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ハワイの衣料品製造業の歴史 その244 1961年 ハイファッションの布地(5) [ファンダバーク著ハワイの衣料品製造業]

ファンダバーク教授の本『ハワイの衣料品製造業の歴史』の翻訳をお届けしています。

現在は、「戦中・戦後編」の章を少しずつ翻訳しているところです。
今回も引き続き、プリント生地についての話題となります。



『1961年 ハイファッションの布地(5)

  ”洗練が合言葉である。”

  ”初期のハワイアン・ファッションの元気のよいネオン・カラーが和らげられ、
  垢抜けてきた。”

  ”ヴォン・ハム・ヤング社のスタイリスト兼ファッション・コーディネーターである
  モリー・ケニー氏はこのような進化のことを、
  「ハワイのファッション・ビジネス界では過去3年に途方もない変化があった」と
  描写した。

  プリント生地はもはや、必ずしも「ハワイ柄」でなくてもよい。

  使われるプリント生地は全般的に品質が高められ、
  大いに選び抜かれてきたものなのである。”

  ”「当社が現在プリントしているハイビスカスとプルメリアの割合は、
  非常に少なくなっています。

  ハワイはハイファッションの市場になりつつあるのです。」と
  彼女は付け加えた。” 』



1960年代初頭頃のプリントの特徴だと筆者が考えるものを挙げるなら、
●色が落ち着いている(派手な色が少ない)
●タパ柄などが多い
●シルクの生地が比較的多い
などでしょうか。

それと同じようなことを上の文章では、
「洗練」や「ハイファッション」という言葉で要約しているのだと筆者は捉えています。

確かにハイビスカスやプルメリアのようなわかりやすい柄は減っているように感じます。



(次回に続く)

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