ハワイの新聞記事から その381 1972年 ワットムルス～エレン・ジェンセン・ワットムルへのインタビュー(５)

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

現在は、
1972年に行われた
エレン・ジェンセン・
ワットムルへのインタビューを
翻訳しています。

****************************



****************************

『ワットムルス～
エレン・ジェンセン・
ワットムルへのインタビュー(4)
インタビュー／
キャサリン・Ｂ・アレン

････中略････

（訳者補足：コンサート・
ピアニストを目指して
学んでいたが、
事故で指を失い、
ピアニストにはなれなかった。）

　第一次世界大戦後は、
音楽を教え、
勉強もしていました。

私の音楽の先生は、
名前をクララ・マッカローと
いうのですが、彼女が
1919年にジェラルディン・
エイトケンという人から
手紙を受け取りました。

その人はずっと以前に、
キャディ先生の生徒の一人
だったのですが、
「もし手が空いていて、
まだ音楽に興味があるなら、
ホノルルに来て音楽教室を
手伝ってくれませんか」と
言ってきたのです。

というのも、彼女は
自分の手に負えないほど
多くの生徒を
抱えていたからです。

当時私は22歳で、
もちろんハワイという言葉は
とてもロマンチックな
響きでしたし、
ハワイで教えるというのは
私がやりたい仕事でも
ありました。

だから、ハワイに行くために
努力の限りを尽くしました。

　ハワイに来るのに
お金を借りていたのですが、
当時船賃はたったの90ドルで、
それまでオレゴン州から
外に出たことがなかった
私にとって、その船旅は
とてもいい経験になりました。

実は私はそれまで
海を見たことが
なかったのですが、
太平洋を横断する航海なんて、
私には、夢見たこともないほど
うっとりするものでした。』

****************************

話は、エレン・ワットムルが
ハワイに渡ってくる部分に
差し掛かってきたので、
このあとはじっくり
翻訳していこうと思います。

とはいえ、話は
とてもゆっくりなのですが。




（次回に続く）

タグ：ハワイの衣料品産業 アロハシャツの歴史 ヴィンテージ・アロハシャツ エレン・ワットムル エレン・ジェンセン・ワットムル Ｇ・Ｊ・ワットムル