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ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ(113)GO FOR BROKE [ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ]

翻訳部分のキリがちょうどいいのと、週末なので、
週末恒例の「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」を、
今回と次回の2回にわたってお届けします。

今回は、「GO FOR BROKE」です。

まず、こちら ↓ をご覧ください。

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https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n513138366


サンサーフからも復刻されている、有名な「GO FOR BROKE」柄ですね。
「GO FOR BROKE」というのは、アメリカ合衆国陸軍第442連隊のモットーで、
「当たって砕けろ」という意味です。

この連隊に関することは、説明すると長くなってしまうので、
例えば、こちら ↓ の方の文章を読んでみてください。

https://potaru.com/p/100000015195


上のヴィンテージアロハには織ネームが付いていませんが、
「ポイパウンダー・トグス」のものが知られています
(というか、それ以外では見たことがありません)。

第442連隊の生存者たちが、記念に作ったとされるアロハシャツで、
そのことからも数が限られていると想像されます。


で、実は、本題はここからです。
先日、NHKのアーカイブ番組を見ていたら、
意外なところでこの「GO FOR BROKE」が出てきたので、とても驚いたのです。

それがこちら ↓ です。

s-DSCN2017.jpg

DSCN2018.JPG

ハワイ出身の高見山関を特集した番組に出てきたのですが、
「1967年(昭和42年)三月場所で、十両に昇進した際に付けていた化粧まわし」
なのだそうです。

第442連隊の生存者たちが贈ったのでしょう。
贈られた背景については説明されていなかったのでわかりませんが、
日本で活躍する高見山に「当たって砕けろ」のモットーをダブらせたのでしょう。
その当時、日本で日系人部隊の話はどのように報道されたのか、
あるいは、まだ戦争の記憶が残っている時代で、
多くの人がその意味を理解していたのか、知りたいと思いました。

ちなみに、この化粧まわしは、
全米日系人博物館巡回展でいろいろなところを回ったようです。

高見山 化粧まわし.jpg

https://older.minpaku.ac.jp/museum/exhibition/thematic/mixplate/index

この展覧会、知っていたら見に行きたかったですね。
筆者も、アロハシャツの歴史を研究する中で
日系人部隊の話に何度も触れる機会があり、
詳しくはありませんが、非常に興味を持っています。
奥の深いテーマです。


次回も「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」を
お届けします。お楽しみに。



(次回に続く)

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