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ハワイの新聞記事から その314 1956年 ラウハラ~ラウハラは本土風にデザインする(3) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

現在は、
1956年のホノルル・
アドヴァタイザー紙掲載の、
ハワイの衣料品産業に関する
シリーズ記事の第11回、
ラウハラ・スポーツウェアを
翻訳中です。

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『シリーズ ハワイの
ファッション産業(11)
~ラウハラ・スポーツウェア
ラウハラは本土風に
デザインする(3)

 ラウハラ・スポーツウェアの
ビジネスはどの点から見ても
ファミリー・ビジネスである。

同社は1942年にチン氏によって
創業されたのであるが、
当初は衣料品製造会社として
ではなく、
オーナーがハワイ島から輸入した
ラウハラ編みのハンドバッグの
小売店として創業された。

商品の仕上げは
彼の家族によって行われ、
その小さなビジネスは
チン氏の家から
運営されていたのである。』

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「ラウハラ編みのハンドバッグ」
というのは、例えば、
こんな感じのもの ↓ 

f83d44cb40871f3bc8e7e998347519f47cd5cc72.800x600.jpg

https://www.aloha-program.com/curriculum/lecture/detail/141

(アロハプログラムの
HPより引用)

ではないかと想像します。


ラウハラ・スポーツウェアは
最初は「ラウハラ・セールス」
という社名の会社でした。
上の記事にあるように、
ラウハラ編みの雑貨を
ハワイ島から仕入れて
オアフ島で販売していた
わけです。

「セールス」から
「スポーツウェア」に
社名を変更したのは、
筆者が調べた限りでは、
1953年頃でした。

ハワイでは
1940年代末頃から
アロハシャツや
ハワイアンドレスが
人気となり、
ラウハラ社でも、次第に
軸足が衣料品に移っていき、
1953年頃に、
遅ればせながら社名を
実態に合わせたのでは
ないでしょうか?

それにしても
創業が1942年だったというのは
今回初めて知りました。
ただ、衣料品の製造を
始めたのは1940年代末だと
筆者は推測します。



(次回に続く)

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