ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ(87)桜柄と梅柄 [ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ]
本日は週末の日曜日なので、翻訳は引き続きお休みして、
恒例の「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」をお届けします。
天気が良かったので、本日、「静嘉堂文庫美術館」に行ってきました。
「岩﨑家のお雛さま」という展示をやっていました。
http://www.seikado.or.jp/exhibition/constitution.html
第1特集はお雛様の展示だったのですが、
第2特集で、「美術で感じる春の訪れ」という展示があり、
これを堪能してきました。
「桃の節句にふさわしく、「春」にまつわる花木や風景をモチーフにした
作品も展示します」ということで、
「春を愛でるにふさわしい江戸美術、近代絵画など」が出品されていました。
例えば、こちら ↓ 。
京焼の名工、野々村仁清(生没年不詳)の代表作の一つ「色絵吉野山図茶壺」です。
重要文化財です。
また、こちら ↓ もきれいでした。
(ともに静嘉堂文庫美術館のHPより引用)
尾形光琳筆と伝わる「紅白梅図屏風」です。
これらの展示を見て、
今回は「春にまつわる花木や風景をモチーフにした」アロハシャツを
ヤフオクで探してみることにしました。
桜柄のヴィンテージ・アロハシャツは出てきませんでしたが、
梅柄のヴィンテージ・アロハシャツが2点出てきました。
まず最初は、こちら ↓ 。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/v652006730
ヴィンテージ・アロハシャツでもよく見かける「扇紋」と
「梅の木」を組み合わせた柄になります。
ブランドは「エルベコ」、素材はレーヨンで、
ボタンはプラスチックボタン製と思われます。
1950年代後半頃の製品でしょうか
(黄土色のような落ち着いた色合いも、1950年代後半頃に多かったものですね)。
続いては、こちら ↓ です。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k460318680
ピンクの地に青い梅が描かれた柄です。
なかなか良い柄ですね。
ブランドは「アロハワイ」、素材はコットンのリバースプリントで、
ボタンは木のように見せたプラスチック製、
デザインはプルオーバーです。
先日ご紹介した「サーフライン」と同年代の、1970年代製でしょうか。
桜や梅の柄は「和柄」、
特に「レーヨン縮緬」の「和柄」のヴィンテージ・アロハシャツに多く見られます。
筆者所有のものの中から、桜柄と梅柄の縮緬アロハをご紹介しておきましょう。
最初はこちら ↓ 。
(筆者コレクションより)
五重塔と満開の桜が大きく描かれたアロハシャツで、
朱色の地に、ピンクの桜や薄緑の葉が美しいコントラストを織りなしています。
ブランドは日系の百貨店「ザ・リッツ」になります。
素材はレーヨン縮緬、ボタンは竹ボタンです。
1950年代初頭の製品と推測します。
筆者お気に入りの1枚です。
2つ目は、こちら ↓ 。
(筆者コレクションより)
クリーム色の地に、梅の木と、グレーの鶯と、ピンクの花見の傘が描かれた1枚です。
上の「紅白梅図屏風」に少し似ている柄ですね
(日本画の梅はたいていこのような姿になりますが)。
鶯がもう少しきれいな緑色だったらより美しかったでしょうが、
あえて彩度の低い、地味な色合いにしたのでしょう
(色落ちしたわけではないと思います)。
そのディレクションが逆に渋くて、個人的には「お見事!」と言いたくなります。
ブランドは「カモイ」(非常にレアなブランドです)、
素材はレーヨン縮緬、ボタンは竹ボタンです。
こちらも1950年代初頭の製品と推測します。
もう1枚、桜柄があったのですが、画像がなくてお見せできませんでした。
今度機会があればお見せします。
それでは今回はこの辺で。
次回をお楽しみに。
(次回に続く)
恒例の「ヤフオクで見かけたヴィンテージアロハシャツ」をお届けします。
天気が良かったので、本日、「静嘉堂文庫美術館」に行ってきました。
「岩﨑家のお雛さま」という展示をやっていました。
http://www.seikado.or.jp/exhibition/constitution.html
第1特集はお雛様の展示だったのですが、
第2特集で、「美術で感じる春の訪れ」という展示があり、
これを堪能してきました。
「桃の節句にふさわしく、「春」にまつわる花木や風景をモチーフにした
作品も展示します」ということで、
「春を愛でるにふさわしい江戸美術、近代絵画など」が出品されていました。
例えば、こちら ↓ 。
京焼の名工、野々村仁清(生没年不詳)の代表作の一つ「色絵吉野山図茶壺」です。
重要文化財です。
また、こちら ↓ もきれいでした。
(ともに静嘉堂文庫美術館のHPより引用)
尾形光琳筆と伝わる「紅白梅図屏風」です。
これらの展示を見て、
今回は「春にまつわる花木や風景をモチーフにした」アロハシャツを
ヤフオクで探してみることにしました。
桜柄のヴィンテージ・アロハシャツは出てきませんでしたが、
梅柄のヴィンテージ・アロハシャツが2点出てきました。
まず最初は、こちら ↓ 。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/v652006730
ヴィンテージ・アロハシャツでもよく見かける「扇紋」と
「梅の木」を組み合わせた柄になります。
ブランドは「エルベコ」、素材はレーヨンで、
ボタンはプラスチックボタン製と思われます。
1950年代後半頃の製品でしょうか
(黄土色のような落ち着いた色合いも、1950年代後半頃に多かったものですね)。
続いては、こちら ↓ です。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k460318680
ピンクの地に青い梅が描かれた柄です。
なかなか良い柄ですね。
ブランドは「アロハワイ」、素材はコットンのリバースプリントで、
ボタンは木のように見せたプラスチック製、
デザインはプルオーバーです。
先日ご紹介した「サーフライン」と同年代の、1970年代製でしょうか。
桜や梅の柄は「和柄」、
特に「レーヨン縮緬」の「和柄」のヴィンテージ・アロハシャツに多く見られます。
筆者所有のものの中から、桜柄と梅柄の縮緬アロハをご紹介しておきましょう。
最初はこちら ↓ 。
(筆者コレクションより)
五重塔と満開の桜が大きく描かれたアロハシャツで、
朱色の地に、ピンクの桜や薄緑の葉が美しいコントラストを織りなしています。
ブランドは日系の百貨店「ザ・リッツ」になります。
素材はレーヨン縮緬、ボタンは竹ボタンです。
1950年代初頭の製品と推測します。
筆者お気に入りの1枚です。
2つ目は、こちら ↓ 。
(筆者コレクションより)
クリーム色の地に、梅の木と、グレーの鶯と、ピンクの花見の傘が描かれた1枚です。
上の「紅白梅図屏風」に少し似ている柄ですね
(日本画の梅はたいていこのような姿になりますが)。
鶯がもう少しきれいな緑色だったらより美しかったでしょうが、
あえて彩度の低い、地味な色合いにしたのでしょう
(色落ちしたわけではないと思います)。
そのディレクションが逆に渋くて、個人的には「お見事!」と言いたくなります。
ブランドは「カモイ」(非常にレアなブランドです)、
素材はレーヨン縮緬、ボタンは竹ボタンです。
こちらも1950年代初頭の製品と推測します。
もう1枚、桜柄があったのですが、画像がなくてお見せできませんでした。
今度機会があればお見せします。
それでは今回はこの辺で。
次回をお楽しみに。
(次回に続く)
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