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ハワイの衣料品製造業の歴史 その272 布地の種類(2) [ファンダバーク著ハワイの衣料品製造業]

ファンダバーク教授の本『ハワイの衣料品製造業の歴史』の翻訳をお届けしています。

この章「ハワイで製造される衣料品の種類」では、衣料品のタイプ別に語られており、
前回からは「布地の種類」についてまとめた部分をご紹介しています。



『布地の種類(2)

 特定の種類の布地の使用は、一般に、
ハワイの衣料品製造産業の発展時期と関係が深い。

それはちょうど、特定の種類のプリント法の使用や、特定の種類の衣料品が
ハワイの衣料品製造産業の発展時期と関係が深いのと同様である。

具体的には、1920年代と30年代の労働着はコットンのパラカやデニムでできていたし、
1920年代と30年代のスポーツ・シャツやキモノ、その他のスポーツウェアは
しばしば浴衣地や純シルク地を裁断したものであった。

また、本土のメーカーが開発した最初の合成繊維の1つであるレーヨンもまた、
1930年代後半にハワイアン・スポーツウェアに使われた。

その当時、合成繊維はシルクと競合関係になりつつあった。』




前半部分の文章は表現が硬くて少々わかりにくいですが、要するに、
「ハワイの衣料品」は、「年代ごと」に、
「布地の種類」「プリント法」「衣料品の種類」に特徴がある、と言っているわけです。

具体的にはまず、「年代」と「衣料品の種類」と「布地の種類」について

1920年代と30年代        ・・・労働着      ・・・コットンのパラカやデニム
1920年代と30年代・・・スポーツ・シャツ、キモノ、スポーツウェア・・・浴衣地や純シルク地
1930年代後半     ・・・ハワイアン・スポーツウェア     ・・・レーヨンやシルク

という関連があると述べられています。


その次の時代に関しては、次回部分に出てきます。



(次回に続く)

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