ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ(136)ヴィンテージ・アロハシャツの色違い [ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ]
週末恒例の「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」をお届けします。
今回は「ヴィンテージ・アロハシャツの色違い」をご紹介します。
季節柄、すぐに終了(落札や取消)してしまう可能性があるため、
保存の意味を込めて画像を多めにアップしておきます。
まず最初は、こちら ↓ をご紹介します。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e336464128
漁をする男性、カヌーを漕ぐ男たちと、
パイナップル、藁ぶき屋根の家、ヤシの木などが描かれた
ハワイらしい柄です。
ブランドは「ハレハワイ」で、素材はレーヨン縮緬、ボタンは竹ボタンになります。
少し色褪せていて、くすんでいるようにも見えますね。
で、その色違いが、こちら ↓ です。
(筆者コレクションより)
ブランドは同じハレハワイで、ボタンも同じ竹ボタンです。
色褪せているように見える上のシャツと同じ配色で、
こちらはただ単に色褪せていないだけだと最初は思いましたが、
よく見ると、ヤシの木やそのほかの木々の色が、片や緑、片や青と、違っていますね。
地の色を大きく変えて(例えば、茶、青、黄のように)、
柄の部分はあまり色を変えないという色違いはよくありますが、
今回の2着のように、
地の色を似たような色(同系色の、濃い色と薄い色)で色違いとするというのは、
実はあまり多くないように思います。
ですから、筆者としては、なかなか興味深い事例です。
ちなみに画像はありませんが、同じ柄の色違いとして、
濃い青色の地で、織ネームが「ワイキキスポーツ」というシャツを
見たことがあります。
さて続いては、こちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/575921246
骨のネックレスと、魚を釣るための釣り針、そして矢じりという、
太平洋の土着民の生活や文化を、グラフィカルにデザインした柄です。
ブランドは「リバティハウス」ですが、これはショップなので、
メーカーは不明です。
素材はレーヨンですが、プリントは抜染ではないように見えます。
ボタンはココナッツボタンを使い、珍しい長袖のバージョンになります。
実はこの柄、洋書『Hawaiian Shirt Designs』のP158にも掲載されており、
そこでは織ネームは「ハワイアントグス」となっています。
ということは、作ったのはおそらくハワイアントグスでしょう。
その色違いがこちらになります。
(筆者コレクションより)
織ネームは、これまたショップの「アンドレードリゾートショップス」です。
いろいろなショップに卸していたことがわかります。
ちなみにボタンは、同じくココナッツボタンです。
最後に年代に関して述べておきますと、
上の洋書では「1955年」と記載されているのですが、
筆者は、この柄の、1953年の新聞広告を見つけたので、
「1953年製」ということでほぼ間違いないと考えています。
今回はこの辺で。
次回をお楽しみに。
(次回に続く)
今回は「ヴィンテージ・アロハシャツの色違い」をご紹介します。
季節柄、すぐに終了(落札や取消)してしまう可能性があるため、
保存の意味を込めて画像を多めにアップしておきます。
まず最初は、こちら ↓ をご紹介します。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e336464128
漁をする男性、カヌーを漕ぐ男たちと、
パイナップル、藁ぶき屋根の家、ヤシの木などが描かれた
ハワイらしい柄です。
ブランドは「ハレハワイ」で、素材はレーヨン縮緬、ボタンは竹ボタンになります。
少し色褪せていて、くすんでいるようにも見えますね。
で、その色違いが、こちら ↓ です。
(筆者コレクションより)
ブランドは同じハレハワイで、ボタンも同じ竹ボタンです。
色褪せているように見える上のシャツと同じ配色で、
こちらはただ単に色褪せていないだけだと最初は思いましたが、
よく見ると、ヤシの木やそのほかの木々の色が、片や緑、片や青と、違っていますね。
地の色を大きく変えて(例えば、茶、青、黄のように)、
柄の部分はあまり色を変えないという色違いはよくありますが、
今回の2着のように、
地の色を似たような色(同系色の、濃い色と薄い色)で色違いとするというのは、
実はあまり多くないように思います。
ですから、筆者としては、なかなか興味深い事例です。
ちなみに画像はありませんが、同じ柄の色違いとして、
濃い青色の地で、織ネームが「ワイキキスポーツ」というシャツを
見たことがあります。
さて続いては、こちらです。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/575921246
骨のネックレスと、魚を釣るための釣り針、そして矢じりという、
太平洋の土着民の生活や文化を、グラフィカルにデザインした柄です。
ブランドは「リバティハウス」ですが、これはショップなので、
メーカーは不明です。
素材はレーヨンですが、プリントは抜染ではないように見えます。
ボタンはココナッツボタンを使い、珍しい長袖のバージョンになります。
実はこの柄、洋書『Hawaiian Shirt Designs』のP158にも掲載されており、
そこでは織ネームは「ハワイアントグス」となっています。
ということは、作ったのはおそらくハワイアントグスでしょう。
その色違いがこちらになります。
(筆者コレクションより)
織ネームは、これまたショップの「アンドレードリゾートショップス」です。
いろいろなショップに卸していたことがわかります。
ちなみにボタンは、同じくココナッツボタンです。
最後に年代に関して述べておきますと、
上の洋書では「1955年」と記載されているのですが、
筆者は、この柄の、1953年の新聞広告を見つけたので、
「1953年製」ということでほぼ間違いないと考えています。
今回はこの辺で。
次回をお楽しみに。
(次回に続く)
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