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ハワイの新聞記事から その33 1987 アロハシャツの創造者たち(10) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、アロハシャツに関するハワイの新聞記事の中から、
面白そうなものをランダムに選び、翻訳してご紹介しています。

現在は、ホノルル・アドヴァタイザー紙の1987年の記事を翻訳中で、
話題はキングスミスのチャン兄妹についてです。


『アロハシャツの創造者たち(10)
 文/ロン・ロンク(ホノルル・アドヴァタイザー紙 アート・ライター)

 キングスミスには、有名なアロハ・レーベルに加えて、
「ワイキキ」・レーベルを付けた、
スポーツウェアとスイムウェアのラインもあった。

ハワイのデザインは日本に送られ、
日本で大量の布地にプリントされた。

その後、そのプリント生地は船便でキングスミスに戻され、
ホノルルで服に仕立てられた。

その服は、ウォングス・プロダクツによって、
エラリーの仕様書にある通りに裁断され、縫製された。

ちなみに同社は、プランテーション農場で着る
ワークウェアを縫うところから始まった会社である。』




前回ご紹介したエセルのスクラップブック(アルバム)に、
今回出てきた「ワイキキ」の織ネームもしっかり保管されていました。
こちら ↓ のページの一番下に貼られていますね。

スクラップブック1.jpg

拡大してみると、これ ↓ です。

ワイキキ・スポーツウェア.jpg

「アロハ」はごくまれではありますが、古着でも出てきます。
しかし「ワイキキ」はほとんど出てきませんし、筆者も一度しか見たことがありません。
数年前にヤフオクに出品されていました。
無地のシャツです。

i-img1200x900-1526208198vcqinw11389.jpg

(ヤフオクの過去の出品物より引用)

パイナップルツイードのように見える生地で、
その生地感や、服のデザインから、
1930年代後半頃の製品ではないかと筆者は推測します。

ほとんど見かけないという、その現存数の少なさから想像すると、
戦前の一時期だけ生産されていたのではないでしょうか?



キングスミスに関するこの記事の翻訳は、もう少し続きます。



(次回に続く)

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