ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ（129）ヴィンテージ・アロハシャツの色違い

週末恒例の
「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」をお届けします。

今回は「ヴィンテージ・アロハシャツの色違い」を探してみました。
前回同様、保存の意味を込めていつもより画像を多めにアップしておきます。

最初はこちらから。









https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/l690712044?notice=mdrs

パリハワイアンの有名柄です。
レイのようにも見えますが、
生け花のように花を斜めに並べている柄になります。

洋書『The Hawaiian Shirt』のP34にも、同じようにして、
この柄の色違い（青地と紫地）が並べられています。

ただ、このヤフオク出品物は緑地であり、この色は珍しいのではないかと
（筆者はこの色は初めて見ました）思います。
しかも、パリハワイアンで竹ボタンというのも珍しいです。

また、織ネームの横に別の織ネームで「メイドインジャパン」と書かれているのも、
初めて見ました。この部分が残っている古着はほとんどなく（筆者は初見）、
織ネームの下部に「メイドインジャパン」と記されているものがたまにあるくらいです。

いろいろな意味でこのパリハワイアンは貴重な一着ではないでしょうか？


実は同じ柄の色違いが出品されていました。
こちらです。







https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/r433372294

同じパリハワイアンですが、
上で触れた「織ネームの下部に「メイドインジャパン」と記されている」タイプです。



こちらも珍しい竹ボタンですね。
また色も、比較的珍しい青緑地です。


さて、その色違いがこちらです。



（筆者コレクションより）

この色は比較的よく見る色です。
つるっとした光沢のあるレーヨン生地なので、後期のパリハワイアン
（1960年代初頭）ではないかと筆者は推測しています。

この柄は色違いが非常に多く存在しており、
そのことからも「人気があった柄」「ロングセラーだった柄」ではないかと
筆者は考えています。
他にもいろいろな色がありそうですね。
洋書に出ていた紫地も見てみたいところです。
今後も注目して探してみたいと思います。



今回はこの辺で。
次回も「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」をお届けします。
お楽しみに。



（次回に続く）

タグ：パリハワイアン ヴィンテージ・アロハシャツ アロハシャツの歴史