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ハワイの衣料品製造業の歴史 その249 1922年~1947年 衣料品の主な種類(1) [ファンダバーク著ハワイの衣料品製造業]

ファンダバーク教授の本『ハワイの衣料品製造業の歴史』の翻訳をお届けしています。

今回から始まった新しい章「ハワイで製造される衣料品の種類」では、
衣料品のタイプ別に語られていきます。

話は1930年代の衣料品から始まります。


『1922年~1947年 衣料品の主な種類(1)

 1933年1月、ホノルル商工会議所発行の、「ハワイの産業」と題されたある冊子が、
「パラカとセーラーモク」は典型的なハワイアンであると述べている。

「セーラーモク」は「ブルー・デニムのトラウザー」と表現されるが、
元々は労働者が穿いていたものである。

それに対してその冊子は、
「セーラーモク」は「ハワイの洒落者」が穿いたり、
「少年少女」が学校、遊び、パーティー、試合などのために穿いたりもした、
と述べている。

 さらに、アロハシャツやサロン・タイプの服が一般的になり、
年次ホロク舞踏会のような特別な祝賀会でホロクがより頻繁に着られるようになり、
ハワイ柄のプリント生地が生産されるようになった結果、
1930年代後半のハワイでのスポーツウェアは、
ハワイアン・ポリネシアン調で製造されるようになった。

この流れは、戦争中、土産物の需要が高まることで、加速した。』




上の話は、だいぶ前の記述で述べられていたことですが、
ハワイの服の、1920年代~40年代の歴史として、簡単にまとめられています。

すなわち、前々回の「前書き(1)」で述べられていた、
「ハワイの衣料品生産の主要な4段階」のうちの最初の2つ、
1920年代から1930年代前半

1930年代後半から1940年代前半
の部分についてです。

1920年代から1930年代前半の時代は「作業着」の時代であり、
それを着ていたのが、「単なる労働者」から、
「ハワイの洒落者」や「学生男女」に変わっていったと述べられています。

また、1930年代後半から1940年代前半の時代は
「ハワイアン・ポリネシアン調のスポーツウェア」の時代であると述べられています。




(次回に続く)

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