リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その133 1960年代の男性服(2) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]
元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。
現在の話題は「1960年代の男性服」についてです。
『第7章「1960年代:州昇格後の時代
男性服(2)
(続)ハワイの多くの人々はジャック・シャツを、
ホテルで働く男性たちの制服のようなものとして、
あるいは、サービス産業で働く男性たちの制服として着られている
アロハシャツの前身として記憶している。
そのような服は、今日ではアイデンティティ・アパレル
(訳者補足:それを着ている人の職業や会社名がわかるような服)として
知られるようになったものである。
アイデンティティ・アパレルは、1950年代後半に始まったのかもしれないが、
ユナイテッド航空がアロハシャツやハワイ調の服を
スチュワーデス用として使い始めた1960年代に一般的になったものである
(著者注:1999年2月のアルフレッド・シャヒーンへのインタビューより引用)。』
ジャック・シャツが、1960年代に制服のようなものとして着られていた、
というのは、筆者には初めて聞いた話です。
リンダ・アーサー氏が当時のことを知るハワイの人々に聞いた結果でしょうから、
かなり正確な話なのでしょう。
ただ、筆者が新聞広告を調べた限りでは、
あるいは古着として残っているジャック・シャツを見る限りでは、
派手なハワイ柄のジャック・シャツもあるので、
リゾートウェアとして、あるいはハワイの人のカジュアルウェアとして
着られていたものもあったのではないかと思うのです。
このような ↓ ジャック・シャツも見つけたので、
ご紹介しておきます。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/o463824691
(ヤフオク出品物より引用)
織ネームが欠損していてブランドは不明ですが、
この柄はロイヤルハワイアンの製品で見たことがあるので、
ロイヤルハワイアンのものではないかと思います。
これなどは、楽し気な感じのするパレオ柄なので、
ホテルなどの制服として着られたというよりは、
リゾートウェアとして着られたのではないかと筆者は推測しています。
(次回に続く)
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。
現在の話題は「1960年代の男性服」についてです。
『第7章「1960年代:州昇格後の時代
男性服(2)
(続)ハワイの多くの人々はジャック・シャツを、
ホテルで働く男性たちの制服のようなものとして、
あるいは、サービス産業で働く男性たちの制服として着られている
アロハシャツの前身として記憶している。
そのような服は、今日ではアイデンティティ・アパレル
(訳者補足:それを着ている人の職業や会社名がわかるような服)として
知られるようになったものである。
アイデンティティ・アパレルは、1950年代後半に始まったのかもしれないが、
ユナイテッド航空がアロハシャツやハワイ調の服を
スチュワーデス用として使い始めた1960年代に一般的になったものである
(著者注:1999年2月のアルフレッド・シャヒーンへのインタビューより引用)。』
ジャック・シャツが、1960年代に制服のようなものとして着られていた、
というのは、筆者には初めて聞いた話です。
リンダ・アーサー氏が当時のことを知るハワイの人々に聞いた結果でしょうから、
かなり正確な話なのでしょう。
ただ、筆者が新聞広告を調べた限りでは、
あるいは古着として残っているジャック・シャツを見る限りでは、
派手なハワイ柄のジャック・シャツもあるので、
リゾートウェアとして、あるいはハワイの人のカジュアルウェアとして
着られていたものもあったのではないかと思うのです。
このような ↓ ジャック・シャツも見つけたので、
ご紹介しておきます。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/o463824691
(ヤフオク出品物より引用)
織ネームが欠損していてブランドは不明ですが、
この柄はロイヤルハワイアンの製品で見たことがあるので、
ロイヤルハワイアンのものではないかと思います。
これなどは、楽し気な感じのするパレオ柄なので、
ホテルなどの制服として着られたというよりは、
リゾートウェアとして着られたのではないかと筆者は推測しています。
(次回に続く)
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