすでに帰宅してしまった。
私はエルシーが動き回るのを見ることにちょうど疲れ始めていた。
ドアが再び開き、地元の人がひょいと入ってきて、
グレース王妃がモナコから航空便で送った素敵なドレスについて
エルシーに語った。
ファスナーがどんなふうにドレスに縫いこまれているか、
織り込まれた葉っぱ状の複雑な配置で隠されているファスナーの様子について
エルシーが聞きたがっていると、その彼女はわかっているのである。
そして実際、エルシーは聞きたがった。
その地元の人も出ていった。』
長く続いたこの新聞記事も、ようやく次回で最終回となります。
ドレスショップの話ばかりで、
テキスタイル・デザインの話はほとんど出てきませんでしたね。
ちょっと拍子抜けで、残念な記事でしたが、
エルシー・ダースの人となりは少しだけ理解できたように思います。
それで良しとしましょう。
それでは次回をお楽しみに。
(次回に続く)
面白そうなものをランダムに選び、翻訳してご紹介しています。
現在は、ホノルル・アドヴァタイザー紙の1960年の記事を翻訳しています。
話題は、戦前はテキスタイル・デザイナーとして活躍し、
戦後はドレスのデザイナーとなったエルシー・ダースについてです。
『エルシー・ダースの芸術的才能(23)
文/ペギー・マッケンジー
その女性(訳者補足:義理の娘と来店した女性)は、
金襴のスーツ、コットンのドレス、スカート付きのプレースーツを注文した。
彼女はすでに、緑の濃淡のシルクを使った既製のムームーを選んでいる
(訳者補足:それなのに、さらに注文したのである)。
ちなみにそのムームーは、ニューヨークに戻ったらリビングルームにいる彼女を
絶世の美人にしてくれるであろう(訳者補足:それくらい素晴らしいムームーである)。
そろそろ5時になろうとしている。
エルシーの助手と2人の縫子はすでに帰宅してしまった。
私はエルシーが動き回るのを見ることにちょうど疲れ始めていた。
ドアが再び開き、地元の人がひょいと入ってきて、
グレース王妃がモナコから航空便で送った素敵なドレスについて
エルシーに語った。
ファスナーがどんなふうにドレスに縫いこまれているか、
織り込まれた葉っぱ状の複雑な配置で隠されているファスナーの様子について
エルシーが聞きたがっていると、その彼女はわかっているのである。
そして実際、エルシーは聞きたがった。
その地元の人も出ていった。』
長く続いたこの新聞記事も、ようやく次回で最終回となります。
ドレスショップの話ばかりで、
テキスタイル・デザインの話はほとんど出てきませんでしたね。
ちょっと拍子抜けで、残念な記事でしたが、
エルシー・ダースの人となりは少しだけ理解できたように思います。
それで良しとしましょう。
それでは次回をお楽しみに。
(次回に続く)
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