ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ(98)シルクのハワイ柄 [ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ]
今回は週末なので、翻訳はお休みして、
週末恒例の「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」をお届けします。
今回は、前々回のこのコーナー(第96回)でご紹介した「シルクの和柄」の続きとして
「シルクのハワイ柄」をご紹介することにします。
第96回はこちら https://vintage-aloha-shirt.blog.ss-blog.jp/archive/20210418
第96回では、まず「1950年頃のシルクの和柄」があり、
そのあと「1950年代末のシルクの和柄」があるというお話をして、
ヤフオクに出品されているヴィンテージ・アロハシャツをご紹介しました。
そして、その両者の間の「1950年代半ばにいったん廃れ、
『シルクのハワイ柄(トロピカル柄)』に移行する」とも述べました。
というわけで、今回はその時期の「シルクのハワイ柄」をご紹介します。
まず、こちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g519735888
「アンドレード」と「サーフンサンド」のダブルネームです。
レイを持つレイセラーの女性と、客船・アロハタワー・火山などが
描かれています。
サーフンサンド(シャヒーンのプリント部門)は、
コットンが中心でしたが、初期にはシルクもプリントしており、
これはその時代(1950年代前半~半ば頃)の製品だと思われます。
プリントの質(細かさ)はあまり高くありません。
一方、アンドレードというのは、
ダウンタウンとワイキキに店を構えていた高級紳士服店で、
スーツなどのほかにリゾートウェアも販売していました。
面白いのは、なぜか「シルクのアロハシャツ」を前面に打ち出していたことです
(高級を売りにしていたのでしょうか?)。
新聞広告を時系列で見ていると、
他の店(マキナニーやリバティハウス)は流行が移りゆく中で、
シルクシャツを売ったり売らなかったりと変化するのですが、
アンドレードは、和柄→ハワイ柄→和柄と変遷しながらも、
常にシルクシャツを打ち出していたようなのです。
(1951年の広告。筆者コレクションより)
次はこちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n436540674
織ネームが欠損していてブランドが不明ですが、
以前、この柄を見たことがあり、
おそらく上のシャツと同じ、「アンドレード」と「サーフンサンド」の
ダブルネームだと思われます。
サーフィンをする人や銛で魚を取る人などが描かれています。
そしてこちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p764995568
これまた「アンドレード」と「サーフンサンド」のダブルネームです。
額のように斜めに配した模様の枠の中に、ハワイの風景が描かれています。
なかなか凝った柄だと思います。
ヤフオクで見つけた「シルクのハワイ柄」は以上の3点ですが、
筆者所有の、アンドレードの「シルクのハワイ柄」もご紹介します。
メーカー名は不明ですが、
絵のタッチや、プリントの違い(柄が細かいこと)などから、
サーフンサンド製ではなく、カハラ製ではないかと推測します。
プリントしたのは日本でしょうか?
額のような、あるいは拡大した織物の繊維のような、太い縁取りと、
小さな魚や貝が描かれた、楽し気な柄です。
アンドレードのシルクのアロハシャツには、
もちろん和柄もあったようなので、
今度ヤフオクに出品されたらご紹介しますね。
今回はこの辺で。
次回をお楽しみに。
(次回に続く)
週末恒例の「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」をお届けします。
今回は、前々回のこのコーナー(第96回)でご紹介した「シルクの和柄」の続きとして
「シルクのハワイ柄」をご紹介することにします。
第96回はこちら https://vintage-aloha-shirt.blog.ss-blog.jp/archive/20210418
第96回では、まず「1950年頃のシルクの和柄」があり、
そのあと「1950年代末のシルクの和柄」があるというお話をして、
ヤフオクに出品されているヴィンテージ・アロハシャツをご紹介しました。
そして、その両者の間の「1950年代半ばにいったん廃れ、
『シルクのハワイ柄(トロピカル柄)』に移行する」とも述べました。
というわけで、今回はその時期の「シルクのハワイ柄」をご紹介します。
まず、こちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g519735888
「アンドレード」と「サーフンサンド」のダブルネームです。
レイを持つレイセラーの女性と、客船・アロハタワー・火山などが
描かれています。
サーフンサンド(シャヒーンのプリント部門)は、
コットンが中心でしたが、初期にはシルクもプリントしており、
これはその時代(1950年代前半~半ば頃)の製品だと思われます。
プリントの質(細かさ)はあまり高くありません。
一方、アンドレードというのは、
ダウンタウンとワイキキに店を構えていた高級紳士服店で、
スーツなどのほかにリゾートウェアも販売していました。
面白いのは、なぜか「シルクのアロハシャツ」を前面に打ち出していたことです
(高級を売りにしていたのでしょうか?)。
新聞広告を時系列で見ていると、
他の店(マキナニーやリバティハウス)は流行が移りゆく中で、
シルクシャツを売ったり売らなかったりと変化するのですが、
アンドレードは、和柄→ハワイ柄→和柄と変遷しながらも、
常にシルクシャツを打ち出していたようなのです。
(1951年の広告。筆者コレクションより)
次はこちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n436540674
織ネームが欠損していてブランドが不明ですが、
以前、この柄を見たことがあり、
おそらく上のシャツと同じ、「アンドレード」と「サーフンサンド」の
ダブルネームだと思われます。
サーフィンをする人や銛で魚を取る人などが描かれています。
そしてこちら。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p764995568
これまた「アンドレード」と「サーフンサンド」のダブルネームです。
額のように斜めに配した模様の枠の中に、ハワイの風景が描かれています。
なかなか凝った柄だと思います。
ヤフオクで見つけた「シルクのハワイ柄」は以上の3点ですが、
筆者所有の、アンドレードの「シルクのハワイ柄」もご紹介します。
メーカー名は不明ですが、
絵のタッチや、プリントの違い(柄が細かいこと)などから、
サーフンサンド製ではなく、カハラ製ではないかと推測します。
プリントしたのは日本でしょうか?
額のような、あるいは拡大した織物の繊維のような、太い縁取りと、
小さな魚や貝が描かれた、楽し気な柄です。
アンドレードのシルクのアロハシャツには、
もちろん和柄もあったようなので、
今度ヤフオクに出品されたらご紹介しますね。
今回はこの辺で。
次回をお楽しみに。
(次回に続く)
コメント 0