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リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その191 1980~90年代の女性服(8) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]

元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。

現在の話題は、「1980~90年代の女性服」についてです。



『第9章「1980~90年代:ハワイの文化復興とレトロ・スタイル

 女性服(8)

(続)
ホロムーは、いくらかゆったりしてきており、
「ティー・レンクス」(訳注:ヒザ下丈)のムームーとして
現在では一般的に好まれている。

(ホロムーの初期のバージョンは、
 ヒザと裾の間のひだが深いため、歩くには厄介かもしれない。) 

1990年代の女性服では、
スタイリングが、伝統的なアロハ服から現代的なリゾートウェアへと
明らかに移り変わっている。

現代的なアロハ服が焦点を当てるのはハワイ柄プリントであるが、
シンプルでこぎれいなデザイン・ラインの点から見て、
それはよりコスモポリタンな外見が際立っている。(続)』




「ティー・レンクス」というのは、
「ニー・レンクス」(ヒザ丈)と「アンクル・レンクス」(くるぶし丈)の
間の長さのようです。

length-640x269.jpg

ティー・レンクス.jpg

https://www.preownedweddingdresses.com より引用)

どこから「ティー・レンクス」という言葉が出てきたのか、
なぜ「ティー」(お茶)なのかはわかりませんでした。
「ニー・レンクス」の「ニー」の音に似た「ティー」としたのではないでしょうか?


また、「ホロムーの初期のバージョンは、ヒザと裾の間のひだが深い」
と書かれていますが、以下の絵をみれば、その感じがわかるでしょう。

d247c2b64e99cb7ca3419be0cca2c623.jpg

https://www.myriahsbazaar.com/HAWAIIAN-DRESS-PATTERN-SIZE-16-Polynesian-112-p/up185.htm

確かに歩きにくそうですよね。



(次回に続く)

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