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ハワイの新聞記事から その279 1956年 ナリイ・ファッションズ~子供服にはナリイのレーベルが付いている(3) [ハワイの新聞記事から]

筆者が収集した、
アロハシャツに関する
ハワイの新聞記事の中から
面白そうなものを
ランダムに選び、
翻訳してご紹介しています。

現在は、
1956年のホノルル・
アドヴァタイザー紙に
掲載された、
ハワイの衣料品産業に関する
シリーズ記事の第8回で、
ナリイ・ファッションズに
関する記事になります。

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s-DSCN6312(1).jpg

(1950年代半ば頃の
ナリイのアロハシャツ
~筆者コレクションより)

Nali'i.jpg

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『シリーズ ハワイの
ファッション産業(8)
ナリイ・ファッションズ~
子供服にはナリイの
レーベルが付いている(3)
文/セシル・ネイション

 ナリイ・ファッションズの
ビジネスは、トプジー
(訳注:1937年の楽曲のことか?)
のように急成長し、
工場は1952年にピア・セブン
(訳注:7番埠頭)に
開かれたが、
そこには3台の機械と、
まだ完了していない
購入注文の山があった。

子供向けのお洒落な
スタイルだと
見てすぐにわかるため、
地元の需要が生まれ、
その結果、
マカロア通り1522番地に
新しい工場を
構えることとなった。

ちなみにそこでは、
50人の従業員によって
操作されている
36台の機械が
忙しく裁断し、縫製し、
仕上げ続けたのである。

 最初に雇われたお針子である
ミルドレッド・オオタ女史は
現在、この工場を任されている
職工長である。

 乳児から幼児、
そして子供サイズの16まで
幅広いサイズで
裁断されている。

少量の男児服には
キモノ、ハッピ・コート、
シャツが含まれる。』

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ナリイ・ファッションズの
工場は、最初は1952年に
ピア・セブンに開設され、
その後、
マカロア通り1522番地に
開かれたことがわかりました。

また、最初は3台の機械しか
なかったようですが、
36台の機械を備えるまでに
成長したことも
わかりました。

さらには男児用の服も
量は少ないけれど
作られていて、
アイテムとしては
キモノ、ハッピ・コート、
シャツなどであったことも
わかりました。

筆者所有の上のシャツは
男児用のアロハシャツとして
作られてものなのでしょう。

ちなみに上のシャツには
「リバティハウス」の
織ネームが付けられています。
この記事でも触れられている
リバティハウスのバイヤーの
キャロライン・クレメントが
関わっていたものなのかも
しれませんね。


(次回に続く)

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