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リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その87 1945年~1950年代半ばの男性服(9) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]

元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。

現在は、「1945年~1950年代半ばの男性服」について語られています。


『第5章「1945年~1950年代半ば
     :クラシック・シルキーズ(古典的レーヨン羽二重)

  男性服(9)

(続)
これら(訳注:シスコ社のデューク・カハナモクの新ライン)のアロハシャツは、
女性たちがシャツやアロハシャツと合わせて着るようなビーチ・シャツとして
あたかも販売促進されているかのように見える。

地色は普通、濃茶、赤、または紺であり、
柄の色は白だけということが多いが、
時には白と第3の色ということもある
(著者注:1950年1月のウィメンズ・ウェア・デイリー紙より引用)。』




デューク・カハナモクのアロハシャツは、
女性が着るようなビーチ・シャツとして販促されている、
と、当時の新聞で評されていたと書かれています。

1950年当時のアロハシャツと言えば、
色使いが派手で、モチーフもごてごてしたものが主流でした。

例えば、こちら ↓ とか、

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(筆者コレクションより)

こちら ↓ とか、

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(thehanashirtco.comより引用)

こちら ↓ とか、

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(thehanashirtco.comより引用)

こちら ↓ とか、

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(thehanashirtco.comより引用)

が、1950年前後のものです。


そんな時代に、こちら ↓ とか、

1299.jpg

(thehanashirtco.comより引用)

こちら ↓ とか、

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https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m499467639

が出てきたら、柄も色使いもシンプルで、
女性でも着られそう(着たくなりそう)と思われたのかもしれません。



(次回に続く)

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