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ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ(99)縮緬の和柄(前) [ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ]

今回も引き続き、
週末恒例の「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」をお届けします。

今回のテーマは「縮緬の和柄」です。

前回の第98回と、その前の第95回・第96回で、
「シルクの和柄」と「シルクのハワイ柄」をご紹介しましたが、
その続きのような企画です。

というのも、縮緬に関しても同様に、「縮緬の和柄」と「縮緬のハワイ柄」があり、
その時期もシルクとほぼパラレルの関係にあるなど、共通点が多いからです。


「シルクの和柄」と「シルクのハワイ柄」の歴史の流れについては、
第95回 https://vintage-aloha-shirt.blog.ss-blog.jp/2021-04-17
第96回 https://vintage-aloha-shirt.blog.ss-blog.jp/2021-04-18
第98回 https://vintage-aloha-shirt.blog.ss-blog.jp/archive/20210501
で述べましたが、
そこで書いたことに、縮緬のデータも付け加えて簡単にまとめてみます。

●戦前にもシルクや縮緬の和柄は存在した(が、現存数は非常に少ない)。
 (このあたりの話は、リンダ・アーサー氏の著作の、
  現在ちょうど翻訳しているあたりとも関係してきます)
              ↓
●戦後、日本からの輸入が再開したこともあり、日本的なものが再注目され、
「1950年頃」から数年間、シルクや縮緬の和柄が出てきた。
              ↓
●和柄は(飽きられて人気が低下したためか)ほとんどなくなり、
 それに代わって1950年代半ばに、シルクや縮緬のハワイ柄が登場した
 (数は縮緬のほうが圧倒的に多い)。
              ↓
●その流行も一巡したためか、1950年代末頃には再びシルクや縮緬の和柄が、
「簡単な(地味な)プリント」になって再登場した。
              ↓
●1960年代になると、大量にプリントできる割には、
 シルクのような光沢があって高級感がある「コットン・サテン」の和柄
(地味な和柄)が数多く出てきた。
 それと共にシルクや縮緬の和柄は無くなっていった。


「縮緬の和柄」のヤフオク出品物は、次回にまとめてご紹介します。
お楽しみに。



(次回に続く)

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