リンダ・アーサー著『20世紀のアロハ服』その7 20世紀初頭の文化的背景（３）

元ハワイ大学教授のリンダ・アーサー氏が書いた
『20世紀のアロハ服』という本を翻訳する、新シリーズをお届けしています。

現在は、「20世紀初頭の文化的背景」に関する部分を翻訳しています。



『第3章　20世紀初頭

　　文化的背景（３）

　ハワイへの観光旅行は19世紀に始まり、
20世紀初頭には著しく増加した。

旅行者は、宿泊と食事だけを提供するシンプルなホテルに滞在した。

初期のホテルにはモアナ・ホテル、ハレイワ・ホテル、
アレクサンダー・ヤング・ホテルなどがあったが、
ハワイ初のリゾート・ホテル、ロイヤル・ハワイアン・ホテルが1927年に建てられ、
それと共にワイキキでの観光新世紀が始まった。

ロイヤル・ハワイアン・ホテルは観光客に、
優れた旅行体験を味わえるような多くのアクティビティを提供した。

このホテルの名声が高まり、その評判が世界的に有名になるにつれて、
ハワイへ行くことが上流階級の人々の間で流行した。』



ワイキキでの観光の新しい世紀は
ロイヤル・ハワイアン・ホテルの開業で始まった、と述べられています。

確かに、それまでのクラシックなホテルとは異なり、
ピンク色でモダンなデザインのホテルは、
新しいハワイを象徴し、観光客を魅了していたのでしょうね。


モアナ・ホテル



（http://imagesofoldhawaii.com/moana-hotel/より引用）

ハレイワ・ホテル



（karma3959さんのebay出品物より引用）

アレクサンダー・ヤング・ホテル



（https://cnac.org/emilscott/hotel01.htmより引用）

ロイヤル・ハワイアン・ホテル



（https://www.royal-hawaiian.com/　より引用）




（次回に続く）

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