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リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その86 1945年~1950年代半ばの男性服(8) [リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』]

元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本の翻訳をお届けしています。

現在は、「1945年~1950年代半ばの男性服」について語られています。


『第5章「1945年~1950年代半ば
     :クラシック・シルキーズ(古典的レーヨン羽二重)

  男性服(8)

 「ニューヨークのシスコ社が製造した、
 デューク・カハナモクの新ラインの、
 男性向けアロハシャツとビーチ・ショーツは昨日(著者注:1950年1月21日)
 ストーク・クラブでニューヨークの報道関係者にお披露目された。

 そのプリント柄は全てハワイ生まれであり、
 プリント生地を通じてハワイ的な雰囲気にうまくアプローチしている。
 それは男性ファッションだけでなく女性ファッションも同様である。(続)』





ストーク・クラブというのは、ウィキペディアによれば、
1929年から1965年まで存在したナイトクラブで、
世界で最も権威のあるクラブの1つだったそうです。

.jpg

https://gothamist.comより引用)

Stork-Club-Cub-Room-November-1944-Vintage-Photos-NYC-1.jpg

https://untappedcities.comより引用)


検索してみると、マリリン・モンローやジョン・F・ケネディや
フランク・シナトラやエリザベス・テイラーなど
そうそうたる顔ぶれが食事をしている写真が出てきます。

そんなスノッブなクラブで、
デュークのアロハシャツのお披露目がなされたというのは、
ちょっと意外な感じがします。

しかし逆に言えば、1950年当時のニューヨークでは、
ハワイ文化やアロハシャツは流行の最先端であり、
裕福でおしゃれな人の心をひきつけるものだったということなのでしょう。




(次回に続く)

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