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ハワイの衣料品製造業の歴史 その131 1946年 ハワイでの、オーダーメードのデザイナーと服のスタイル(4) [ファンダバーク著ハワイの衣料品製造業]

ファンダバーク教授の本『ハワイの衣料品製造業の歴史』の翻訳をお届けしています。
現在は、戦中・戦後編の章を、少しずつ翻訳しているところです。

「ハワイでの、オーダーメードのデザイナーと服のスタイル」をご紹介しています。
今回は、その広告例 その2 になります。


『1946年 ハワイでの、オーダーメードのデザイナーと服のスタイル(4)

 1942~49年にハワイのオーダーメードのデザイナーが
 地元紙に出した小売店の広告(2)

  ジョージ・A・シャヒーンズ
  ホノルル・アドヴァタイザー紙
  1946年1月31日

  ”大きな龍の刺繍が入った、魅力的でエキゾチックな中国調パジャマとローブ。
  ジョージ・A・シャヒーンズで創作されたものです。
  既製とオーダーメードで、色の組み合わせも多彩です。
  最高品質の素材で、丁寧に仕立てられています。
  無地または刺繍入り。42.75ドル。”


  ロリーンズ・オブ・ワイキキ
  ホノルル・スターブリトゥン紙
  1946年3月13日

  ”ブラウス。クレープ素材。2つのスタイル。12.75ドルと12.50ドル。
  既製またはオーダーメード。”


  ルイス・ラッセル
  ホノルル・スターブリトゥン紙
  1946年3月14日

  ”ディナー・スプレンダー・イブニング・ガウン。
  柔らかくてクラシックな麻で作られています。
  ルイス・ラッセルのオリジナル・デザイン。オーダーメード。
  ガウンは1点1点フィットするように作り変えられます。”


  ジョージ・A・シャヒーンズ
  ホノルル・スターブリトゥン紙
  1946年5月1日

  ”人目を惹く、この中国調パジャマ・アンサンブルを着てくつろいでください。
  美しい色の組み合わせは選べます。既製とオーダーメード。”


  ライ・フォン百貨店
  パラダイスオブザパシフィック誌
  1949年6月号

  ”女性服と男性服。東洋、ヨーロッパ、アメリカの生地。
  中国調のドレスとパジャマをオーダーメードでおつくりします。”


  ポーリーン・レイク
  パラダイスオブザパシフィック誌
  1949年6月号

  ”ヴァン・ブラントが、ポーリーン・レイクだけのためにデザインした
  バティック生地を使ったガウン。” 』



ヴァン・ブラントの名前は、以前「その103」にも出てきましたが、
簡単に繰り返しますと、

1887年生まれの画家で、
パリでジャワ・バティックの手法を学び、
1914年にニューヨークに戻ったあと、そのファブリック・デザインが注目され、
1935年にはハワイに渡り、バティックのデザインを提供したようです。

m_Myron20van20Brundt2020(188720-201963).jpg

https://vintage-aloha-shirt.blog.ss-blog.jp/2020-05-07


本文の内容を具体的に示す広告例は前回と今回で終わりです。
次回からは再び「1946年 ハワイでの、オーダーメードのデザイナーと服のスタイル」の
本文に戻ります。


(次回に続く)

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