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ハワイの衣料品製造業の歴史 その267 1946年~49年 ホロムーその他の、終戦後初期のハワイアン・ポリネシアン・タイプの衣料品(13) [ファンダバーク著ハワイの衣料品製造業]

ファンダバーク教授の本『ハワイの衣料品製造業の歴史』の翻訳をお届けしています。

この章「ハワイで製造される衣料品の種類」では、衣料品のタイプ別に語られており、
現在は、1946年~49年の服のタイプについての部分です。



『1946年~49年 ホロムーその他の、終戦後初期の
         ハワイアン・ポリネシアン・タイプの衣料品(13)

 パラダイス・オブ・ザ・パシフィック誌1949年6月号の
ハワイアナ付録に載ったある記事に、次のようなコメントがあった。

  ”コットンのポリネシア柄のスリーピース水着が魅力的で実用的です。

  ショーツとブラと、お揃いのシャツという3点セット、
  そしてしばしばタビ(日本式の靴下形靴)も加えた4点セットは、
  完璧なビーチ・アンサンブルとなります。

  シャツはまた、スラックスやペダル・プッシャーと合わせて
  着られるかもしれません。” 』




ポリネシア柄と言うのは「パレオ柄」のことで、
1949年には、シンプルなパレオ柄のプリントも多く見られたようです。

そのパレオ柄のショーツとブラのツーピースの水着に、
同柄のシャツ(すなわちアロハシャツ)を加えたスリーピースのセットが
この年に売られており、
それにタビを加えた4点セットもしばしば売られていたと述べられています。

足袋は、日光で熱くなった砂浜を快適に歩けるようにと売られていたわけですが、
水着に足袋を合わせて着ていたところを想像すると、
なんともほほえましい感じがしますね。


ちなみに、こちら ↓ は、パレオ柄ではありませんが、
1949年の、ツーピースの水着と、同柄のシャツ(襟は立ち襟)の広告です。

1949年 ツーピース水着.jpg

(筆者コレクションより)



これまで13回続いた「1946年~49年の服のタイプ」についての記述は今回で終わり、
次回からはまた新しい話題に移ります。
お楽しみに。



(次回に続く)

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