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リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その205 織ネームと価値(3) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]

元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。

現在の話題は、「織ネームと価値」についてです。



『第11章「織ネームと価値」(3)

(続)
このような要素(訳者補足:レーヨン素材やハワイ・モチーフ)と同様に、
アロハシャツというアイテムは、
女性のためだけに作られた服(訳者補足:ムームーやホロクなど)よりも
高い金額をもたらす。

そして、より壮観な色や柄は、
最も高い金額を引き出す。

状態、年代、サイズ、そして織ネーム
(特にメイド・イン・ハワイと記載された織ネーム)もまた、
ヴィンテージのハワイアン・クロージングの価値を決定する際に
考慮すべき事柄としては、重要である。』




同じ有名柄でも、
確かにアロハシャツの方が、女性物よりも高額です。

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https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/s823281275

image 1.jpg

https://www.etsy.com/jp/listing/1023901776/vintage-1950s-iolani-eugene-savage-pake?ga_order=price_desc&ga_search_type=all&ga_view_type=gallery&ga_search_query=vintage+hawaiian+dress&ref=sr_gallery-1-17&organic_search_click=1


ユージン・サヴェージの有名なメニュー柄で、
どちらもレーヨン縮緬製、メーカーはイオラニ・スポーツウェアです。

女性物(パケムー)の方が使っている生地の量が多いにもかかわらず、
男性物のアロハシャツの方が高額になっています。

ヴィンテージのドレスを着ようという女性が
それほど多くはないからなのでしょうか?



(次回に続く)

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