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ハワイの新聞記事から その323 1956年 ハワイアントグス~手捺染の生地がファッションを刺激する(6) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

現在は、
1956年のホノルル・
アドヴァタイザー紙掲載の、
ハワイの衣料品産業に関する
シリーズ記事の第12回、
ハワイアントグスを
翻訳中です。

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s-DSCN7642(1).jpg

(1950年代前半頃の織ネーム
~筆者コレクションより)

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『シリーズ ハワイの
ファッション産業(12)
~ハワイアントグス
手捺染の生地が
ファッションを刺激する(6)

 衣料品ビジネスを、
面白いものにし、
またイライラさせるほど
つまらないものにもする要因は、
大衆はときとして
意外なものを好むものだという
事実である。

けばけばしい色彩の
ハイビスカス・プリントを
使った最近の服は、
観光で訪れた買い物客には
うってつけのものであると
考えられている。

ところが逆に、そうした服が
店に置かれていると、
主として地元住民と
取引しているような店で
よりよく売れるのであり、
再注文もこうした小売店に
殺到するのである。

 レーヨンを求める市場は
限られている一方、
手捺染で色付けされた
上質なプリント生地は、
良いデザインと
優れた縫製とを備えた服に
加工されたとき、
容易に買ってもらえる
ものであると
ハワイアントグスは
最近分かったのである。』

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「けばけばしい色彩の
ハイビスカス・プリントの服は
観光客よりも地元住民に
意外によく売れる」
そうです。

また、
「レーヨンはそれほど
人気が高くはないが、
手捺染された
上質なレーヨン生地を使い、
きれいに縫製されていれば
よく売れる」
そうです。

1956年のファッション事情として
記憶しておきたいと思います。


この新聞記事は今回で終わりです。
次回をお楽しみに。



(次回に続く)

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